お昼を過ぎた頃、DAGUPAN(ダグパン)Cityを通過しました。
このあたりではかなり大きな町です。
町の中は大混雑。
そろそろお昼を食べたいのですが・・・・
車をとめる場所もなさそう。
ドミンとドライバーが何やら相談。この町で食べるのはよそうという話らしい。
車はひたすらリンガエンに向かって走り続けます。
時間も2時近くになりました。
さすがにお腹はペコペコです。
もうどこでもいいから何か食べさせてくれぇ〜
道路沿いのレストラン(?)を何箇所も見て廻ります。
ドミンがメニューを確認して・・・・「ここはダメだぁ!」とまた違う店に向かいます。
私が食べられそうなものがおいてあるかどうかを確認してるそうで・・・・
相当な気の使いよう。
でもねぇ。もうどうでもいいから・・・・飯を食わせてくれぇ〜
やっと1軒の店を見つけました。
道路沿いのドブ川の上に建っている”シーフード”のお店だそうです。
ここにしよう!
お昼を食べたお店。 隣りのコンクリートの建物はこのお店の人の自宅のようです。 この掘建て小屋みたいなのがお店。(笑) |
店先で魚を焼いていました。
「おいしそうだねぇ」
腹が減ってりゃ何でもおいしそうに見えるもので・・・
3人であれやこれやと選んで・・・・
すると・・・さっきの大きな焼き魚が運ばれてきました。
ドライバー「誰が頼んだの?」
ドミン「この人」と私を指差す。
私「え?俺?おいしそうだと言っただけなんだけど・・・」
ドライバー「俺はたべないよ〜それは・・・」
ドミン「この人が一人で食べるんだそうだ」
私「・・・・・」(笑)
仕方がない、一人で食べるかぁ。
ドミン「それ、日本にもいる魚なのか?」
ドミンは私がこの魚を知ってて頼んだと思ってるらしい。
そんなの知るわけない。
私「さぁ〜どうなんだろ?知らないなぁ〜」
よく見ると顔から髭が出ています。
ん?これ・・・・ナマズ?
ナマズの丸焼き?
ふと視線を外にやると・・・・
そこには緑色に淀んだドブ川が・・・・
まさか・・・ここで捕れたんじゃないだろうなぁ〜
ドライバーの「俺は食べないよ〜」の発言が気になります。
ここの環境は最高です。
なにせドブ川の上ですから・・・・
ハエの大群の襲撃!
ドミンとドライバーは私に襲撃をかけるハエを追い払うのにおおわらわ。
ここのハエは根性があります。
食べ物を口に入れる瞬間に食べ物の上にチョコンと止まります。
ちょっとやそっとでは逃げません。
危うくハエも一緒に食べることになりそうなことがしばしば・・・・(笑)
今回の昼食はナマズ(?)の姿焼き1匹、ライス4杯(私が2杯食べた)、牛肉らしき肉の煮物、イカ焼き2匹、貝の水煮らしきもの1皿、ミネラルウォーター大きいのを1本。
これで3人分257ペソ(617円)なり!
この店の娘らしき中学生くらいの女の子が請求書を持ってきました。
500ペソ紙幣を渡しました。
しばらくしてお釣りを持ってきましたが・・・お釣りと一緒に飴玉を4個くれました。
ふ〜ん、このお店のサービスなのかな?
でも何か彼女の様子がおかしいぞ。
お釣りを確認したら240ペソしかありません。
あれ?お釣りは243ペソのはず・・・・3ペソ足りない・・・・
はぁ?この飴玉が3ペソの代わりかぁ!
思わずゲラゲラ笑い出したら、彼女が恥ずかしそうな顔してこちらを見ています。
「OK!OK!ノープロブレム〜!」
3ペソ(約7円)の代わりが飴玉4個ね。
いいんじゃない?
可愛いもんじゃないですか。
私はしばらく笑いが止まりませんでした。