篠原朔太郎像 平成19年11月12日

篠原朔太郎 しのはら・さくたろう

慶応元年9月22日(1865年11月10日)〜昭和27年(1952年)3月17日

愛媛県四国中央市川之江町・『紙のまち資料館』でお会いしました。


篠原朔太郎翁の像



篠原朔太郎翁之像
(愛媛県四国中央市川之江町・『紙のまち資料館』)





(平成19年11月12日)

碑文

翁は慶応元年父貞吉の長男として川之江市川之江町井地に生る
幼より家業の製紙に従い良い紙造りに精魂を傾けその研究と努力は生涯を通じて毫も衰えなかった
早くから製紙に■麻パルプ等の混用を奨め苛性ソーダや晒粉による原料の薬品処理に先鞭をつけ或は屡々先進各地を視察して技術を磨き博覧会共進会等に自製の紙を出品授賞されること数知れず
就中明治36年米國聖路易万國博覧会に出品せし典具帖紙が見事一等に入賞金牌を獲得した
同38年には印刷局抄紙部に入所
研鑽を重ね初めて和紙製造に動力を応用
和紙用ビーターを発明し続いて蒸気乾燥機や蒸煮釜をも発明した
これにより従来の製紙工程を一変し能率を上げ生産を昂めた
又原料の探求にも目を向け遠く朝鮮台湾の奥地にまで分け入って新繊維原の発見のため■さに辛酸を甞めている
而もこれらの貴重な発明発見を私することなく総て一般に公開し当地方紙業発展の礎を築き今日のめざましい繁栄の素因を作った
現在翁の作品の一部は東京製紙博物館に保存され又関コレクションに収録されて世界に伝えられた
昭和27年春88歳の天壽を全うせられたが其の没するの日まで良い紙造りと紙業の発展をのみ口にせられたという
茲に有志相諮って偉大な翁の業績を顕彰しその遺徳を永く後世に伝えんとするや賛助協力を惜しまぬ者翕然と集りここにこの銅像を建立する

昭和39年11月
森實瓦石 撰文
高尾涼堂 書之
篠原朔太郎翁顕彰会建立

紙のまち資料館

紙のまち資料館
(愛媛県四国中央市川之江町4069−1)

入場無料
AM9:00〜PM4:00
休館日
月曜、祝日の翌日、12月29日〜翌年1月3日


(平成19年11月12日)

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