八九式7.7ミリ旋回機関銃


 平成24年4月28日

フィリピン共和国ルソン島・クラーク博物館

八九式7.7ミリ旋回機関銃(右側の銃) 八九式7.7ミリ旋回機関銃(左側の銃)

【八九式7.7ミリ旋回機関銃】

陸軍最初の航空機銃である改造3年式旋回機銃のあとを受けて、大正11年に回転弾倉式の7.7ミリ甲号および乙号遊動式(旋回式)機銃が設計された。
大正14年3月から審査が行われ、昭和3年に乙号機銃が「八九式旋回機関銃」として採用された。
弾倉は69発入りの円盤型回転弾倉。
初速810メートル/秒、発射速度は750発/分、有効射程は600メートル。
この機銃は、八八式偵察機、八八式軽爆撃機、九三式重爆撃機、九三双発軽爆撃機、九三式単発軽爆撃機、九二式偵察機、九八式軽爆撃機などに装備された。

(参考:月刊雑誌『丸』別冊 『日本兵器総集(昭和16年~20年版)』 昭和52年発行)



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