1.なんで遠回りするの?

(成田〜シンガポール〜ブリスベン)


そもそもの経緯は・・・
もう5年以上も前のことになるが、福岡で編成されガダルカナル島で玉砕した部隊の遺族会の事務局長さんと知り合った。
メールと手紙だけのやり取りだったが、この事務局長さんは現地での遺骨収集に熱心な方で、是非、一緒にガダルカナル島へ行って遺骨収集を手伝って欲しいとのことだった。
当然、快諾したのだが・・・
4年前、ガダルカナル島への遺族会の巡拝慰霊団に参加して欲しいとの要請があり、申し込んだのだが、出発1ヶ月前に突然中止の連絡が入った。理由は参加者が少ないので・・・ということだった。
翌年、再び巡拝慰霊団の話が来たので、今度こそはと参加の申し込みをしたが、これまた出発1ヶ月前に突然の中止。
今度は団長をお願いしている方の体調が悪くなり参加できなくなったので・・・ということだった。
団長を別の人に頼めばいいのではないかと言ったのだが、どうしてもこの方が一緒に行きたいというので、この方の体調に合わせることになったから中止だという。(唖然)
そして、翌年・・・・
今度こそは、ということだったが、今度は事務局長さん本人が体調を崩して入院してしまい出発直前に中止となった。
これで3年連続のドタキャンである。
「ドタキャン癖」というのは、一度始まったら続くらしい・・・・

以前から、この事務局長さんとの約束があったので、毎回、参加の申し込みをして自分の予定を調整していたが・・・
さすがに3年間も毎回、毎回ドタキャンされたのでは堪ったものではない。
私が関係する団体の会議は、すべて私の予定に合わせて「この時期はガダルカナル島に行くから・・・」と会議開催日を変更してもらっているのである。
で・・・毎年、ドタキャン・・・
さすがに周囲から「いつガダルカナル島に行くんだ?」と「嘘つき呼ばわり」された。
いい迷惑である・・・・
退院後の事務局長さんから「次回は必ず実行するから懲りずに参加して欲しい」と言われたが、「ドタキャン癖」は治らないだろう。
4回目もドタキャンされたら、さすがに我慢にも限度というものがある。
と・・・・翌年は、ついに誘いの連絡も来なかったので、これ幸いと私からも連絡をしなかったのである。

そして、今年・・・・
突然見知らぬ人から電話がかかってきて「ガダルカナル島の慰霊は11月に決まりましたので、よろしく!」と言う。
「事務局長さんとは、以前、そういう話をしたことがありますが・・・」と言ったら、「その事務局長さんはお亡くなりになりました」と電話の相手は言う。(驚)
それで、昨年は何の連絡もなかったのか・・・
その方の話によると、遺品の中の巡拝慰霊団参加予定者名簿に私の名前があったという。
で・・・今回の巡拝慰霊は、事務局長さんの娘さんが、現地にお父さんの散骨も行うのだという。
「あとは旅行社から連絡がありますので、打ち合わせてください」と一方的に“命じられ”て電話が切れた・・・(唖然)
こちらの都合も何も尋ねないのには驚いた・・・・

数日後、再びこの方から電話がかかってきて「日程が変更になりましたので、よろしく!」と言っただけで電話が切れた・・・(唖然)
おい、おい、また始まったか・・・変更だのキャンセルだの・・・(大汗)
嫌な予感・・・
無理して同行することもないのだが、この事務局長さんとは生前、とうとう会うことができなかった。
私も「戦友会」の事務局長をやっているので、同じ「事務局長」という縁もあると言えばあるか・・・
これも何かの縁ということで、散骨に立ち会ってあげようかと気を取り直し、今回の旅となったのである。

平成22年(2010年)11月16日 【1日目】

昨晩は京成成田駅近くのホテルに前泊。
早朝、ホテルから成田空港へ向かう。

今日からガダルカナル島へ巡拝慰霊に向かうのである。
慰霊団は福岡県の歩兵第124連隊の遺族・・・・

慰霊団は福岡空港から出発。
成田空港からは私の他にご夫婦が1組参加される。
というわけで・・・・携帯電話でやり取りしながら空港で待ち合わせする。

一面識もないのだが、うまく待ち合わせに成功!
携帯電話というのは便利なものであるとつくづく感心した。(笑)

11時30分発のシンガポール航空637便にてシンガポール空港に向かう。
福岡空港から出発した慰霊団とここで落ち合うことになっている。
で・・・合流後、今度はオーストラリアのブリスベンへ向かい、そこで又乗り換えてガダルカナル島のホニアラに向かうのである。
ご一緒の“ホサカ夫妻”ともお話ししたのだが・・・・
誰がこんな遠回りのルートを考えたのやら・・・
ガダルカナル島への直行便はないが、少なくとも成田発の夜の便で真っすぐポートモレスビーとかオーストラリアへ行けたのではないか?
その方が早く着くんじゃないのか?

機内食

現地時間の午後6時・・・・シンガポール空港に無事到着。
日本との時差はマイナス1時間である。
飛行時間は約7時間30分・・・・・
いやぁ〜こんなに長く乗るのも辛いものがある。(笑)

福岡組は先にシンガポールに到着しており、市内に出て観光と夕食をとって空港に戻ってくる予定とのこと。
で・・・我々成田組3名は・・・・・
ただただ空港内でポツ〜ンと4時間近く、彼らを待ち続けるということになっている。(唖然)
夕食もない・・・・自己負担である。
それで、旅費は、みんなと同じ額のようである。(唖然)
まぁ、成田からだから、福岡発とは航空運賃が違うので、シンガポール観光代と相殺したのだろうが・・・・

それにしても参った・・・なにせ、こっちには添乗員がいないのである!
強いて言えば・・・私が添乗員なのである!(大笑)
うまく福岡組と合流できるかどうかが心配である。
それにしても・・・・あ〜暇だぁ〜(笑)

ブリスベン行きの便の中でも機内食は出るのだろうが・・・・
ちょっと、ここで腹ごしらえしておいたほうがいいのではないかということで空港内のレストランで3人で食事をする事にした。

今から30年も前に一度だけシンガポールに来たことがある。
が・・・記憶がない・・・こんな空港だっけ?(苦笑)
空港は新しくなったんでしょうねぇ〜・・・たぶん・・・・
それにしても広い!広すぎる!

旅行日程表には、待ち合わせの時に迷子にならないように・・・と注意書きが書かれていた。(笑)
ターミナルが3つあるらしく、ブリスベン行きに乗るには、スカイトレインというターミナル間を移動する“電車”(?)に乗らなければならないようだ。
日程表では我々の成田からの便はターミナル2に到着して、ブリスベン行きの便はターミナル3から出発するらしい。
が・・・あくまでも「予定」だから、現地で自分で確認しろとのこと・・・(笑)
なんだか・・・よくわからない。

ターミナルビルが3つ、独立して離れているのかというと、そういう感じでもなさそうなのである。
どうも空港ビルの形がわからぬ。(笑)
もしかして自分が今いるのはターミナル3じゃなかろうか?
到着はターミナル2じゃなくてターミナル3だったのではなかろうかか?
あれ?
生来の方向音痴である・・・・自分の現在位置がわからない。(大汗)

いずれにせよ、ブリスベン行きのゲートに向かって行けばいいのだろう。
スカイトレインに乗ってゲートのある場所まで移動するが、乗客は我々3名しかいないので心細い。
それもそのはず、我々が乗るのは午後9時15分発の飛行機なのだ。
時刻はまだ午後7時・・・・こんなに早く搭乗口に行く乗客がいるわけがない。(笑)

「スカイトレイン」の内部

うまく喫煙所を見つけたので、ようやくタバコが吸える。(ラッキー!)
とにかく搭乗口まで来ていれば、あとは3人が別行動をとっても大丈夫だろう。

午後8時過ぎ、福岡組が搭乗口に到着して無事に合流する。
なにせ、日本人の高齢者(失礼!)のグループは、このグループぐらいしかないからすぐわかった。(大笑)
自己紹介は現地に着いてからということで、なんとなく適当に搭乗時間まで時間を潰す。

午後9時15分発、シンガポール航空235便でブリスベンに向かう。
現地到着は明日の朝・・・・つまり、機内泊である。

夜中の機内食

夜中の機内食サービス・・・・現地時間で午後11時過ぎである。
午後11時(日本時間で午前0時)にようやく「夕食」である!
空港で食事しておいて正解だった。(笑)

平成22年(2010年)11月17日 【2日目】

日本時間で午前4時過ぎに朝食の機内サービス・・・・
う〜ん・・・調子が狂っちまうなぁ〜・・・これ・・・・

朝食

現地時間午前7時過ぎ、シンガポールから8時間もかかってオーストラリアのブリスベンに到着する。(涙)
あ〜!!!なんと時間のかかることか!
誰なんだよぉ〜こんなコースを考えたのは!(怒)
日本との時差はプラス1時間である。

オーストラリアは食べ物の持込にはかなり厳しいと聞いていた。
我がツアー参加者の中にインスタントラーメンや菓子類を持ってきていた人が何人かいたようで、どうも“捕まった”らしい・・・(汗)
おかげで、全員が入国を果たすまでに、かなり時間がかかった。
「知ってはいたが、大丈夫だろう」ということで持ち込んだらしい・・・
ツアーの場合、こういう人が一人でもいると他の参加者に迷惑である。

空港の建物の外でタバコが吸えるというので、外に出て一服する。
私としてはタバコを吸う時間が取れたので大助かりだが・・・・(笑)

空港内で旗を持った「サーフ・レスキュー」の人形がいくつも見かける。
何だろ・・・・これ?
何の意味なんだろ?(笑)
私はサーフィンなんかやらないからわからない。

空港から外を見てみる・・・

ここから今度はガダルカナル島のホニアラへ乗り換えである。
成田で乗せた荷物を持って、ソロモン航空のカウンターへ行き搭乗手続きをする。

ブリスベン空港内

午前9時30分発、ソロモン航空701便でガダルカナル島に向かう。



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