フィリピンは3回目の訪問ですが、今まで夜のマニラをブラブラ歩いたことがありません。
いつも山から下りてきて1泊したらすぐに帰国。
過去2回は、とてもじゃないが外を歩く気も起こらず・・・・
実は今回が初めて。
さて、カメラのフィルムも買わねばならないし・・・・
ちょいと外に出てみました。
ホテルの玄関にはセキュリティ(警備員)がいます。
彼とは敬礼でご挨拶。
こんなことしてるから「アーユーソルジャー?」って言われちゃうんだよね。(笑)
ホテルを一歩出ると、すぐに客引きに捕まりました。
彼を客引きA氏としましょう。
私を見るなり片言の日本語で、「オンナ?オンナ?」と声をかけてきます。
断りますがしつこいのなんのって・・・・
「明日は朝早いから今晩はいらない」と言ったら、あっさりと納得して引き下がりました。
ありゃ?意外・・・
それにしても何で日本人だってわかっちゃったんだろうか?
つづいて2人目の客引きが登場。
彼をB氏としましょう。
彼は最初から最後まで英語で話しかけてきました。
あのねぇ〜俺をどこの国の人間だと思ってんの〜?
彼もしつこく食い下がってきますが、A氏に言った同じ理由で断りました。
しばらくホテルの近くをブラブラ・・・
すると突然「ヘイ!ミスタ〜!」の声。
いつの間にやら客引きB氏の登場!
おい、おい、どこから出てきたんだぁ?神出鬼没な奴です。
「ここから先に行っても何もないよ。女のいる店があるのはあっち!」
「俺は散歩してるだけ!いいの、いいの」
しかし、ネオンも何もない通りを歩くのはつまらない・・・・
やっぱり引き返すことにしました。
すると・・・ビルの陰にB氏の姿が・・・・
おい、おい、監視してるのかよぉ〜(笑)
コンビニでカメラのフィルムを買って更にブラブラ・・・
今度は客引きの爺さんが流暢な日本語で話しかけてきました。
「いろんなお店があるけど、どんな店に行きたい?」と聞いてきました。
「私は”マサル”と言います」と自己紹介。
ん?マサル?日本人かぁ?
しかし、このマサル爺さん、難しい話になると英語になってしまいます。
なんだ〜日本語話せないのかぁ〜
とにかく普通のスナックを紹介してもらいました。
「それより、もっといい店知ってるよ。女いっぱい!ゴーゴーダンス見れる!」
ここだけは日本語なんだよねぇ。何故か・・・
でも、それはお断り。
某東京の町の名前のついてるお店に行きました。
ここの雇われママは日本語がペラペラ。
マニラの某ホテルの日本人従業員が奇声をあげてカラオケを歌っています。
ここで、ビールを1本。ママもドリンク1杯。
30分ほどしゃべって帰ることにしました。
今晩は単なる偵察です。(笑)
私のビール代(1本)が80ペソ(192円)
ママのドリンク(1杯)が140ペソ(336円)
チャームが120ペソ(288円)
合計340ペソ(816円)のはずなんですが・・・
これになんだかわからない税金なんかが加わって総額597ペソ(1,433円)
なんでそうなるのか・・・・よくわからない。
理由を聞いても、この段になるとママは日本語がわからなくなる。(笑)
明朗会計なのか、そうじゃないのか・・・・
客引きのマサル爺さんの提示した金額とちょっと違う。
そのことを話すと、彼はこの店の専属の客引きではないそうで・・・
適当に客を引っ張ってきて店に紹介しては小遣いを稼いでるとのこと。
だから、どこの店にでも連れて行くそうなのであります。
なるほどねぇ〜
さすがに旅疲れのせいでしょうか酔いが廻るのが早い!
フラフラと歩いてると・・・・
またもや客引き。
今度は”ボブ”という名のお兄ちゃん。ちょいとゴツイ男。
彼が話せる日本語は・・・・
「オンナ、ミルダケ、タダ、」
あとは英語。
彼に連れられて某ミュージックラウンジなる店へ・・・・
「見るだけだぞぉ〜」
ところが・・・「何飲む?」ときたもんだ。
ビール1本85ペソ(204円)とのこと。
ん?さっきの店より5ペソ高い。
ステージでは一人の青年がギターを弾きながら歌っていました。
アメリカのポピュラーソングの”ライブ”なんですが、これがなかなか上手なんですねぇ。
ついつい見るだけのはずが・・・ビール飲みながら・・・・と腰を落ち着けちゃいました。(笑)
店のママが「女の子を付けましょうか?」と聞いてきた。
奥のソファーにはズラリと20人ばかり女の子達が座っていました。
「どの子にしますか?」
「ママが適当に選んでよ」
23歳の女の子がママに指名されてやってきました。なかなかの美形です。
ママがニヤニヤしながら「可愛いでしょ?この子・・・」
相当奮発して選んだ様子・・・
しかし、彼女は日本語が全く話せません。
「ここに来る日本人は英語が話せない人が多いけど、あなたは大丈夫よねぇ〜」とママ。
エエッ!またもや英会話?英語しゃべるのって疲れるんだけど・・・・
彼女としばらくおしゃべりしているうち”ライブ”も終わってしまいました。
じゃぁ〜帰ろう!
すると、ママとチーママが「彼女をホテルに連れて行け」と言うのです。
1泊2,000ペソ(4,800円)とのこと。
「疲れているから・・・いらない」と言ったところ・・・
彼女が「マッサージしてあげる」とモミモミのジェスチャー。
「明日は5時半に起きなくちゃならないから・・・ダメ!」とお断り。
そうです、私は明朝5時半に起床してコレヒドール島へ行くのです!
”お持ち帰り”などして、うっかり寝坊したら大変です!
”彼女”と”コレヒドールの戦跡訪問”を天秤にかければ・・・・・当然、コレヒドール島でしょ!(笑)
さて、お会計。
私のビールは85ペソ、彼女の飲み物が200ペソ(480円)・・・・
で?全部でいくら?
285ペソ(684円)なり!そのまんま!
「本当にこれでいいの?」と何度も尋ねましたが・・これでいいのだそうで・・・
恐ろしく安いんじゃない?
ホテルに帰ってきて、エレベーターに乗ろうとしたところ・・・・
フィリピンの女の子を”お持ち帰り”してきたらしい日本人の中年男性とバッタリ。
ところが・・・すぐに・・・・
ホテルのスタッフが飛んできて、「この女性はなんだ?」・・・・
中年のオッサンは両手を広げて「わからなぁ〜い!」のポーズ。
何を言われても「わかりましぇ〜ん!」のポーズ・・・・なんとも見苦しい。
すると一緒にいた彼女がこう言った。
「アイ アム ヒズ シスター!」
アホか?妹のはずがねぇだろ!
ついに二人はフロントへ連れて行かれたのでありました。(笑)
その後は・・・・どうなったのかは知りません。(笑)