オルモック港

(オルモック)


平成17年(2005年)5月6日

約15分ほどでオルモック港に到着しました。
この港の真ん前にあるホテルに今晩は宿泊するのだそうです。

オルモック港 オルモック港

なんだなぁ~
まだ4時前なんだけどなぁ~
もう1時間ぐらい、どこか見て歩くところないのかなぁ~
ホテルに入るのは、ちょっと早すぎるんじゃないのかなぁ~
・・・と言ったのだが・・・無視された!

私としては、明るいうちはトコトン見て歩きたいんですけどね。
以前からそうなんですが、ドミンは早めにホテルにチェックインしたがるのです。
こういうところが、わからない。
時間がもったいないんだけどなぁ~

私が泊まったホテル 私が泊まった「ドン・フェリペ」というホテル

さて、それじゃコーヒーでも飲みながらドライバーと3人で明日の打ち合わせでもしましょうか。
ところが・・・・これも無視された。
「明日は何km走るつもりなんだ?」とドライバーがドミンに小さな声で尋ねたのを聞き漏らしませんでしたよ。
ん?怒ってる!
どうもドライバーはこんなに運転をさせられるとは思っていなかったみたい・・・・
ははぁ~ん、それでミーティングをしたくないわけね。

私が泊まったホテルはかなり古いホテルです。
薄暗いしオンボロだし・・・
エレベーターはかなり古い三菱製。
これ、大丈夫なの?と言いたくなるようなエレベーター。
部屋はツインルームでドミンと同室です。
まぁ、古くて暗いホテルだけど、お湯が出るだけでも良しとするか。

それにしても、暇だなぁ~
時間の潰しようが無い。
仕方がないからドミンを部屋に残して一人で散歩することにしました。

オルモックの海岸 オルモックの海岸

沢山の人が夕涼みをしていました。

昭和19年11月1日に増援部隊として派遣された第1師団は、オルモック港の桟橋が破壊されていたので、ここから3km南に上陸したといいます。
写真のず~っと向こうのほうの海岸に上陸したんだろうなぁ~
このオルモック港にはルソン島からいくつもの増援部隊(多号作戦など)が上陸しましたが、この港で空襲やら米魚雷艇の攻撃やらで、何隻もの船が沈められています。
今では、どこにもその残骸らしきは見当たりませんが・・・・
海に潜るとあるのかも・・・・
それにしても・・・この港周辺に何か慰霊碑があっても良さそうな気がするのですが、ブラブラ歩いてみましたが見当たりませんでした。

夕食はホテルの1階で中華料理を食べました。
日中、さんざん汗をかいたせいか、塩辛いスープの美味しかったこと!
やっぱり、人間には塩分が必要だなと痛感しました。

夜は・・・・暇。
ドミンと二人でケーブルテレビの映画を見て過ごす。
NHKの衛星放送もあるので、ドミンが「NHKは見なくていいのか?」と言うのですが、日本語のわからないドミンに申し訳ないので見るのはやめました。
・・・・というわけで、私の旅行中に日本で何が起こっているのかはわからない。
まぁ~それが旅というものでしょう。

5月7日

6時半起床。
1階のレストランで朝食。

パイナップル 朝食のデザートのパイナップル。

甘くて美味しかったです。
レイテのパイナップルは小さくて芯まで食べられるのです。
(決してフォークが巨大なのではありません。)
このパイナップルはレイテの特産品のようです。

チェックアウト直前に、昨夕、洗濯を頼んでおいたシャツ2枚が届きました。
ドミンが「俺の昔からの友人に頼んでおいてあげたぞ。俺の知り合いだから、ちゃんと洗っておきますと言ってたぞ。」と豪語していたのですが・・・
シャツを一目見て唖然・・・・皺くちゃ!
持ってきた人は「ほら!ちゃんと洗ったぞ~!」と自信満々なのですが、さすがのドミンも「参ったなぁ~」という表情。
「プレスしなかったのか?」とドミン。
プレスするなら、あと2時間かかると男の人はすまし顔。
そんな馬鹿なぁ~
まぁ、いいや。どうせ着ているうち皺も取れちゃうでしょ。
洗濯代はシャツ2枚で100ペソ(200円)なり。

とにかく皺くちゃシャツに着替えて出発!


     


 トップページに戻る   旅日記に戻る