モンテンルパ世界平和祈念公園再訪問

(モンテンルパ)


平成18年(2006年)11月2日

今日の最後の目的地は“モンテンルパ”
時刻は4時をまわってしまった。
大丈夫だろうか?
門が閉まっているのではないだろうか?

今回、どうしてもここに寄らねばならぬのだ。
事は3年前、ここに展示されてあった戦犯として処刑された方々の写真15枚のうち6枚が私の元に送られてきた。
できればデジタル修正をして欲しいと、当時の管理人からの依頼だった。
そこで、大きな傷を修復し、出来るだけ当時の雰囲気を失わない程度に水戸の写真屋さんに修復してもらい郵送したのだが・・・
この日本人管理人・・・・ニュービリビッド刑務所の囚人で、その後、出所の時に芳名帳などの資料と共にどこかに消えてしまったらしい。(帰国したとの噂あり)
昨年、確認に来たら、やはり私が送った写真は届いていなかった。
そこで、手元に保管していた修復写真のコピーをプリントして今回持参したのである。
どうしてもお返しせねば・・・・

門は閉まっていたが、すぐに管理人がやってきて開けてくれた。
“慰霊堂”にお線香をあげて、持参した写真についてステラさんに通訳してもらい説明をする。

処刑された方々のお写真 上の9枚の写真は以前からあるもの。
下に並べた6枚が私が修復して持参したもの。

管理人さんから明日並べて貼っておくとの言葉を頂き安心した。
これで3年間の重荷が降りた。
亀井さんから「よかったねぇ〜よかったねぇ〜」と何度も言われ、涙が出るほど嬉しかった。
3年も離れ離れにしてしまい申し訳なし。

とにかく目的は達成!
マニラに向かい帰る事とする。

途中、亀井さんの携帯に日本遺族会関係者から電話が入る。
夕食のお誘いとの事なので、待ち合わせ場所のホテルまで亀井さんを送ることにする。
時刻は5時半。無事待ち合わせ時間に間に合う。
「一緒に夕食に付き合えなくて申し訳ないねぇ〜」と亀井さん。
いえ、いえ、どうせ私は食事付きでホテルに宿泊してますから・・・・
「夜、遊びに行っていい?ん?それとも彼女とかの予定でもあるのかな?」と亀井さん。
「彼女?そんな人いないですよ。そういう予定もないで〜す。どうぞどうぞ!」
話によれば、慰霊や遺骨収集に来ている人で、女の子を部屋に連れ込んだり、マニラに愛人を作ったりしている人がいるという。
実名までが挙がってしまうのだから・・・・唖然・・・・
フィリピンに来る目的が目的だから自制心は持つべきだとは思うが・・・・
私はそういうことをすべきじゃないとは言わない。
どうせやるなら、もっとスマートに誰にもバレないようにやるべきだと思う。
それが出来ないのなら、やるべきじゃない。
実名まで挙がるようでは最低でしょ?
朝食時にフィリピンの女の子を連れてワイワイやっている日本人や韓国人のグループをよく見かけるが・・・・みっともないったらありゃしない。
不愉快極る!

夕食を終え、部屋でテレビを見ながら日記などを書いていたら亀井さんがやってきた。
酔っ払って・・・・超ご機嫌!
「今日はこういう人と一緒にお酒を飲んでねぇ〜。いやぁ〜この人、お酒が強いんだよ〜」と名刺を見せられた。
あれ?徳田さん?あの徳田さんではなかろうか?
以前、慰霊碑調査の件でメールをもらったことがある。
昨年、『山吹を偲ぶ会』でマニラ・ダイアモンドホテルに宿泊していた時、日本遺族会の一員として同じホテルに泊まっていたんですよとメールをくださった方だ。
まさか・・・2年連続?
明日、この方々は今日私が行った場所に行くという。そこにまたもや亀井さんが便乗するという。
じゃぁ、出発前に私も同行してご挨拶に伺おう!
・・・・ということで話は決まった!
その後、亀井さんは酔ってふらつきながら自分のホテルに帰って行ったのでありました。


 


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