4.澎湖島の史跡巡り(1)

(旧馬公税関派出所・旧澎湖庁舎・旧澎湖庁長官官舎・旧専売局澎湖出張所)


平成25年(2013年)3月3日・第3日目

午前7時、朝食・・・・
普段から自堕落な生活を送っている我が身としては、早起きは苦痛である。(大汗)
自分の都合で出発時間を決められないというのが、こういう「ツアー」のツライ所である。
毎朝が「寝坊してはいけない」という緊張の連続となる。(大笑)

今日の朝食はお粥である。
が・・・問題は・・・その“味”である!(大笑)
今回も甘いか?・・・と“コウノさん”と品定め・・・・
で・・・昨晩の夕食ほどではなかったが、やっぱり甘かった!(苦笑)
一つだけ、ゆで卵だけは、これがショッパイ!・・・いや、塩辛いと言ったほうがいいかも。
単品では食べられないほどショッパイ!(大笑)

というわけで・・・お粥と一緒に食べて、なんとか食べられるといった具合である。
それにしても、この島の料理の味付けは何と極端なんだろうか?(大笑)

馬公商港(Magong Commerce Harbor)

朝食後、出発までに時間があるので、ホテルの目の前の「馬公商港」を散策する。

埠頭から町のほうを見てみる。
中央の建物が、私が宿泊したホテルである。

ホテルのすぐ目の前にあった古い建物・・・
『高雄関税局 駐馬公辦公室』と表札があった。
この建物は、日本統治時代は『馬公税関派出所』だった建物だそうだ。
明治38年に、馬公地区で最初に建築された公的な目的で使用される洋風建造物だったらしい。

高雄関税局 駐馬公辦公室
(旧馬公税関派出所)
改めまして・・・私が宿泊した「寶華観光旅館」というホテル!

え?・・・「大飯店」じゃなくて「旅館」だったのか・・(汗)
今朝になって気が付いた・・・(大笑)

こちらは、昨晩、コーヒーを買ったお店!(大笑)

ホテルの部屋に戻り、出発の準備・・・荷物をまとめる。
部屋から見た景色をパチリ!

午前8時半、ホテルをチェックアウトし、バスに乗り出発する。

最初に向かったのは、市内の『専売局跡』・・・・
しかし、どうもおかしい・・・
私の勘がそう言うのである。(大汗)
ここなのか?
昔は当時の建物があったが、建て直されてしまったのではないかとガイドの“張さん”が話していたが・・・
なんか・・・違う気がするんだよなぁ~

「臺灣省菸酒公賣局澎湖分局馬公配銷處」

ここが日本統治時代の「旧専売局」だと言うのだが・・・???

午前9時・・・続いて『旧澎湖庁舎』・・・現在も県庁舎として使われている建物を見学に行く。

澎湖縣政府辨公室大樓
(旧・澎湖庁舎)

この建物は昭和9年に建築されたらしい。
石造りの建物である。

今日は日曜日だからか、誰もいないので、内部の写真をパチリ!(笑)

中庭に出てみる・・・
ここまでが、日本統治時代の建物である。
この中庭を挟んだ反対側に増築された建物があるのだが、その部分は戦後の増築らしい。

日本統治時代の建物部分(中庭から見る)
中庭の花壇の花!

建物の玄関ロビーの壁に大きな絵が・・・・
この絵・・・見たことがあるぞ!(笑)
昨晩、ステッカーを探して商店街を歩き回り、文房具店のような店に入ったら、この絵の絵葉書が置いてあった。
何の絵なのかさっぱりわからなかったが・・・

 (玄関ロビーに飾ってあった絵)

どうも話によると、澎湖島の伝統的漁法の絵らしい・・・
この絵だけでは、何が何やら、さっぱりわからんが・・・
魚を追い込んで捕まえるのか?
満潮から干潮に転じたときに、ここに魚が残るようにしてあるのか?
ガイドさんの話を良く聞いていなかった。(苦笑)
とにかく、この島伝統の漁法の絵だそうだ・・・

続いて向かったのは、『澎湖開拓館』という資料館・・・
時刻は午前9時20分・・・
『県庁』からバスに乗りグルッと回って向かったが・・・
私のドコモのタブレットのナビの地図を見ると、道路を挟んだお隣である!(唖然)
歩いても直ぐなのに・・・わざわざバスに乗る必要がなかったような気がしますけど・・・(大笑)

澎湖開拓館
(旧・澎湖庁長官官舎)
澎湖開拓館
本館は日本統治時代の澎湖庁長官舎であり、また太平洋戦争後は澎湖県長の公館として使用されていました。
重厚な構造と優雅な庭園を有する大正昭和時期の典型的な和洋混合式建築であり、1935年(昭和10年)3月10日に竣工されました。
1999年に澎湖県政府はこの歴史的建築物を有効活用するため、澎湖県長公館の風貌を留めながら修復を施し、澎湖開拓館として装いも
新たに、2003年7月に澎湖の歴史文化を知るための足がかりとして開館しました。

澎湖県長公館は大正昭和期の典型的な和洋混合式建築であり、門構え、玄関、応接間、茶の間には昭和初期に導入された鉄筋コンクリート
様式を使用する一方、屋根、座敷、次の間、寝所、廊下は日本の伝統様式によって設計されています。
まず正門入り口の前庭に入ると澎湖特産の玄武岩(猫公石)を切り出したものが壁として置かれ、内と外が隔てられています。
正門入り口の廊下は洋風様式で造られており、正門はルネッサンス時代のものをかたどった内開きの木製門となっています。
玄関と外壁の台座にも洋風建築をかたどった石材が使用されています。
応接間と茶の間についても洋風の設計と素材が取り入れられており、客間の窓は当時流行していた洋風八角窓となっています。
また来客用スペースとプライベートスペースは壁によって区切られており、これも洋風建築となっております。

(日本語説明板より)

この建物は、日本統治時代は澎湖庁の長官の官舎だったらしい。
戦後は『澎湖県』の県長(県知事?)の官舎として、そのまま使用されたようである。
この『澎湖開拓館』は開館していたが、外観の見学だけをすることになった。
なんで内部の見学をしなかったのか、理由は知らない・・・(苦笑)

観光看澎湖 接駁
拾柴女

ここの庭に菊の花が咲いていた。
たしか・・・「天人菊」という名の菊の花だったと思う。
澎湖島は別名、「菊島」とも呼ばれているそうで、その由来がこの菊の花である。
澎湖県の県の花でもある。
お~・・・この花がねぇ~(喜)
潮風だか塩水に強い花だという話をガイドの“張さん”が言っていたと思う・・・(曖昧な記憶)(笑)
ならば・・・この花を我が町の海岸に植えて育てたいものだと思う。(笑)
この鮮やかな色の花が海岸を埋め尽くしたら、わが町もかなり明るくなるんじゃないか?(大笑)

天人菊

私はサッサと見学してしまったので、見学時間に余裕が出来た。
正直に言うと・・・タバコが吸いたかったので、早く外に出たのである!(大笑)

と・・・周囲を見てみたら・・・
古い建物の脇に何かある。
見に行って見たら・・・充電器らしい・・・(驚)
『電動機車充電站』と書いてある。

電動機車充電站

“機車”はオートバイのことだったと思う。
ということは・・・「電動バイク」っていうのが、この島にはあるのか?
へぇ~・・・である。
最先端ではなかろうか?
経済大国、技術大国と呼ばれている日本に住んでいるのに、私は「電動バイク」も「充電スタンド」も見たことはない。
こんな辺鄙な島で、最先端のものを見ちゃった!(笑)
う~ん・・・果たして日本は先進国だと言えるだろうか・・・・
日本は、ちょっと遅れてるんじゃなかろうか?

次に向かったのが『旧・台湾総督府専売局澎湖出張所』・・・・
今日、最初に行こうと思っていたのが、この場所だったらしい。
で・・・全然違う場所に案内されたわけである。(大汗)
私の勘が当たった・・・(大笑)
最初に行ったのは、現在の専売局の出張所・・・
我々が行きたかったのは、日本統治時代の専売局の出張所なのである。(苦笑)

臺灣菸酒公司馬公營業站
(旧・台湾総督府専売局澎湖出張所)

澎湖縣歴史建築
登録日期:中華民國九十二年十二月十一日

『台湾総督府専売局澎湖出張所』は大正11年に設立されたらしい。
で・・・昭和14年に現在の場所に移転され、現在は、お酒の会社の営業所として使われているようである。

オートバイ用停止枠

路上の、この枠は、オートバイ専用の停止位置を示しているらしい。
ここは交差点の角で、この写真の右側に横断歩道がある。
バイクは、この枠内に停車して信号待ちをすることになっているようだ。
自動車は、その後ろに停止することになっているようである。

日本もこういうような、自動車とバイクを別々にした明確な表示をすべきではなかろうか?


   


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