平成18年4月10日
文久元年(1861年)〜昭和10年(1935年)
滋賀県彦根市船町の交差点でお会いしました。
石川千代松先生像 (滋賀県彦根市船町) (平成18年4月10日) |
石川先生顕彰の碑
石川千代松先生(1861―1935)は、琵琶湖に産する小鮎は鮎が湖内に封じ込められて出来た生態学上にいう陸封現象の所産であって鮎と別種のものではないと信じ、大正2年に小鮎を東京多摩川に試験的に移入してそのことを実証した。
それが発端となって今日行はれる如く小鮎が広く日本の河川に移入放流されて釣人を喜ばせ、国民保健上に資する様になったのであって、その功績は大きいと言わねばならぬ。
先きに最初の実験地多摩川の青梅大柳河原に、「若鮎の碑」が奥多摩漁業組合と土地の有志によって建てられたが、当会は小鮎の産地である琵琶湖畔の而も此の実験の原点である彦根市に、先生の胸像を建て、当会に御援助を賜った方々と共に、永く先生の栄誉をたゝえ遺徳を偲ばんとするものである。
昭和49年7月14日
石川先生小鮎移殖顕彰会
(説明副碑より)
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