神奈川県座間市栗原
平成20年9月27日
地下壕内部 (神奈川県座間市・芹沢公園) (平成20年9月27日) |
芹沢せりざわの地下壕
第二次世界大戦末期の昭和19年(1944)、栗原の東原一帯と大和市・海老名市の一部にまたがる地域に、本土防衛のための戦闘機「雷電らいでん」を組み立てる高座こうざ海軍工廠こうしょう(海軍に直属する工場)が建設されました。
これに合わせて、日々激しさを増してゆく空襲の被害を避け、工員と操業の安全を計るために、無数の地下壕が、下栗原目久尻めくじり川沿いや支流にあたる芹沢川の谷合いの崖面がけめんから、硬い赤土の関東ローム層に、人力によって長いトンネルのように掘り抜かれました。
これらの中に、地下工場が三か所と地下物資倉庫が十数か所のほか、地下変電所や救護用ベッドを備えた壕もあったと伝えられています。
また、栗原の中丸地区にも、地下工場が一つ作られました。
しかし戦後、米軍の進駐とともに、壕内にあった機械類や蓄えられていた物資などが撤収されて、その使命を終えました。
その後一時期、一部の壕がマッシュルームの栽培などに利用されたこともありましたが、現在では、その多くは埋められて詳しく当時の姿を知ることはできなくなりました。
そこで、埋められていないこの壕を残して、戦争の招いた悲惨さを忘れずに久遠くおんの平和を祈念したいと思います。
平成2年3月
座間市教育委員会
(説明板より)
(説明板より) |
地下壕 (神奈川県座間市・芹沢公園) (平成20年9月27日) |
芹沢公園 (神奈川県座間市栗原) (平成20年9月27日) |
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