大津陸軍少年飛行兵学校

滋賀県大津市・市民文化会館


若鷲の碑


若鷲の碑
大津陸軍少年飛行兵学校跡

(滋賀県大津市・市民文化会館裏)




(平成17年4月9日)

若鷲の記

大津陸軍少年飛行兵学校は、太平洋戦争が苛烈の度を加え、その戦域が益々拡大された昭和17年10月、航空戦力増強の要請に応じ、東京陸軍航空学校大津教育隊として此の地に開設され、翌18年4月、大津陸軍少年飛行兵学校に独立した。
当時15・6歳の少年たちは、祖国存亡のとき、陸軍航空の期待と栄光の重責を担い、「至誠・純真・元気・周到」の校風のもと、炎熱の朝、酷寒の夕、琵琶湖畔に、長等山麓に、幹部要員として徹底した1ヵ年の基礎訓練に励んだ。
その数、第15期生から第20期生に至るまで8千有余人。
ついで、操縦・通信・整備の各上級学校に学び、若鷲となって大空に巣立ち、北辺の空に南溟の果てに、本土防衛のさきがけとなって愛機と生死を共にした。
昭和20年8月、戦いは終り、これらの出身者、また未だ学業半ばの者は、ともに全国に離散し、本校もまたその歴史を閉じた。
往時茫々、戦後30年。
教えし者、教えられし者相つどい、かつて青春のすべてを抛げうった思い出深きこの地に、永遠の平和を願って、茲に「若鷲の碑」を建立する。

昭和50年10月12日
大津陸軍少年飛行兵学校 関係者一同

(副碑より)

校訓 校訓

至誠・純真・元気・周到
少年飛行兵像 少年飛行兵像

大津陸軍少年飛行兵学校
第一校歌


1.翔け集う 若鷲
  仰げ 無敵の操縦
  競う神技は 燐たり燐たり
  いざ征かむ 鵬翼
  志賀の古都の 花匂う
  ああ畏し 五条の聖諭
  旨と励まむ 旨と励まむ

2.翔け集う 若鷲
  見よや手練の 通信
  樹つる勲は 赫たり赫たり
  いざ伸べむ 鵬翼
  鳰の入江に 朝日映ゆ
  ああ畏し 五条の聖諭
  旨と励まむ 旨と励まむ

3.翔け集う 若鷲
  誓え無縫の 整備
  睦べ三技は 凛たり凛たり
  いざ張らむ 鵬翼
  長等の山の 松青し
  ああ畏し 五条の聖諭
  旨と励まむ 旨と励まむ

(副碑より)



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