南洋群島物故者慰霊像

東京都文京区小石川2−23−14・源覚寺(こんにゃくえんま)


慰霊像 平成18年3月11日

南洋群島物故者慰霊像建立の趣旨

かつて南洋群島は、日本の委任統治領として南洋庁施政の下に三十有七年、その治績は顕著であった。
然るに第二次世界大戦に敗れ、米国太平洋信託統治領(ミクロネシア地域)となった。
これ等の島々で、明治、大正、昭和の三代に渉って南方開拓に努め、志半ばに物故された人々並に今次太平洋戦争に祖国に身命を捧げられた将兵及び在留邦人の冥福を祈念して、先年南洋群島関係者に依ってサイパン島に物故者慰霊像を建立したが、遠隔の地であるので参拝の叶わぬ人々のために、南洋群島とゆかりの深いこの源覚寺境内に遥拝所として、この慰霊像を建立したものである。

昭和50年7月18日
財団法人 南洋群島協会

(碑文より)

汎太平洋の鐘




汎太平洋の鐘






(平成18年3月11日)

汎太平洋の鐘

1690年 元禄 3年 粉河丹後守の鋳造により当山に奉納された
1937年 昭和12年 サイパン島南洋寺に転出 南太平洋にひびきわたる。
1944年 昭和19年 サイパン島軍民玉砕して 以後消息不明となる。
1965年 昭和40年 米国テキサス州オデッサ市において発見される。 発見者 ミツエ・ヘスター
1974年 昭和49年 カリフォルニア州オークランド市居住 D.V.クレヤー氏によって、サンフランシスコさくら祭りに展示され、その後当山に寄贈される。

(説明板より) 

碑


「雲ガハシル
学徒ガ征ク
空ニ
同期ノ華
参千六百」



(平成18年3月11日)
源覚寺



常光山 源覚寺
(東京都文京区小石川2−23−14)





(平成18年3月11日)

木造 閻魔えんま王坐像 一躯
区指定有形文化財(彫刻)

源覚寺に伝わる閻魔像で、閻魔堂に安置されている。
右眼が黄色く濁っているが、閻魔王が信心深い老婆に己の右眼を与え、老婆は感謝のしるしとして”こんにゃく”を供えつづけたという言い伝えがある。
このことから、眼病治癒の『こんにゃく閻魔』として庶民の信仰を集めた。
像は、高さ100.4cm。
ヒノキ材の寄木よせぎ造りで、彩色を施し、玉眼が篏入かんにゅうしてある。
優れたできばえを示し、運慶派の流れをくむ鎌倉時代の作と思われる。
銘文によると、寛文12年(1672)に仏師竹内浄正が修理している。
この像は、彫刻美術品として優れているとともに、本区所在の仏像のなかで、古い製作年代に属するものとして貴重な文化財である。
閻魔王は、冥界めいかいにあって死者の生前の罪業ざいごうを裁断する十王のうち、最も良く知られている。
わが国の閻魔信仰は、平安時代後期にはじまり、鎌倉時代に盛んになった。

常光山 源覚寺

平成5年3月
文京区教育委員会

(説明板より)


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