(台湾誠第18496部隊)
第157飛行場大隊 臺灣誠第18496部隊 慰霊碑 (愛知県幡豆郡三ヶ根山・比島観音霊場) (平成17年4月3日) |
碑文
昭和拾九年六月拾九日軍令陸甲第六拾號に據り第百五拾七飛行場大隊編成下令
千葉縣柏市在第七飛行場大隊に於いて編成開始
同月参拾日編成完結
陸軍大尉淵上正記大隊長に着任同時指揮権発動
臺灣轉進の為め七月拾壹日門司港出港
同月貮拾壹日基隆港上陸
同月貮拾貮日高雄州屏東着
同月同日から要地防衛任務に就く
拾月拾貮日から同月拾七日の間臺灣並びに南西諸島に於ける防衛戰闘に参加
同月拾八日から昭和貮拾年参月貮拾五日の間臺灣並びに南西諸島に於ける防衛戰闘並びに作戰準備
同月貮拾六日から六月貮拾日の間臺灣並びに南西諸島に於ける天號航空作戦に参加
同年八月拾四日停戰詔書発布
昭和貮拾壹年壹月壹日復員下令
参月八日高雄港出港
同月拾五日大竹港上陸
同月拾八日復員除隊となる
戰死者
岡部善晴 塩谷重嗣 中馬彦一
中村茂夫 多和田光春 菅野忠義
三浦重信 平野敏則 荒川 厳
塚田松雄 辻 康 森岡 貢
鈴木善藏 大向勝郎 飯田正雄
鳶 利夫 蓮沼 衞 山崎新平
松本 茂 竹山 茂 田邉浅吉
神谷光字 開田可一 竹田光雄
久永 忠 山川弘至 岩崎 彰
山田權十郎 岡田良一 野原信平
原 敏夫
昭和五十五年八月貮拾五日
第百五拾七飛行場大隊
大隊長 淵上正記
戦友会一同 建立
「屏東飛行場 特攻隊発進基地」の碑 |
【飛行場大隊】
飛行場大隊は機体、エンジンの整備、修理を行なう整備中隊(ガソリン車、起動車をもつ)と警備中隊からなっていた。
警備とは敵兵から飛行場を守る歩兵や九八式20ミリ高射機関銃で防空の任に当たる兵力である。
基地でのガソリン車としては「いすず」の九四式六輪と四輪のトラック(1.5トン、70馬力)やトヨタの九七式2トン・トラックが用いられた。
防空用の九八式20ミリ高射機関砲は6門を単位とし、105名で1個中隊をなしたが、これを飛行場が装備したのは昭和18年以降のことである。
夜間、飛行場防衛用には直径1.5メートルの探照灯自動車(「いすず」六輪車、70馬力)が昭和11年に採用になった。
(参考:木俣滋郎 著 『陸軍航空隊全史』 朝日ソノラマ 文庫版航空戦史シリーズ90 1994年7月 第6刷発行)
(平成31年1月4日 追記)
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