5.ホニアラを散策


平成22年(2010年)11月19日 【4日目】

さて、ホテルに到着して・・・
添乗員が「5時にロビーに集合して下さい。それまでは自由時間です」と言う。
一旦、部屋に行き、そこで気が付いた・・・
ん?
どうもおかしい・・・
今は午後2時半過ぎ・・・5時まで自由時間?
2時間半も自由時間なのか?
日程表では、15時から博物館と植物園の見学となっている。
5時に集合して博物館が見学できるんだろうか?
博物館は5時に閉館するのではないだろうか?
植物園に至っては、博物館の見学後では真っ暗になってしまい、何も見えないのではないだろうか?(笑)
15時の間違いではないだろうか?
さすがに不安になって、15時・・・つまり午後3時にロビーに行ってみたが誰も集合していない。
ということは、やっぱり5時なのか?
同室の“ヤマグチさん”に確認したら、確かに「5時」って言ってた・・・と言う。
それでも、どうも納得できないんだけど・・・
添乗員の部屋に電話をしたが・・・出ない・・・

午後4時、添乗員から部屋に電話がかかって来た。
「もしかして、5時じゃなくて15時の間違いだったのではないですか?」と尋ねたところ・・・
「いえ、私はちゃんと5時と言いました。5時で間違いないんですけど、今日は残念ながら博物館も植物園も休みだそうなので、夕食の7時まで自由時間となります」と言う。
え?休館?
ホントかなぁ〜
どうも言い訳が疑わしい・・・

この慰霊巡拝のツアーは日本の最大手のアルファベット3文字の「某社」が請け負ったツアーである。
が・・・添乗員は若い女の子で、しかも、ガダルカナル島は初めてだという。
ツアー出発の前日だか前々日まで別のツアーの添乗員をしていて、帰国早々、すぐにこのツアーの添乗をするように言われたので、急いで図書館でガダルカナル島に関する本を借りて、それを持参して来たという。
図書館から借りた本を海外に持ち出すなんて、途中で失くしたらどうするのだろうと、その神経を疑ったが・・・・

どう考えても、彼女の言い訳が怪しい・・・
「15時」を「午後5時」と間違えたのではあるまいか?
間違えたのなら、それはそれで仕方がない・・・謝ればいいことだと思うのだが・・・
この旅行社のマニュアルには「間違っても客には謝るな」と書いてあるのだろうか?

いずれにせよ、仕方がない・・・・
今度は午後7時まで自由時間だということなので、一人で町をブラブラ歩いてみる事にする。
見知らぬ街を一人で歩くなんて危険極まりないが・・・
私はそういうのが好きなんだから仕方がない。

基本的に私は方向音痴だから・・・・(笑)
ホテルの前のメイン道路をただただ歩くだけにする。
ホテルを出て左に向かって延々と30分歩いてUターンして・・・往復1時間・・・
帰りはホテルの前を通過して、更に15分ほど歩けば往復30分・・・
合計1時間半の散策をする事にした。
「どこまで行く」ではなく「何分間歩く」という時間で管理した方がいい。

途中で見かけた花をパチリ!

花の名前は知らない・・・・
もう1枚・・・・パチリ!
ホニアラ・セントラル・マーケット

市場はすごい人だかりである!
中ではどんなものを売っているのだろうかと気になるところであるが・・・
さすがにこの中を歩くという勇気はなかった・・・(汗)

バス停

バス停にもひとだかり・・・・
ここには時刻表や路線図のようなものは見当たらない。
で・・・バスであるが・・・・
ワンボックスカーである!
こんな小さな車に何人乗るというのか?・・・・というくらい乗り込む・・・・
で・・・・次々とワンボックスカーが到着する。
微妙に行き先が違うのだろうか?
どこを見ると行き先がわかるのだろうか?

そろそろ30分歩いたし・・・繁華街(?)も切れてしまったたようだから引き返そうか・・・
ということで、道路を渡って中央分離帯まできたが、交通量が思ったより多く、向こう側へ渡れない!
ゲゲゲッ!
謎の東洋人が中央分離帯で立ち往生!!(笑)
あ〜目立つなぁ〜これ・・・・みっともねぇなぁ〜・・・
だいたい、信号というのを見かけないのである。
車は、どうも道路を横切るというのはないようで・・・(つまり右折はしない)
車はロータリーのところまで走って、ロータリーでぐるりと回って反対車線に乗って、しばらく戻ってから左折する・・・という感じである。
どうりで十字路というのが見当たらないわけだ。
交差点がないし、自動車用の信号も無いのだから、当然、歩行者用の信号なんていうものも無い。
前後左右をキョロキョロしながら道を渡らねば危なくて仕方がない。
日本は歩行者優先だが、こっちはどうなのかわからない。
車に轢かれるほうが悪い・・・と言われるかもしれないし・・・(笑)
冷や汗ものである。
しばらくの間、立ち往生してしまったが、なんとかかんとか、道路を渡れた・・・・

途中で、いくつかの商店に入ってみる。
どの店も雑貨を扱っていて、電化製品から洋服、おもちゃまで何でもかんでもゴチャゴチャと置いてある。
私がが欲しいのは・・・ステッカー!(笑)
スーツケースに貼ろうと思って捜しているのだが、どこにも売っていない。
「ガダルカナルとかソロモンとかって名前が入っているステッカーは置いてないですか?」と尋ねるのだが、そういうものは“存在”しないらしいのだ。
明らかに「お土産屋さん」というものが見当たらないんだからしょうがないか・・・
住民相手の商店で探すということ自体が無茶か?(笑)

昔はスーツケースにステッカーを貼る人が多かったと思うが、最近は見かけない。
カバンを大事にしているせいなのか、それともレンタルだからなのか・・・(笑)
だいたい、スーツケースなど色が多少違っているくらいで、どれもこれも似たり寄ったりである。
空港で見つけるのには・・・・ステッカーをベタベタ貼ってあると目立つのですぐ見つかる。
しかも、こんな目立つカバンを間違えたり盗んだりするやつはいまい?(笑)
さらに、このステッカーが、いい思い出になるのだ。
この間、ペリリュー島でヒビが入ってしまい、もう使えなくなったスーツケースには30年前に泊まったバンコクやクアラルンプール、シンガポールなどのホテルのステッカーが貼ってある。
今もこれらのホテルがあるかどうかは知らないが・・・30年前の貴重な記念なのだ。
今回の新しいスーツケースにも貼りたいんだよねぇ〜(笑)
何軒も店を尋ね歩いたが、結局、ステッカーは入手できなかった・・・残念・・・

道端でタバコを売っている“おばちゃん”がいた。
タバコは箱ではなく、1本、1本、ばら売りである。(笑)
いくらなんだろう?
試しに買ってみようかと思ったが、英語が通じないと困るので・・・やめた。(大笑)
私は、結構、気が小さいのである・・・・(大笑)

海岸を背にして道路の向こう側を見ると、かなり高い丘が連なっている。
多分、戦時中はあのあたりはジャングルだったのではないかと思う。
だとすると・・・あそこを登るのはかなりキツイよなぁ〜
当時はこの海岸線に沿った道路がある周辺だけが僅かに開けていたぐらいだったのではないだろうか?
戦後間もない頃にここを訪れていたら、この町の印象はかなり違ったものだろうなぁ〜
・・・・などと思いながら歩く。
セントラル・ポリス・ステーション

日本語に訳すと「中央警察署」?

これが・・・警察署?(汗)
道路の脇に、ずいぶん綺麗で豪華な建物が建っていた。
「新興住宅」なのだろうか?
まだ、誰も住んでいないようだから、出来上がったばかりか?

ホテルの前を通過して更に歩く。
途中で、変な“おじさん”から声をかけられる。(笑)
怪しげな謎の東洋人が一人で歩いていることに興味をもったらしい。(大笑)
適当にあしらったのだが、この“おじさん”は、かなりしつこく食い下がって、私に質問攻め・・・(汗)
結局、この“おじさん”と英語で話しながらしばらく歩く破目になってしまった。
話が噛み合っているのかどうかは知らないが・・・(笑)
そこそこ会話が続いたのだから、一応、話は通じていたのだろう。(笑)
ようやく満足したのか、「それじゃ!」ということで、引き返していった・・・
へっ?・・・・私と話すだけのために、ずっとくっ付いて歩いていたのか?(大笑)

間もなく道路際の街並みも途絶え、寂しい景色になって来た。(汗)
しかも、日が落ち始めたし・・・・
ここでホテルに引き返すことにする。
時刻は夕方6時・・・・
部屋に備え付けのコーヒーを飲んで一服・・・・
同室の“ヤマグチさん”はコーヒーを飲まないので毎日、このコーヒーを一人占め!(笑)
コーヒーとミルクと砂糖が一緒になっているというインスタントコーヒーである。
夕食

夕食後、“盆踊り”の練習をするという。
盆踊り?
みなさん、浴衣や団扇を持参してきているという。
副団長の“フジさん”の話では、「出発直前に突然思いついたので、あなたには連絡しませんでした」とのこと。
いやはや、連絡をいただなくて良かった。
浴衣なんかもってないから、わざわざ買うはめになるところだ。
“知らぬが仏”は、こういう時はありがたい。

ホテルのロビーで輪になって“盆踊り”の練習・・・・
歌は“フジさん”が用意した歌を歌って・・・とのことだが、聞いたこともない歌なんだから一度や二度聞かされても歌えるわけがない。
踊りはどうしても“炭坑節”になってしまう。
「掘って〜掘って〜また掘って〜」・・・である。
“セキ会長”から「慰霊なんだから炭坑節はマズイ」との指示が出たが・・・誰も耳を貸さない。(苦笑)
あ〜でもねぇ、こ〜でもねぇと大騒ぎ(・・・というか、大はしゃぎ)
しかし、場所が、場所ですから・・・あまり騒いでは迷惑だろうと思うのだが・・・
マイペースである・・・・
マイペースも、度が過ぎると迷惑なのだが・・・
私としては冷や汗ものである。

結局、どう踊るのか・・・も決まらず・・・・騒ぐだけ騒いで解散となる。(唖然)


   


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