エレベーターボーイ?


さて、私が泊まったホテル。
変わったのは名前だけではございません。
セキュリティも変わっていたのです。

それはルームキー。
2年前は普通の鍵だったのですが、今回宿泊したらカードキーに変わっていました。
これは今では何も珍しくないですよね。
日本にだってカードキーのホテルはあります。

しかし・・・・

これはないでしょ?

エレベーターもカードキーを使うのです!

使い方はこうです。
まずエレベーターに乗り込みます。(当然ですが・・・)
すると、各階のボタンがありますね。
この横にカードキーのリーダーがあるんです。

ここで慌てず、自分の部屋のカードキーを差し込んで下に向けて滑らして抜き取ります。
すると・・・・ピカピカと青いランプが点滅。青いランプが点いたままになったらOK!
そして自分の行きたい階のボタンを押します。
すると、その階のボタンのランプが点灯します。
そこまでしないとエレベーターは動きません。

すごいでしょ?このセキュリティ!

このカードを使わないとどうなるか・・・・

行きたい階のボタンを押してもそのボタンは点灯しません。
扉は閉まりますが、エレベーターはロビーにいるだけ・・・・
動きませ〜ん!

これは宿泊者以外の人がエレベーターに乗って勝手に上に行かないようにするためなんですねぇ。
優れものでしょ?日本もこういうのを導入してはいかがだろうか・・・・

ただ、ちょっと面倒臭いんですよね。
例えば、普通は”操作盤”の近くの人が「何階ですか?」
「あっ、すみません、19階をお願いしま〜す」
こんな感じで他人に押してもらえるでしょ?

すでに同じ階に行く人が押していてくれていたなら問題はないのですが・・・・
そうじゃないと、人ごみを押しのけて自分でやらなきゃならない!
しかも素早くやらねばなりません。

例えば既に先に乗ってる人が15階を押していたとします。
私が10階だとします。
乗ると扉が閉まってエレベーターは上昇!
早くルームカードを差し込んで青ランプを確認して自分の階のボタンを押さないと・・・・
エレベーターは一気に15階に行っちゃうんですねぇ。(笑)
モタモタしていると、あっという間に自分の降りるはずの10階は通過!(笑)
行きたくもない15階に連れて行かれます。(笑)

フロントではカードキーを渡す時に、この使い方は教えてないらしい。
みんなカードを差し込まずボタンを押します。
そこで、おせっかいな私は毎回エレベーターに乗るたびにみんなに教えてあげるんですけどね。
これを見てエルニーが笑うんですよ。
「フィリピンのエレベーターの使い方を日本人のお前が教えるとは面白い」って。

教えるって言ったって短時間に英語で教えなくちゃならないから大変です。
モタモタしてたら通過しちゃいますからね。
乗客が多い時は私がみんなからカードをもらってやってあげます。
「カードちょうだい!何階?」
「12階!」
「はい次の人・・・カード!何階?」
「14階」
「はい次の人・・・・・」
こんな調子です。

俺はエレベーターボーイかい!

   


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