さらば、マニラ!


さて、エルニーも一旦帰り、チェックアウトまでは1時間ぐらいある。
帰国の準備・・・・と言ってもリュック一つだから簡単です。

11時にチェックアウト。
エルニーが赤い服を着た男を連れてやってきました。
彼は空港専門の職員です。
「最初から同行してくれるのか?」
「そうだよ!」とエルニー。
助かった!こりゃ、ありがたい。

2年前は一人で空港に入って、空港専門職員と会うのに苦労したので、最初から一緒なら安心です。
エルニーにはチップ500ペソ(1,200円)を渡して空港前でお別れ。
空港まで送ってくれたドライバーには100ペソ(240円)

職員の後ろについてヒョコヒョコと空港の中へ。
彼のおかげで入口でのボディチェックはフリーパス。
チェックインカウンターには行列が出来ていますが・・・・
「荷物はそれだけですか?」と職員。
「これ、機内に持ち込むから預けるのはないよ」
彼は別のカウンターに行ってサッサとチェックインの手続きを・・・・
なんと簡単に終わっちゃった!
延々と行列に並ばずにすみましたから大助かりです。

続いて空港利用税を払うカウンターヘ・・・・
ここで空港利用税550ペソを払います。
私は旅の初日に550ペソ(1,320円)を別に保管して旅行をしていました。
最後の最後に、この550ペソがないと大変です。ご注意ください。

職員とはここでお別れです。
私は折りたたんだ100ペソを手にして・・・・お別れの握手。
「えっ?あっ、サンキュー、サンキュー!」
空港内でチップを渡すのならこの方がスマートですよね。

出国手続きもスムーズに終わって、あっという間に搭乗口へ・・・・
ちょっと早すぎた・・・・

ここで2年前の嫌な思い出が・・・・
この搭乗口のロビーにあるトイレです。
2年前にトイレに入って出てきたら・・・・
掃除のお兄ちゃんに「1,000円!」と無理やりチップを請求されたのです。
トイレの入口のドアのところに陣取って金を要求するんですからねぇ。
とんでもねえ奴らです。

だから・・・今回は絶対トイレには行きません!
みなさんもご注意ください。

喫煙所はロビーの右端。
そこへ行ってタバコをプカプカ・・・・
すると、フィリピン人の女性が流暢な日本語で話しかけてきました。
「行きの飛行機でもご一緒でしたね」
「あっ、そうですか〜」
「フィリピンには”お友達”に会いに来たんですかぁ〜」と意味ありげな笑い顔。
お友達?フィリピンの女性に会いに来たかってこと?
「はい、お友達いますよ〜73歳のお爺さんですけど・・・・」と言ってやりました!
彼女は目が・・・・テン!

どうしてこういうことを言われなくっちゃならんのかねぇ。
どうして日本人の男を見ると・・・・みんな女に会いに来たって思うんだろうか?
戦跡訪問とか慰霊なんて言ってもどうせわからねぇだろうなぁ。(笑)

それにしても腹が立つ。
冗談じゃねぇぞ!

搭乗は2時半。まだまだ2時間以上もあります。暇〜
サンドイッチでも食うか。

結局、初日に両替した7万円分のペソの残りは150ペソ(360円)となりました。
よし!支出は予定通り・・・・完璧だぁ〜
射撃の特別支出2万円を含めて、今回現地で使ったお金は9万円でした。
それにしてもチップでの支出は馬鹿になりませんでしたねぇ。
20ペソ、50ペソ、100ペソの紙幣は十分用意したほうがいいですね。
500ペソ紙幣は早いうちに使ってくずしてしまうようにしましょう!

ロビーで読書で時間つぶし・・・こういう時には文庫本1冊は貴重な存在です。
到着便の乗客が見えます。
ん?全員マスクをしてる!SARS予防?異様な姿です。(笑)
これに対して、我々出国組は・・・・マスクをしている人は1割もいません。
我々も到着した時はああいう格好・・・・・思わず笑っちゃいます。

さて、2時半になっても搭乗案内がない!
結局、さらに1時間近く待たされて、やっと搭乗。
ところが機内はパニックです。
自分の座席が見つからない乗客がいて狭い通路は大渋滞!
何やってるんだぁ?

日本人スチュワーデスの話では・・・・
何やら機体に問題があったので飛行機を変えたとのこと。
それで搭乗が遅くなったのですが・・・・
ところが機種まで変えちゃったから問題が起こったわけですよ。
搭乗券に印字されてる自分の座席がないということが起こっちゃった。

さらにひどいのが映画。
「映画をお楽しみください」はいいのだけれど・・・・
その映画・・・・中国語の字幕なんです。(笑)
この飛行機に乗ってるのは日本人とフィリピン人のはず・・・
何人の中国人が乗ってるの?(笑)
いやぁ〜中国語の字幕はうっとうしい〜
他の路線を飛んでいた飛行機を急遽用意したんでしょうな。
こりゃ、どうしようもないか・・・・

例によって例の如く・・・・グーグー寝ながら・・・・帰途についたのでありました。

   


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