下村善太郎像 平成15年7月19日

下村善太郎 しもむら・ぜんたろう

文政10年(1827年)〜明治26年(1893年)

群馬県前橋市 前橋市役所前でお会いしました。


初代前橋市長 下村善太郎翁

下村善太郎翁は、文政10年(1827)に、前橋本町の商家に生れました。
刻苦の末に生糸貿易で成功し、その余力を郷土前橋のために傾注、多大な貢献をされ、後に前橋市名誉市民に列せられています。
明治9年、下村翁は群馬県庁が高崎に置かれた時、同士と図り率先巨費を拠出され、前橋への県庁誘致を実現しました。
それは私たちのまち前橋の大きな礎でした。

下村翁の偉業はそれにとどまらず、前橋の度重なる天災、大火などの被災者の救援をはじめ、教育・産業・交通・防災・その他あらゆる都市基盤づくりに奔走、私財を投げ出し、よく公益に尽くされました。
それら郷土愛の発露のすべてが有形無形の遺産となって、現在に引き継がれています。

明治25年の市制施行に際して、前橋市民は初代市長の栄誉を下村翁に贈りましたが、市長在任1年余りで惜しくも翌26年(1893)66歳の生涯を閉じられました。

その後、市の発展に伴い、市民の下村翁への追慕はますます厚く、市史に一大転機をもたらした一府十四県連合共進会開催された明治43年、前橋公園の一角に立派な銅像が建立されました。
しかし、戦争が激化した昭和18年、資源供給のため供出しなければなりませんでした。

下村翁の偉大な精神と業績をたたえる市民の心を永く後世に伝え継ぐことは、今このまちに住み、さらに心豊かな明日を目指す私たちの大事な使命と考えます。
今年、下村翁没後90年。
そして、本市を主会場に「あかぎ国体」が開催される意義深い年にあたり、市民こぞってこの銅像を再建いたしました。

昭和58年9月

(碑文より)





「初代前橋市長 下村善太郎翁」の像

市役所の近く、県庁に向かう通りに面したところに建っていました。





(平成15年7月19日)

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