山口県萩市
平成15年7月26日
復元された洋館駅
自然と歴史の展示館
「維新の里 萩」の南の玄関口にある萩駅は、大正14年に代表的な洋館駅の傑作として建設された。
以後何回かの改築工事があったが、ほとんど建設当時の姿を残しており、平成8年12月20日に文化庁の登録文化財に指定される。
老朽化が激しく、無人駅となっており、駅をJR西日本から無償で譲り受けたのを機に、萩駅を復元し、萩の美しい自然や歴史を紹介する展示館に改築。
平成10年4月17日に「萩市自然と歴史の展示館」としてオープン。
白壁と縦長の大きな窓が特徴のハーフティンバー(壁面に柱や梁が露出する構造)駅の傑作といってよい萩駅。
今回の改装では、建築当時にあった今では大変珍しいドーマー窓(洋風の民家の屋根に見られる小窓)を復元し、間取りも当時のものに近くしている。
建物の前にある電話ボックスは、大正末期から昭和初期に建てられた日本では2番目の型式の物で、写真を元に復元したものである。
この型式の電話ボックスは日本で唯一である。
展示館内では、萩の四季折々の風景や、萩市出身の「日本の鉄道の父」と言われる井上勝の資料などをパネル写真やビデオなどで分かりやすく紹介している。
また、隣には(社)萩市観光協会があり、萩の観光情報は全て分かることができる。
開館時間は午前9時から午後5時まで。
年末年始以外は無休。
夜間は1年中午後10時までライトアップされ、大正ロマン漂う建物が浮かび出されロマンティックな空間となっている。
(萩市観光課・「自然と歴史の展示館」のチラシより)
旧萩駅舎 (平成15年7月26日) |
登録有形文化財(建築物、交通)
登録年月日 平成8年12月20日
所有者 萩市
所在地 萩市大字椿
旧萩駅舎
旧萩駅舎は、1925(大正14)年4月に、美祢みね線延長の長門三隅ながとみすみ・萩間開通にともない開業した。
屋根や窓、壁に洋風のデザインや構造が施され、大正時代末頃の建築様式を今に伝える建物として、重要な資料である。
駅舎内部は、2等(現在のグリーン席)待合室と、一般待合室とに分けられていたといわれる。
(説明板より)
旧萩駅舎(自然と歴史の展示館) 内部の様子です。 (平成15年7月26日) |
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昔懐かしい切符売り場も展示されていました。 あの厚紙の切符・・・・おもわず触りたくなってしまいました。 |
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駅舎前の花壇 花壇の縁石は東京の汐留遺跡の発掘調査で出土した旧新橋駅停車場プラットホームの敷石を利用して造られています。 |
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萩駅 旧萩駅駅舎の向かって左側にあります。 僅かなスペースが現役の萩駅 切符は売店の”キオスク”でお求め下さいとの張り紙あり。 本当なのだろうか? さすがに”キオスク”のおばさんに尋ねる勇気はありませんでした。 |
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