(北京)
平成18年6月17日(第2日目) |
6時起床、8時朝食、9時出発。
今日は日中は市内観光。
まず最初に行ったのが『故宮博物院』
とにかく私は団体旅行は苦手。
日程表をもらっているが、そんなものはリュックの中に突っ込んだままだから見ていない。
ただただ皆の後を付いて歩くだけ。
こうなると自主的な気持ちは全く起こらないから記録も何も付ける気が起きない。
とにかく暑い。
幸いにも扇子を持参してきたので、これでパタパタとやる。
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故宮(クーコン) 明の永楽帝が1420年に完成させ、清の末代皇帝溥儀までの500年の間に、24人の皇帝がここで暮らしたという。 部屋数は1万部屋ぐらいあるんだとか。 |
正直言って、ただ建物が大きいだけじゃないかと思うのですが、一応『世界遺産』なのです。
この時は、外国人観光客より中国人の団体観光客がかなり多かったような印象でした。
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正面にあるはずの太和殿は工事中 この建物は皇帝の儀式を行う場所で、皇帝の座る王座があるというのだが・・・・ 見ることが出来ない! 工事用シートに建物の絵を描いてあるのは親切かもしれないけど、う~ん、つまらないなぁ~ 2007年末に工事は終了する予定とか。 |
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その他の建物も修復工事中でした。 |
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故宮の歴史や工事の工程についての説明が展示されていましたが・・・全部中国語。 読めない。わからない。 |
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工事工程の説明板です。 |
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どこにでも座る中国人観光客 ちょうど階段のところに座ってるんだよねぇ~ 見学ルートなのに邪魔で歩けないじゃないか! 他人に迷惑かけていても平気。 どういう性格をしているのか? 頭にきたので振り返ってパチリと撮影。 この馬鹿どもらをHPで公開してやる。 こういう連中が、あっちこっちにいるんだから頭にくる。 だから中国人は嫌いだ。 |
故宮の中は観光客で混雑し始め、我がグループから迷子が出るんじゃないかと心配になってきた。
このグループ22名中3番目に若いのが私である。
ここはグループの最後尾を歩こうと決めた。
団体行動は好きじゃないから丁度良い。
しかし、ガイドの説明は全く聞けないが、最初から興味がないのだから構わん。
ところが・・・・
いつの間にか、私が迷子になっているということになってしまった!
迷子がいないかどうか確認しながら歩いていたので、かなりの遅れを取ってしまったのだ。
”迷子”と言われ、さすがにカチンときてしまった。
「俺が迷子なんかになるわけないだろ!」と声を荒げてしまった。
他人にぶつかっても平気、すまし顔で他人を押しのける中国人の態度に腹が立っていたところだから堪らない。
この人混みの中を我が参加者がいないかどうか確認しながら歩いていたのに”迷子”扱いされてしまったのだから爆発してしまった。
まぁ~最後尾の確認役をしていることを誰にも伝えていなかった私が悪いのだが・・・
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故宮を出たところ この写真を撮った直後、小学校低学年ぐらいの子供が近づいてきてしつこく物乞いをしてきた。 あっちへ行け!と手で追い払ったら、いきなり飛び上がって私の胸ポケットに手を入れてきた! この野郎! 何も取られずに済んだが危ないところだった。 「ズボンの後ろのポケットに財布を入れるな」という言葉の意味がよ~くわかった。 |
故宮を出て”土産物屋”に寄った。
お決まりのコース?
掛軸やら絵画やら・・・・なんでもかなり有名な作家の作品とのこと。
やたらと価値があるような話をするのだが、それを数万円で売っているんだから信用できない。
それほどまで言うのなら数十万円、数百万円じゃないとおかしいだろ?
だいたい、「風林火山」なんて書いた掛軸があるんだから呆れるほかはない。
お茶をいただき、適当に説明を聞いて何も買わず店を出る。
昼食は、どこかのレストランで中華料理。
興味がないから四川なのか北京なのか広東なのか・・・知らない。
2時ごろレストランを出る。
次の観光は胡同巡り。
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人力三輪車で移動する。 連れられるままに行っているので、どこで乗ったのか知らない。 団体行動なので、値段がいくらなのかも知らない。 更にはどこへ向かっているのかも知らないのである。 10分間ほど三輪車で移動。 |
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人力三輪車を降りて、そこからは徒歩。 この路地を歩いたのだが・・・ これが「胡同」というらしい。 「胡同」とは昔の民家らしいのだが・・・ こんなところを見て何が面白いのやら・・・ |
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胡同の説明を受けているメンバー しつこい物売りの”オッサン”(右端の男)がいるし、この狭い道を車が走ってくるし・・・ というわけで、私はグループから少し離れて警戒! 従って、ガイドさんの説明は全く聞こえない。 どっちみち興味がないから構わないけど・・・ |
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1軒の民家に入ってお茶を戴きながら、ご主人から説明を受ける。 なんだかよくわからないけど、とにかく歴史のある建物なのだそうだ。 その後、ここを出て途中から人力三輪車に乗りバスまで戻る。 これで約1時間の胡同巡りの観光は終了。 |
この後、名前を失念してしまったが、どこかの公園に行きました。
その中にある『お茶の建物』でお茶を試飲してお土産を買うことになったのです。
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お茶の試飲 何種類かのお茶を戴いて、気に入ったものがあれば購入するというもの。 私はリュックに辛うじて入る大きさじゃないとダメなので、ジャスミン茶の小さな缶を1個だけ母への土産に購入。 100元(約1,500円) 3個買えばどうのこうのと言われ、こっちも買いましょうと言われたが、リュックに入らないんだ!といくら言っても理解できないらしい。 「このケチ!」とばかり、冷ややかな目で見られてしまった。 |
ここにいたのは1時間ぐらいだろうか?
この後、レストランへ移動して中華の夕食を取る。
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レストランを出たところに屋台がズラリと並んでいた。 有名らしいのだが・・・ 過去にここで食べたことがあるメンバーの話では、おいしいそうなのだが・・・・ 衛生上に問題があるとか、スリに遭うので危険だとかという話も聞く。 |
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北京駅 今から、夜行寝台列車に乗って内モンゴル自治区の『包頭』(パオトウ)へ向かうのです。 出発は夜8時。 この写真を撮ったのは午後6時半。 まだ明るいです。 |
北京駅で時間を潰す間の苦労はタバコが吸えないこと。
全館内禁煙!
どこかに喫煙室はないものかと待合室の売店のオバチャンに身振り手振りで質問してみたが、残念ながら喫煙場所はないという。
参ったぞ。ヘビースモーカーの私としては何がつらいって、タバコを我慢するのがつらい!
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ホーム 構内の待合室で時間を潰し、ホームに来たのは7時30分。 発車30分前です。 左側の列車が我らが乗る『包頭』行きの列車。 階段の下に集っているのが我がグループ。 |
ホームには常設の売店はない。日本の「キヨスク」のようなものはない。
その代わり、カーゴに商品を乗せたオジチャンがやって来た。
何か買おう。
しかし・・・・言葉が通じない。
欲しいものは指差せばよいが、値段がわからない。値段がどこにも表示されていないのだ。
我々はついつい英語で「ファイブ?」とか「セブン?」とか言ってしまうのだが、英語の数字が理解できないようで、困惑した顔をされてしまう。
カーゴにはバナナ・桃・プラム・オレンジ等色とりどりの果物が結構並んでいた。(写真を撮るのを忘れた!)
日本では、ホームで果物なんか売らないよなぁ~
従兄弟がバナナを買ってくれて、ついでにミネラルウォーターも買ってくれた。
ちなみにミネラルウォーターは1本15元(約45円)でした。
さて、それにしてもタバコが吸いたい!
何とかならんか?
各車輌の乗車口には女性の車掌が立っていた。
私の乗る車輌担当の車掌さんに身振り手振りで「タバコを吸いたい!」とアピール。
ニコリともせず愛想のない顔で彼女はホームを指差した。
「ここでいいのか?」とジェスチャーで確認。
でもホームも禁煙だったはずだが・・・・
まぁ、こうなったらこっちも必死だ!
「うん」とうなずいたように見えたので・・・・いいんだろう!
あまり離れたところではマズイだろうと思い、彼女の前でプカプカ・・・・
途端に、もう少し離れろと手で追いやられて怒られた。
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寝台車に乗り込む 我々の寝台車はコンパートメントなので、もしかして『軟臥』(日本のA寝台車)かな? ちなみに『硬臥』というのは日本のB寝台車に当たる。 さらに『硬座』は普通座席、『軟座』はグリーン車のことらしい。 まぁ、軟と硬で等級が区別されているようなので、一見してわかりやすいと言えばわかりやすい。 |
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コンパートメント 小さなテーブルが付いていて、ポットや一輪挿しの花瓶が置いてあった。 ベッドは2段。4人一部屋。 ご高齢者には下のベッドを使っていただき、私と従兄弟の”若者”は上のベッドに寝ることにする。 |
さて、乗車して一番最初に私がしたこと・・・
それは、喫煙場所を捜すこと!
明日の朝まで禁煙というのはキツイ。
車内は禁煙なのですが、見つけました!
車輌の前後の乗車口に灰皿が設置されている。
ということは・・・・ここでタバコを吸っていいんだろう?
喫煙場所確保!
これで安心、安心。
従兄弟もタバコを吸うので、早速ご報告。
コンパートメント内では同室の方がお酒やおつまみを日本から持参しており、これを戴いた。
皆さん準備がいい。
私なんぞは、必要最小限のものしか持って来ていないので、もらってばっかりでした。
別の部屋でも”酒盛り”をしていたので、お邪魔する。
ここでもご馳走になる。
伯父も寝台列車で移動しながら車内では”酒盛り”して大騒ぎをしていたらしい。
そういうこともあって、寝台車での移動を企画したそうだ。
それにしても・・・・周りの乗客に迷惑をかけたんだろうなぁ~
伯父ちゃんはお酒が好きだったからなぁ~
そんなことを思いながらお酒をいただく。
ほろ酔い気分で自分のコンパートメントに戻ったところ、同室の方々はみんな既に就寝。
やっとのことで上のベッドに登って横になったが・・・・眠れない!
実は私は非常に寝ぞうが悪いのです。
もしベッドから落ちたらどうしよう・・・・なんて思ったら寝られなくなってしまった!