ブラフ18番館

神奈川県横浜市中区山手町16番地(山手・イタリア山庭園内)


ブラフ18番館 平成15年12月14日

この建物は、関東大震災(1923年)後に山手町45番地に建てられた外国人住宅です。
戦後は天主公教横浜教区(現カトリック横浜司教区)の所有となり、カトリック山手教会の司祭館として平成3年(1991年)まで使用されてきました。
建物は木造2階建で、フランス瓦の屋根、暖炉の煙突、ベイウィンドウ、上げ下げ窓と鎧戸、南側のバルコニーとサンルーム、中廊下型の平面構成など、震災前の外国人住宅の特徴を残しながら、外壁は震災の経験を生かし、防火を考慮したモルタル吹き付け仕上げとなっています。
また、解体時の調査により、これは震災前に建てられた建物が震災による火災を免れ(O.Mブール著「古き横浜の壊滅」の火災を免れてた家々。山手45番地のR.Cバウデンの住居)、部材を転用して同じ場所に再建されたものであることが判明しました。
平成3年11月に、解体されることになったため、横浜市が解体調査を実施。
部材の寄付を受け、このたび山手・イタリア山庭園内の現在地(旧山手居留地18番)に移築復元されました。
1階では、震災復興期(大正末期~昭和初期)の外国人住宅の暮らしを再現し、元町で製作されていた当時の横浜家具を復元展示するなど、実際に当時の暮らしを体験することができます。
2階では図書資料やコンピューター検索、ビデオ等を取りそろえて、「横浜山手」の歴史に関する資料を展示、紹介しています。

(リーフレットより)


サロン サロン

南東側にサンルームを配し、ベイウィンドウや特徴的な窓を有する部屋です。
リビングルーム



リビングルーム






(平成15年12月14日)

案内

開館時間
9:30~17:00(7,8月は18:00まで)
休館日
第2水曜日(祝日の場合は翌日)
年末年始(12/29~1/3)
入場料
無料

交通
JR石川町駅より徒歩5分
バス
桜木町駅より11系統「イタリア山庭園前」下車、徒歩2分

一般駐車場はありませんので、車でのご利用はご遠慮ください。



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