歩兵第72連隊

(通称号:旭1128)

編成地 編成時期 終戦時の上級部隊 終戦時の所在地
宮崎県都城 明治41年 第23師団 フィリピン・ルソン島北部

当初は第12師団所属として大分に創設された歩兵部隊です。
大正7年にシベリアに動員されましたが、1個大隊が全滅するという死闘を演じました。
大正14年、軍縮により連隊は廃止となりました。

昭和14年4月、再び動員、中国のハイラルに駐留。
昭和14年6月、ノモンハン事件に出動、生存者はわずか400名。
昭和19年半ばまでハイラル地区の警備。
昭和19年7月、第4中隊が独立歩兵第59大隊に編入され宮古島に移動。
昭和19年10月、満州里に3,000名を残置し、本隊の3,350名がフィリピンに移動しましたが、途中で連隊本部乗船の摩耶山丸が魚雷攻撃のため撃沈されました。(生存者は900名)
昭和19年12月、フィリピンのルソン島リンガエン湾北岸サンフェルナンドに上陸。
連隊主力はポソロビオ東側山地帯のスグコング、ラバヤグ付近に布陣。
第1大隊はリンガエン西南岸のラトバンに布陣。
昭和20年1月10日、米軍がリンガエンに上陸。
上陸地点近くのダクバンに布陣していた第8中隊(塩月少尉指揮)の1小隊は市街戦を展開するも包囲され、全員突入して9日に玉砕してしまいました。
1月13日には第4中隊長浦本大尉以下30名がポソロビで玉砕。
2月25日、リリット付近までの撤退命令により、連隊(第2・第3大隊)は多量の弾薬と食糧を残したまま急遽撤退。
リリット付近の戦闘は斬り込み隊を編成し、戦車相手の肉弾戦などを展開しましたが、小部隊ごとの玉砕が相次ぎました。
3月12日、主力は更に奥地のサビットに後退しましたが、栄養失調による戦病死者が続出しました。
4月中旬、ラトバンで死闘を演じていた第1大隊が、補充絶無のため全員自決。
連隊主力は、フィリピンゲリラや米軍と交戦しながらブキク峠付近に陣地を構築、ここで終戦を迎えました。
連隊の生存者はハイラル編成当時からの者が約100名、フィリピンで補充された者約300名、合計約400名でした。


田中支隊忠魂碑



西伯利亞出兵 田中支隊忠魂碑
(東京都千代田区 靖国神社境内)




(平成16年1月27日)

田中支隊忠魂碑

昭和9年2月26日田中支隊生存者山崎千代五郎等建設
昭和43年2月27日再建
平成8年9月3日現在地に移設

第1次世界大戦は、4年余にわたって戦われたが、特にロシアに与えた影響は甚大で、大正6年(1917年)3月、革命が起り、翌年3月にはドイツと単独講和を締結してロシア軍は殆ど解体状態となった。
当時オーストリア・ハンガリー軍のチェコ・スロバキア人兵士の中からロシア軍に投降し、連合国側に協力していた約5万のチェコ・スロバキア軍団は、ウラジオストクから欧州の連合国側戦線に増援のため同地に移動していたが、各地でロシア過激派(革命派)等の抵抗を受けていたので、日本、アメリカ、イギリス、フランス等の各国はチェコ・スロバキア軍援助の名目でシベリアに軍を派遣することを決した。
日本からは第12師団が派遣されることとなり、大正7年(1918年)8月、ウラジオストクに上陸し、9月初めにはハバロフスクに進軍した。
田中支隊が属する歩兵第72聯隊は、更に西進してアムール州(現在の中国黒龍江省北方)方面の過激派討伐に任じたが、広域のため小部隊を僻地に分散配置し苦戦を強いられていた。
第3大隊長田中勝輔少佐は砲兵等の配置を受けて田中支隊を編成し、大正8年(1919年)2月25日、敵の退路を遮断する任務を受け、ユフタ(ブラゴベシチェンスク北方)付近に達するや、敵の大集団が北方に退却しつつあるのを知り、香田驍男歩兵少尉の指揮する小隊(44名)を偵察のため先遣したが、約20倍の敵の攻撃を受け負傷者3名の外全員戦死した。
支隊主力(150名)は香田小隊を赴援中、26日朝香田小隊を覆滅した敵と遭遇したが衆寡懸絶して包囲され、敵に多大な損害を与えたが支隊長は敵弾を受けて自刃し、全員壮烈な戦死を遂げた。
更に、配属の砲兵中隊及び歩兵一小隊は西川達次郎砲兵大尉が指揮し、ユフタにおいて待命中、主力方面に銃声を聞き救援に赴いたが優勢な敵と衝突し、負傷して戦場を退いた5名の外107名悉く火砲と運命を共にした。
この忠魂碑は、重傷を負い生還された山崎千代五郎氏等が戦友の悲壮な最後を想起し、その神霊を慰めるため昭和9年2月26日、九段坂下に建立されたものを平成8年9月3日現在地に移設したものである。
本碑台座部分には、大正8年2月27日、第12師団長大井成元陸軍大将から同支隊に授与された感状(昭和43年2月27日再建復刻)が刻まれている。

平成8年9月3日
歩兵第72聯隊戦友会
靖國神社

(説明板より)


奉納・狛犬


奉納・狛犬
(福岡県福岡市・福岡県護国神社

奉献 平成3年4月吉日




(平成20年11月25日)

碑文

福岡聯隊会
歩兵第24聯隊
歩兵第124聯隊
歩兵第226聯隊
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歩兵第187聯隊
歩兵第292聯隊
歩兵第359聯隊
歩兵第453聯隊
歩兵第517聯隊
歩兵第72聯隊第2大隊
独立歩兵第12聯隊
第312独立歩兵大隊
第314独立歩兵大隊
その他 福岡聯隊にて編成された各隊



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