1.初めてANAでマニラに向かう

(東京~マニラ)


平成25年(2013年)2月5日・1日目

今日、フィリピンへ出発する。
当初の予定では、親父をショートステイに預けて出かける計画だったが、親父が「死んでも嫌だ」と言うので、親父には自宅で留守番をしてもらうことにした。
その代わり、ヘルパーさんが毎日1回訪問してくれるように手配した。

今までのフィリピン行きは、フィリピン航空を使って出かけていた。
午前9時過ぎの便なので、午前7時頃には成田空港に到着していなければならない。
帰りは、午後8時過ぎに成田空港に着くので、上野駅発の最終特急には間に合わない。
というわけで、どうしても成田に前泊・後泊の二泊をしなくてはならない。
となると・・・実質3日間の旅行でも5泊6日の旅になってしまう。
そこで、今回は初めて全日空・ANAを使って行く事にした。
これなら夕方の便なので、午前中に自宅を出発すれば間に合うから前泊をしなくて済む。
帰りはマニラを早朝に出発するので、夕方には成田に到着するので、その日のうちに自宅に戻れる。

親父を自宅に残しての旅なので、出来るだけ日数は減らしたい。
そこで、今回、初めてこの便を使うことにしたが・・・・
予約時点で、帰りの便は満席とのことで、キャンセル待ち。
とりあえずマニラを午後に出発する便を仮押さえしておき、最悪の場合は、この便で帰国して成田に後泊することにしていたが、運良くキャンセルが出たため、当初の予定通りとなる。

さて、問題は・・・・服装である。
前回、クラーク博物館の館長さんにお会いしたときは、バギオに行った帰りに立ち寄ったので、Gパンにポロシャツだった。
しかし、館長さんはキチンとした身なり・・・
しかも、厳しい性格の方のようだったので、今回もGパンでは失礼というものだろう。
こちらもキチンとした格好で訪問せねばなるまい。(笑)
が・・・日本は寒く、フィリピンは暑い・・・
ウ~ン・・・参った・・・
ここ数日、散々悩み続け、ようやく服装を決める。(笑)
夏物のジャケットに長袖のワイシャツ、ネクタイに夏物のスラックス・・・・
この格好で上京するのでは寒い日本ではアホ丸出しだが(笑)・・・・仕方がない・・・
スラックスの下にタイツをはいて防寒対策をし、成田空港へ行ってからトイレの中で脱ぐことにする。
ジャケットの上にはコートを着る事にしたが、これを持ったままマニラに行くのは荷物になるので困る。
なにせ、現地では、今回は車をチャーターせず、路線バスに乗って移動する予定なのである。
ということで、コートは成田空港の手荷物預かり所で出発時に預かってもらい、帰国時に受け取る事とする。
初めて利用するが、帰国時に受け取るのを忘れなければ大丈夫だろう。(大笑)

着替えの洋服、夏服と冬服を両方持っていくならスーツケースに入れればいいが、なにせ、路線バスでの移動なので、スーツケースは邪魔である。
座席の足元に置ける程度のショルダーバック1つになんとかまとめねばならない。
とにかく無駄を極力省いて、ショルダーバッグ一つにまとめる。

今回の旅の目的は、博物館に展示品の説明プレートを渡すだけなので、3泊4日の旅である。

ANAは成田空港第1ターミナル・・・
いつもフィリピン航空のある第2ターミナルを利用しているので、滅多にこのターミナルに来ることがない。
ANAのチェックインカウンターに行って手続き方法を尋ねたら、自動チェックインでやったほうが早いからと勧められ、機械を使って自分でチェックインをする羽目となる。(涙)
私は銀行や郵便局のATMも使うのが苦手で避けてきた人間である。(笑)
自分でやるの?(泣笑)
近くにいた係員にやり方を教わり、モニター画面の指示に従いチェックインの手続きを行なう。
で・・・最後のボタンを押したら・・・
エラー!
あれれ?(汗)
ここで搭乗券が出てくるはずなのに・・・出てこない!(大汗)
また、こういう時に限って近くに係員がいないのである!(涙)
結局、手続きは完了しているが、搭乗券の発行だけが出来ないというトラブルだそうで・・・
カウンターで搭乗券を発行してもらう。
係員に原因を尋ねたら、アクセスが集中したので、トラブルが起こったと言っていたが・・・
だから、機械を操作して自分で何かをするのって心臓に悪いから嫌いなんだよね。(苦笑)

出国手続きを早々と済ませ、免税店で博物館の館長へのお土産としてタバコを1カートン、売店でティーパックの日本茶を購入する。

まだまだ時間があるので、コーヒーショップでコーヒーを頼んでいたら・・・・
いきなりショルダーバックが肩からずり落ちた!
何かと思ったら、ショルダーベルトの根元が切れたのである!
なんで?
なんとも幸先が悪いではないか?(大汗)
このショルダーバック・・・・
もう20年以上も使っているものである。
特に国内旅行のときは、いつも一緒だった鞄である。
う~ん・・・ついに寿命が尽きたか・・・
いつも私の旅のお供をしてくれた鞄・・・・
今からまた活躍してもらおうと思っていたのに・・・なんで切れちゃったの?(笑)
修復不可能な状態である。
あ~あ~・・・肩から下げられないとは、なんとも不便な鞄になってしまった。
が・・・鞄の底が抜けたわけじゃないんだから、良しとするか・・・(大笑)

マニラ行きの飛行機・・・・
先日からトラブル続出のボーイング787ではなさそうなので助かった。
予定通りの出発である。

私の座席は非常口の側・・・
キャビンアテンダント(スチュワーデス)から、非常時には手伝いをしてくれるようにとの説明を受ける。
了解!(笑)

このキャビンアテンダントさん・・・
私が手が不自由だと見て、機内食を用意する時に全ての袋や蓋を開け、直ぐに食べることが出来る様に用意してくれた。
なんと親切な・・・
今まで何十回と飛行機に乗ったが、ここまでしてもらったのは初めてである。(喜)
フィリピン航空はもちろん、JALでもここまでしてくれたことはない。
隣りの座席の人から「ずいぶんサービスがいいですね」と声をかけられる。
確かに・・・・(嬉)

機内食

17時30分に成田を発ち、21時30分にマニラに到着する。
フィリピン航空はマニラ空港の第2ターミナル、JALは古い第1ターミナル、このANAは最新の第3ターミナルに到着である。
この第3ターミナルは、以前、スリガオへ行く時に利用したことがあるターミナルではないかと思うが、以前は国内線の小型機が利用するターミナルだったが、今はANAともう1社の国際線と国内線が使うターミナルになっていた。
国際線が2社しかないせいか、入国手続きは他のターミナルよりスムーズ・・・
ダラダラと待たされることがなかった。
こりゃ、いいや・・・
しかも私の荷物は、機内に持ち込んだベルトの千切れたショルダーバック一つである。(大笑)
到着してから10分程度で空港から出る事が出来た。(笑)
待っていてくれたのは、サンデー君!
おお!久しぶり!

ステラさんが送迎車でやって来て無事にピックアップしてもらう。
なにせ、夜到着の便は治安上不安があったが、旅行社の送迎車を使うので安心である。
しかもドライバーも顔見知りだし・・・(笑)

今回の博物館訪問は、事前にステラさんに館長のアポを取ってもらい、打ち合わせをお願いしておいた。
当初、館長は、私が何かのついでに博物館に立ち寄るものと思っていたらしい。
ステラさんが「わざわざ説明板のプレートを届けるだけに来るんですよ」と話したら、相当慌てたそうである。(大笑)

いつもの「ホテル・パビリオン」へチェックイン・・・
セキュリティのルネ君がいた。
おお!久しぶり!
彼の話では、今年からナイト・シフトになったそうで、夜勤のほうが少し給料がいいのだそうだ。
少しでもカネを稼がなくては・・・ということで夜勤になったらしく、今年1年間の契約だそうだ。
前回、一緒に酒を飲みに行こうか・・・などと話をしたのだが、今年1年間、夜勤ならダメだな。
残念だが、来年、ナイト・シフトが終わったら飲みに行こうと話したら、「是非!」と喜んでいた。
なんとか私の英語は通じたみたい・・・(大笑)

今晩は夕食は・・・無し!(笑)
機内食が夕食だそうだ・・・(大笑)
まぁ、時間が時間だから今から食事をする気は起こらない。
コーヒーショップでコーヒーを飲みながらステラさんと雑談・・・・
今回は、旅行社を通さず、個人的にガイドをしてくれるようステラさんに頼んである。
このほうが格安だからと彼女からの申し出でもある。
いつも何かとお気遣いいただき感謝、感謝である。

ステラさんと別れて、ロビーの外でタバコを吸っていたら、前回知り合ったポン引きの“オッサン”に会う。(笑)
相変わらずホテルの周辺をうろついていた。(大笑)
前回連れて行ってもらった、ライブハウスへ行きたかったが、なぜかドドッと疲れが出て、出かける気が起こらない。
親父の介護疲れが出たか?(大笑)
ポン引き君には、又今度・・・ということで・・・・

マッサージを頼んで・・・・寝る!



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