射撃!


今日はフィリピン訪問7日目の朝。最終日です。
飛行機は午後。チェックアウトは11時。
午前中が暇です。

そこで思い立ったのが射撃!
例によって例の如く・・・・・射撃!
昨晩のうちにエルニーに友人の警官に連絡をとっておいてもらいました。

午前9時、エルニーとマニラ市警察のナップ少尉が迎えに来ました。

当初は警察の射撃場を使うはずでしたが、上司の許可が出なかったので市内の射撃場に行くと言います。
本当かな?そのはなし・・・・
撃てりゃどこでもいいや。

ナップ少尉の車で射撃場へ・・・

射撃場 ここが射撃場です。

写っているのは私じゃありません。
似ていないこともないけど・・・・私じゃありません。
射撃の準備をしている射撃場の人です。(笑)

用意されていたのは45口径のガバメント(自動拳銃)とイスラエル製のウージ・サブマシンガン。
はぁ?サブマシンガン?
こんなの嫌だ。
45口径も僕には合わない。
「38口径のリボルバー(回転弾装式拳銃)はないの?僕はそれが好きなんだけど・・・」
「銃はあるけど・・・・弾がない」
「じゃぁ、弾を手に入れてきてよ。」

エルニーの話では50発1万円とのこと。
ん?1発200円?
ベトナムより高いなぁ。でもいいや。
OK!

45口径を25発、38口径を25発、撃つことにしました。
5分ほど待つと38口径の弾が届きました。
どこから持ってきたんだぁ?(笑)

最初は45口径から。
45口径のガバメントは初めて撃ちます。
薬莢は横に飛び出すのかと思いきや・・・・
斜め後に飛んできて、顔をかすめて肩に当たりました。
ゲッゲッ!危ねぇ〜

初めて撃った割には真ん中に当たりました。
「おおぉ〜うまいねぇ〜」とエルニー
どんなもんだい!

射撃の的45口径で撃った私の”戦果”

1発だけ真ん中の円からちょっと外れてしまった!
う〜ん、おしいなぁ。

さて、次は得意の38口径を25発。
でもねぇ〜25発って中途半端な数字。
リボルバーって6連発じゃなかったっけ?
1発余っちゃうんだけど・・・・
まぁ、いいか。自分でも何発撃っているのかわからない。(笑)
「うまいねぇ。プロフェッショナル!もう少し撃つ?」とナップ少尉

「OK!OK!」
ついつい調子に乗ってしまった・・・・・
更に50発を撃つことに・・・・

今度も45口径25発、38口径25発。
45口径をバンバン撃って、38口径を撃ち始めたら・・・・
「今度は”頭”を狙って撃ってみろ」とナップ少尉から注文!
う〜ん、こりゃ難しいわ。

射撃の的38口径で撃った私の”戦果”

1発が的をそれちまった!しまったぁ!
やっぱり”頭”を狙って撃つのは難しい・・・・
「いやぁ〜おしかったね。1発!これが外れなきゃパーフェクトなのにねぇ」とエルニーとナップ少尉。
「それにしても何でお前はうまいんだ?へたな警官よりうまいぞ」とおだてられ・・・・
ついついその気に・・・・・
「ん?マニラの警察で僕のこと雇ってくれる?」
「もちろん!これなら大丈夫だ!」(笑)
ヘッヘッヘ・・・・再就職先が決まった!(笑)

さて、お金を払って射撃場を出よう・・・・
100発だから・・・2万円。
支払おうとしたら遮られた。「後で・・・ホテルで・・・」とエルニー
ん?何で?

そうか・・・これは何か裏があるな・・・

3人してホテルに戻る。
入口でナップ少尉がおもむろにシャツの下から拳銃を取り出してセキュリティに預けました。
セキュリティが私とナップ少尉を見て・・・・「はぁ?」という驚いた顔。
いや、いや、私は警察に捕まったわけじゃない!
頼むからそういう目で見ないでくれよ〜(笑)

ホテルのロビーで少々雑談の後、ナップ少尉に2万円を手渡しました。
すると、少尉は「マニラでなにかあったら、ここに電話をくれ。助けに来るから・・・」と自宅の電話番号を教えてくれました。
ん?でも、私は今日、日本に帰るんだけど・・・・

彼は麻薬と誘拐を担当する刑事さん。
この間、軍曹から少尉に昇進したばかり。

彼を見送った後、残ったエルニーが「ナップも何かと生活が大変でね〜」と言う。
そうか、これは彼のアルバイトね。
射撃場の本当の値段はいくらだったんだろう・・・・?

まぁ、いいか。私はグッドスコアーで満足。ナップ少尉はお小遣いが稼げて満足。
最終日に良い思い出が出来たのだから・・・・お金は問題じゃない。これでよし!

   


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