三浦哲郎 みうら・てつお

昭和6年(1931年)3月16日〜平成22年(2010年)8月29日


三浦哲郎文学碑



三浦哲郎文学碑
(青森県八戸市・八戸市公会堂)





(平成21年11月3日)
碑文

私は机に向かうとき一尾の鮎を念頭に置いている。
できれば鮎のような姿の作品が書きたい。
無駄な装飾のない、簡潔な、すっきりとした作品。

三浦哲郎

三浦哲郎(みうらてつお)と文学碑について

三浦哲郎は、昭和6年、八戸市三日町で、父壮介、母いとの三男として生まれる。
八戸高等学校を卒業し、昭和24年、早稲田大学に入学する。
翌年に退学帰郷し、白銀中学校の助教諭となり2年間勤務する。
昭和28年、文学を志願し再び早稲田大学の仏文科に進み、在学中に「十五歳の周囲」で第2回新潮同人雑誌賞を受ける。
昭和36年2月、29歳の時、「忍ぶ川」により第44回芥川賞を受け、作家としての地歩を固める。
その後、野間文芸賞や日本文学大賞を始めとする数々の文学賞を受賞し、とりわけ川端康成文学賞を二度受賞して、短編小説の名手と称される。
八戸市の名誉市民で、青森県人初の芸術院会員でもある。
本「三浦哲郎文学碑」は、三浦哲郎の二基目の文学碑で、平成9年3月16日、66回目の誕生日に除幕式が行われた。
碑文は、随筆「一尾の鮎」の冒頭の文にちなんだもので、小説を書く時の願望や自戒の念が表出されている。
本文学碑の周辺は、母校である八戸国民学校(現八戸小学校)や芥川賞受賞祝賀会の行われた市民会館の跡地である。
また、三八城公園は、少年時代に遊び親しんだ思い出深いゆかりの地でもある。
尚、三日町の生家跡には、「三浦哲郎生誕の碑」が建てられている。

平成20年6月16日
八戸市
三浦哲郎文学顕彰協議会

(説明板より)

三浦哲郎文学碑



三浦哲郎文学碑
(青森県八戸市・八戸市公会堂)





(平成21年11月3日)



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