第48師団

(通称号:海兵団)







「忠魂 台湾軍」の碑
熊本県護国神社




(平成23年2月8日)

【碑文】

我が台湾軍は 北白川宮能久親王を奉戴して台湾に進駐以来 全島の治安警備と南方第一線の重鎮として国防の任に当ってきた
昭和12年7月 日支事変勃発するや勇躍征途に就き 中支貴腰湾に敵前上陸を敢行
爾後揚子江沿岸を遡江進撃して怒涛の如き敵軍を撃破し 遂に武漢三鎮を陥落せしめ 陸の魚雷と激賞された
更には反転南進して海南島を攻略し これを拠点に欽寧公路をはじめ南支一円を席巻した
昭和15年11月 機械化部隊として陣容を整え 第48師團を編成し 大東亜戦争に突入するや間髪を入れずフィリッピンに進撃して首都マニラを制圧
息つく間もなくジャワ島スラバヤをこれ亦旬日にして一掃平定し 敵前上陸の台湾軍として勇名を轟かせた
その後濠北小スンダ諸島に移駐し 新鋭有力なる台湾志願兵を加えて戡定の任に就いた
しかし 戦局我に利あらず昭和20年8月15日終戦の詔勅を拝するに至ったのである
台湾軍創設以来 台湾の治安警備に 中支南支の戦線に 将亦南十字の星のもと 南溟の海に孤島に ひたすら祖国の必勝と繁栄を念じて散華された英霊の忠魂を讃え 
茲に碑を建て篤く顕彰する
英霊よ 安らかに眠り給え

昭和57年4月4日

忠魂碑建立参加部隊名

台湾歩兵第1聯隊
台湾歩兵第2聯隊
台湾山砲兵第48聯隊
澎湖島馬公重砲兵聯隊
台湾工兵第48聯隊
第48師團通信隊
陸上勤務第123中隊
台湾志願兵戦友会

昭和57年4月4日


【第48師団】

第48師団は昭和17年チモール島に進攻、オーストラリア攻略の目的で、防衛作戦に従事しつつ待機していた。
19年の半ば、南太平洋の戦況が不利に陥るや、チモールの空軍も日増しに漸減し、ついに豪州進攻の話も自然消滅となり、海空軍の援助も受けられない。
大本営直轄となって現地自活による防衛作戦に従事することになった。

(参考:鄭 春河 著 『台湾人元志願兵と大東亜戦争』 平成10年12月第1刷 展転社 発行)

(平成30年12月18日追記)




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