(現:横浜市イギリス館)
神奈川県横浜市中区山手町115−3(港の見える丘公園内)
平成15年12月14日
横浜市イギリス館
名称/横浜市イギリス館(旧英国総領事公邸)
所在地/横浜市中区山手町115−3
建築年/昭和12年(1937年)
設計者/大英工部総署
規模/RC造2階建、地下1階
日本の開国はペリーの来航に端を発しましたが、最も中心的な役割を果たしたのは、オールコック駐日総領事を代表とするイギリスの外交団です。
このイギリス館の建つ山手115番は、文久3年に横浜の居留地防衛のため軍隊が駐屯するなど横浜開港直後からイギリスにゆかりの深い土地です。
横浜市イギリス館は、昭和12年に上海の工部総署の設計によって、英国総領事公邸として建築された建物で、広い敷地にゆったりと建てられ、条約開港都市横浜にふさわしい規模と風格を持っています。
建物は、主屋と付属屋とが連結した形で建てられています。
主屋は南面して主要な部屋を配し、廊下を北側に設ける配置で、一つの理想的な形態を示しています。
意匠的には、近代主義を基調とした合理性が見られますが、単にモダニズムの踏襲ではなく、英国調とも言える伝統を加味した穏健重厚な意匠が伺えます。
この横浜市イギリス館は様式・意匠ともに優れた貴重な建物として、平成2年11月に横浜市指定文化財に指定されました。
(説明板より)
平成15年12月14日
イギリス館の沿革
横浜市イギリス館は英国総領事公邸(旧British consular residence)として英国人技師により上海で設計され、昭和12年(1937年)に竣工したコロニアルスタイルの建物です。
広い敷地と規模の大きな建物は当時の大英帝国の風格をよく伝えていて、玄関左側の1937年ジョージ6世時代を示す「GRY1937」と印した紋章が創建当時を偲ばせています。
この付近一帯は、幕末から明治にかけて居留地保護のため、イギリス兵やフランス兵が駐屯した開港ヨコハマの歴史には欠くことのできない由緒あるところです。
また、イギリス館は、昭和44年に横浜市が買収し、平成2年11月1日には、建築様式、意匠ともに優れ、昭和前期における近代建築の特徴を多く有して、貴重であることに加えて、建物は建築当初の姿を留めており、当時の外国公館公邸の実態を理解するうえで有益であることから、横浜市指定有形文化財に指定されました。
現在、1階ホールは、クラシックのサロンコンサートやピアノ発表会に、2階の集会室とともに幅広く市民の交流の場として利用されています。
平成14年1月からは、2階に復元室と展示室を設けて一般公開しています。
(リーフレットより)
復元室 12月ということもあって、クリスマスの飾り付けがされていました。 |
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展示室 (平成15年12月14日) |
ご利用案内
開館時間
9:00〜22:00
見学時間
9:30〜17:00(7,8月は18:00まで)
休館日
第4水曜日(祝日の場合はその翌日)
年末年始(12/29〜1/3)
入館料
見学は無料
交通案内
市営バス
横浜駅東口より20系統
桜木町駅より11系統・20系統
「港の見える丘公園」下車1分
電車
JR根岸線「石川町」元町口下車徒歩20分
※駐車場はありません。
(リーフレットより)
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