独立山砲兵第3連隊

(通称号:備5511部隊)

編成地 編成時期 終戦時の上級部隊 終戦時の所在地
久留米 大正11年 第31軍 サイパン島

連隊の前身は、明治40年編成の山砲兵第3大隊。
大正6年に改編、11年に「独立」の冠称を付す。
大正14年、軍縮で第18師団が廃止となり、第12師団に入る。

昭和7年、上海事変に際し、混成第24旅団に第2大隊を配属。
呉松淞港上陸後、南翔鎮、嘉定方面に作戦した。
昭和11年、九四式山砲に換装。
支那事変には2個大隊6個中隊、山砲24門、約2500名、馬匹1500頭の編成で出動。
北支の作戦を皮切りに南京攻略戦に参加。
その後、青島へ移動。
第2大隊は太原攻略戦に参加。
主力は、昭和13年、徐州会戦、武漢攻略戦に、昭和14年には南昌作戦に、昭和15年には宜昌作戦、昭和16年には第一次長沙作戦に参加した。

大東亜戦争ではマレー作戦に参加の予定だったが、開戦後フィリピンに変更され、バターン、コレヒドール作戦に参加した。
昭和17年5月、関東軍編入。
開原に駐屯し、教育訓練及び警備に任じる。
昭和19年2月、第2大隊を南千島の独立混成第8連隊に配属。
連隊主力はサイパン島派遣となる。
東寧の野戦重砲兵第9連隊から1個大隊の配属を受けて新たに第2大隊を編成。
同隊は4年式15榴12門を装備。
昭和19年3月、サイパン島で陣地構築に着手。
6月、上陸した米軍に火力戦闘を開始し奮闘したが玉砕する。


至誠一貫の碑


「至誠一貫」の碑
(福岡県久留米市・陸自久留米駐屯地)

勅諭拝受50周年記念
昭和7年1月4日
獨立山砲兵第3聯隊


(平成20年11月20日)
慰霊の塔


慰霊之塔
(福岡県久留米市・陸自久留米駐屯地)

昭和43年4月
久留米独立山砲会有志建之



(平成20年11月20日)

独立山砲兵第3連隊の概要

明治40年10月
第18師団が久留米に設置せらる。
同師団所属の山砲兵大隊は第12師団小倉野砲兵第12連隊内に於て大隊本部及び第1中隊(幹部・その他一部)編成さる。
第11師団善通寺野砲兵第11連隊より下士官以下20数名編入され到着す。

明治40年12月1日
山砲兵大隊要員の初年兵96名小倉野砲兵第12連隊に入隊す。
第1中隊完成。

明治41年3月12日
久留米に新設中の兵舎等が概ね完成したので小倉より久留米に移転す。

明治41年12月1日
初年兵入隊。
第2中隊完成。

明治42年12月1日
初年兵入隊。
第3中隊完成。
山砲兵大隊は全国で3個大隊(第1大隊仙台、第2大隊岡山、第3大隊久留米)
当時3個大隊共各3個中隊の大隊編成であったがじ後連隊編成改変、平時4個中隊の2個大隊、戦時は6個中隊の2個大隊。

大正3年8月
青島戦においては独立第18師団に1個中隊配属参加。
当時の中隊は6門編成。
中隊長 原 寅生大尉

大正11年8月
戦時その他の場合何れの師団にも配属できるようにと「独立」の称号が付せられるようになった。

大正14年5月1日
軍備整理のため第18師団廃止せらる。
連隊は第12師団所属となる。

昭和7年3月3日〜28日
上海事変には混成第24旅団独立山砲兵第3連隊第2大隊の1個大隊(2個中隊)参加。

昭和7〜8年
満洲事変においては漢口・天津・済南等の守備部隊として1個中隊派遣(1年交代)

(陸自久留米駐屯地資料館展示パネルより)

第18師団 山砲兵第3大隊第3中隊

【独立山砲三聯隊】

現在の特科連隊的要素をもった部隊であり、31式山砲等を装備していた。
平時は2個大隊4個中隊(戦時:6個中隊)編成で1個中隊4門を保有。
昭和12年、日支事変勃発とともに北支へ出征、中支各地を転戦ののち満州にあったが、サイパン守備に任じ19年7月玉砕した。
(聯隊の第二大隊は、サイパン転用にあたり千島派遣となり玉砕は免れた。)
聯隊が北支へ出征後、補充隊が編成され山砲兵第12聯隊として14年満州へ派遣。
その後は平時編成から姿を消し、隣接の野砲兵第24聯隊補充隊へ吸収合併された。
通常、馬で牽引するが山道や不整地では分解して搬送した。
このため、初期の山砲兵は歩兵等に比して体格のガッシリした者が多かったが、戦争末期にはそうでもなかったそうである。(見学者談)

(陸自久留米駐屯地資料館展示パネルより)

 (陸自久留米駐屯地資料館展示写真より)

広報資料館



陸上自衛隊 久留米駐屯地
広報資料館(歴史資料館)

(福岡県久留米市国分町100)

歩兵第48連隊本部営舎


(平成20年11月20日)

久留米駐屯地広報資料館

本広報資料館は明治・大正・昭和に至る旧軍郷土部隊、特に第12師団、第18師団(菊兵団)、第56師団(龍兵団)等の貴重な資料や自衛隊関係資料等、約2000点を展示しています。
尚、資料館は明治30年(1897年)に建築された旧軍歩兵第48連隊の本部営舎(2階部)を使用しています。

開館時間:午前8時から午後5時
休館日:土・日・祭日

(リーフレットより)

久留米駐屯地



陸上自衛隊久留米駐屯地
(福岡県久留米市国分町100)





(平成20年11月20日)

《駐屯地の紹介》

昭和27年3月から警察予備隊の一部が当駐屯地に移駐し、同年12月その主力の特科64連隊が長崎県針尾より移駐して久留米駐屯地となった。
その後、昭和29年6月から第4特科連隊と改称され、平成2年3月第4高射特科大隊が第4特科連隊より師団直轄へ改編された。
また、平成15年3月師団改編により、第4後方支援連隊第2整備大隊の特科直接支援中隊及び高射直接支援隊が新編され現在に至る。
なお、佐賀県、福岡県筑後地区(筑後川以南)を担当隊区としております。

(リーフレットより)




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