旧司祭館

長野県松本市開智2−6−24


旧司祭館 平成20年10月25日

旧司祭館

〔沿革〕
○松本城周辺の都市計画街路拡幅事業に関連して松本カトリック教会は、施設の再配置を計画し、旧司祭館の取り壊しを予定したが、貴重な文化財の保存を決意、平成元年10月旧司祭館を市へ寄贈した。
○松本市は、この建物の文化財としての価値を認め、保存のための移転復原事業を進め、移転先を重要文化財・旧開智学校の在る開智公園に定め、平成2年10月解体工事着手、翌平成3年3月復原工事に入り、同年10月に竣工した。
○この移転復原事業に際し、平成元年12月松本市芳野19番48号所在のキッセイ薬品工業株式会社(代表取締役・神澤邦雄氏)から文化財存事業のためにと寄附金6,000万円が寄せられた。
○このほか、この復原事業に当たっては、大河直躬博士、百瀬常雄氏、カトリック教会横浜司教区等をはじめ、多くの関係者のご指導、ご尽力があったことにより進められた。

〔概要〕
○旧司祭館は、明治22年(1889)松本カトリック教会神父クレマン(フランス人)により、旧藩政時の武家屋敷跡(松本市丸の内9番32号)地に建築された西洋館で、アーリーアメリカン風の建築様式を伝え、各部屋には暖炉を配し、1・2階ともベランダを備え、外壁に下見板張りを施すなど、随所に西洋館の特徴を表わしている。

一、建築年 明治22年(1889)
一、建築面積 1階102.64u 2階100.09u
一、建築様式 アーリーアメリカン(コロニアル風)木造二階建
一、復原位置 松本市開智2丁目6番24号
一、復原年月日 平成3年10月
一、施工会社 (株)ノグチ 協力会社〔(株)雲井〕

平成3年11月吉日 松本市教育委員会

(説明板より)

リードオルガン




リードオルガン






(平成20年10月25日)

リードオルガン(左)
フランス製(RODOLPHE FILS社)

このオルガンは、代々フランス人神父の多かった松本カトリック教会で使用されていたものです。
5音音階しか知らなかった明治期の大衆に讃美歌を歌わせるというのは至難の技であったため、斉唱の音階を保つためにもオルガンの伴奏は不可欠であったと思われます。
リードオルガンは、明治・大正・昭和初期にわたりキリスト教会での讃美歌や、学校での音楽教育で使われていた西洋楽器です。
リード(LIED)とは、金属片の舌のことで、これに風を通して振動させると音が鳴ります。
この風の通し方の違いから2つの種類に分かれます。
1 ふいご(風を送る器具)からリードへ風を吹き出すようにして送りこむハーモニウム
2 ふいご内を真空にして風を吸い込むことでリードを鳴らす、アメリカン・オルガン
このオルガンは、国内で所在を確認されている数少ないハーモニウムの一台で、研究者らの調査により、明治37年(1904)以前に製造されたものであることがわかっています。
国内で確認されている5台の同社製オルガンの中では、2番目に古い製造番号が刻まれています。

リードオルガン(右)
日本製(松本楽器)
明治末期〜大正初期

このオルガンは、吸い込み式のアメリカン・オルガンです。
オルガンの歴史は古く、古代ローマ紀元前2世紀頃、水力オルガンが発明されたといわれます。
わが国最初の国産オルガンは、横浜・邦楽器製造業者の西川虎吉が外国人に質問しながらリードオルガンを試作した(1881年頃)西川オルガンが第1号です。
松本新吉は、この西川で6年間の見習いを経て独立、明治26年築地新湊町に松本楽器製造所を起こしました。

(説明板より)

デザート棚
19世紀 フランス製
ミラー付き傘たて・洋服掛け
19世紀 フランス製


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