11.冷や汗ものの国旗掲揚式

(スリガオ市役所)


平成21年(2009年)10月26日 (第4日目)

私が渡されたスケジュール表では、今日は午前7時半に市役所で行われる国旗掲揚式に参加することになっている。
が・・・・ミス・リズリーは「午前7時半にお迎えにまいります」と昨晩言っていた・・・・
それじゃ、間に合わないんじゃないか?(笑)
もしかしたら、早めに来るんじゃあるまいかと、早めに朝食をとる。

フロントの女の子が「朝食は無料ですから、どうぞ」と言っていたが・・・・
レストランに入ったらメニューを渡され、好きなものを選べとウェイターに言われる。
ん?よくわかんない・・・このシステム・・・・(笑)
万が一、無料でなくとも、まぁ、たいした金額じゃあるまいと、コンチネンタル・ブレックファーストを頼む。

朝食 コンチネンタル・ブレックファースト

食後、急いでチェックアウトして、ロビーで迎えを待つ。
通常、マニラのホテルでは、チェックアウトの時によくトラブルがある。
朝食と夕食込みで宿泊しているのに、食事代を別途請求されたり・・・・
しかし、ここでは、なぜかスムーズ!
あら・・・あっけない・・・・
しかも、あの朝食・・・・請求されなかった・・・・へぇ、本当に無料だったんだ。(笑)

昨日の式典の時にスタッフから日の丸の小旗を渡された。
これを持つことで、一応、日本人だということが、会場の人に分かるようにするためだろう。
で・・・この小旗・・・・
よく見たら、「メイド・イン・チャイナ」なのである!(笑)
なんと、中国め!日本の旗まで作って輸出しておるのだ!
普段、なにかと反日的なことを言っているくせに、ちゃっかりと我が国の国旗を作って輸出しているとは・・・
なんという節操のなさか・・・・(笑)
こんなもの、日本になんか持って帰れるか!(笑)
というわけで・・・昨晩、おしゃべりをしたレストランの女の子にプレゼントすることにした。
と・・・「ここにサインしてください!」と日の丸の白地の部分を指さして言う。
へぇ?サイン?
「ついでに、電話番号も・・・え〜と、メールアドレスも・・・」
なんで、そこまで書かなくてはならんのだ?(笑)
いきなりのサインで驚いたが・・・・
やっぱり、“有名人”はサインの練習をすべきだな・・・と反省する。(大笑)
「今度はいつ来るんですか?」
「たぶん・・・来年かなぁ〜」(笑)

間もなく、ミス・リズリーが迎えに来てくれた。
で・・・アメリカ人のジンジャーさんのホテルに寄って、彼女をピックアップして市役所に向かうという。
車に乗り込んできた、ジンジャーさんと彼女の妹さんと朝のご挨拶・・・・
グッド・モーニング!・・・・だけである。
あとは、会話は全くない。(笑)

さて、市役所に到着したら・・・・あらら〜!!!
市役所周辺に人だかり・・・・・なんで、今日も市民が集まってるの???
建物の前にはズラリと市の職員たちが並んで待っていた!
ギョェ〜!
これ・・・単なる毎朝の国旗掲揚だと思っていたのに・・・なによ、この大げさな集会!(笑)

壇上に市長が立ち・・・・・
向かって左側にジンジャーさん、右側に私が立つようにとミス・リズリーに指示される。
「で・・・俺・・・何をすればいいの?」と小声で彼女に尋ねたが・・・・
返事がない!あれ?俺の英語が通じない?
そのまま彼女はススッとズラリと並んでいる幹部職員の後ろへ行っちゃった!
ギョェ〜
これからどうなるのよ!

フィリピン国歌とともに、国旗が掲揚される。
で・・・そのあと、市長からのご挨拶・・・・
昨日の式典には、ここにいる日本から来たミスター・スズキとアメリカから来たジンジャーさんが立会い、ここに日米両国のフレンドシップが築かれた・・・・とかなんとか言っている。
(フレンドシップ?そんなもの築いてないけど・・・と思いながら聞く・・・笑)
と・・・いきなり・・・・
「では、ミスター・スズキ!ご挨拶をどうぞ!」と市長・・・・
ギョェ〜!!!
うそぉ〜
「ダメ、ダメ、俺、英語、話せないもん!」と言っちゃった!(笑)
チラリと市長の冷たい視線・・・・しまった!と思ったが・・・・時すでに遅し・・・
で・・・続いてジンジャーさんが指名されて挨拶したのだが・・・・
またもや、ゲリラの話である・・・・(唖然)
これで何回目?
ちくしょう!やられたぁ〜!
だいたい、なんで俺を先に指名するかなぁ〜
このジンジャー婆の長々とした話を先にしてくれれば、その間に挨拶の言葉を考えて、続いて私が「流暢な」(笑)英語でスピーチできるのに・・・・
いきなり最初では・・・・ねぇ〜
しかし、この突然の指名に動揺してしまった私の情けないこと・・・・
あ〜自分自身に腹が立つ!
どうして、怖気づいちゃったかなぁ〜
あ〜自己嫌悪である!

で・・・ご挨拶も終わり、解散!
これで、空港へ行って帰れる・・・と思ったら・・・・
市長から「市長室へ来て!記念写真を撮るから!」と言われる。
はぁ?記念写真?
と・・・ミス・リズリーがヒョコッと出てきて・・・・
「さぁ、こちらへどうぞ!」と言う。
あのね・・・あんた、どこにいたの?
肝心な時に教えてくれなくて・・・・・
スピーチがあるなら、そう最初に教えてくれよ〜(涙)

市長の執務室にあった卓上の日米とフィリピンの小旗を持って、3人で記念撮影。
これは、市の広報課の女の子が撮影したが・・・
ついでに私のカメラでも撮ってくれと言いたいのを我慢する。
なにせ、私はこのジンジャー婆には対抗意識があるのである!(笑)
この人が、自分のカメラでも撮ってくれと言ったら、ついでに私も・・・と言えるのだが・・・(笑)
自分だけそういうことをやって「日本人はこれだから困る」なんて冷やかな目で見られたら面白くない!
変なところで意地を張ってしまった。(笑)

で・・・その後、「こちらにどうぞ」と案内されたのが・・・・会議室。
すでに市の幹部職員がズラリと座って待っていた。
ん?何?これ・・・・
何かスピーチをするようだな・・・と、心構えをしていたのだが・・・・
こういう時に限って、挨拶するようにという話が出てこない!・・・・おい、おい、・・・・・(笑)
市長の脇に座れと言われて座ったが・・・・これではまるで副議長である。
まもなく・・・なんと“ジンジャーさんの講話が始った!
うそっ!
またもや・・・ゲリラの話と日本軍に悲惨な目に遭わされたという話である!
しかも・・・・これが・・・長〜い!
「えっ?時間がない?」と話の途中で彼女・・・・
「はい、もう時間がありません」と女子職員が持ち時間が無くなったことを伝えたが・・・・
それでも彼女は話し続ける・・・・相変わらずである・・・・
この人は遠慮ということを知らないらしい。
ここぞとばかりに自分の著書の宣伝である。
いやはや、「戦史研究家」という人種は、これくらいしつこくないとやっていけないのかねぇ〜・・・・

こちらとしては気が気ではない。
というのも・・・すでに時刻は9時を過ぎているのである。
で・・・私が乗る1日に1便しか飛ばない飛行機の出発時間は10時50分・・・・大丈夫かね?
ジンジャー婆の「ありがたい」(?)ご講話が終わったと思ったら・・・・
続いて通常の会議に入る・・・・
へぇ?なんで・・・私まで参加させられるの????(笑)
この会議・・・何時間かかるんだ?
やばいぞ・・・・

最初は、建設関係を担当する職員から、現在建設中の公共施設の進捗状況の説明があった。
プロジェクターを使って、建設中の建物の写真を映し出しての説明である。
いやはや、ご丁寧な説明であるが・・・・
こちらとしては時間が気になって仕方がない・・・・
次々と各部局からの報告が上がる。
で・・・まさか、「副議長席」の私に意見なんか求めないよね?(大笑)
知らないよ・・・・俺・・・・スリガオ市の行政なんか・・・(笑)

テーブルの向こうに観光局局長(?)のミス・ロズリンが座っていたので、私は自分の腕時計を指さしながら、“口パク”で「時間がない!」の合図を送る。
と・・・彼女も“口パク”で、返事をくれたのだが・・・・
日本語なら口の動きで何を言っているのかわかるんだけど・・・・
英語では・・・・口の動きが・・・・読めない!(大笑)
馬鹿である・・・・“口パク”をやった私は間抜けである・・・・・
仕舞には、会議中だというのに、二人で、しかめっ面したり首を傾げたりのジェスチャー合戦となる。

そのうち、ミス・リズリーがススッと後ろからやってきて、小声で「先にチェックインだけ済ませますので、航空券を渡してください」というので、航空券を渡し、「荷物は車に乗せたままだから・・・」と付け加える。

会議はかなりかかるのかと思ったら、30分ほどで終わった。
よし!さぁ、空港へ行こう!・・・・と思ったら・・・・
これから「朝食会」だと言う。
へぇ?ここで?朝食をみんなで食べるの?
私はもうホテルで食べてきちゃったけど・・・・・

朝食会 会議が終わり、今から朝食会・・・・

「朝食、食べないの?」と観光局長(?)のミス・ロズリン
それどころじゃねぇんだよなぁ〜(笑)
「それより、空港に行かなくてはなりませぬ!」
「大丈夫よ、間に合うから」
「だって、10時50分発のフライトだよ」
「大丈夫・・・飛行機、遅れているから・・・」
「遅れてる?こっちに来るのが?」
「そう・・・だから、大丈夫」
ギョェ〜!
全然大丈夫なんかじゃねぇぞ!
マニラに到着したら、すぐに成田行きの国際線に乗り換えなくてはならないのである。
定刻通りのマニラ着でもギリギリなのに・・・・遅れちゃまずいだろ。(汗)

と・・・市長が・・・・「これから、あんたはどうするんだ?」と尋ねてきた。
「マニラに行って、マニラから成田行きに乗って、今日、日本に帰ります」と答えたら・・・・
「ん?成田に行くのか?う〜ん・・・それ、間に合うかなぁ?」と言う。
なぬ?うそでしょ!
「JALなのか?」と言うので、「いえ、フィリピン航空です」と答えたら・・・・
「あっ、フィリピン航空ね。それなら、俺が何とかしてあげるよ」と、市長が、いとも簡単に言った。
うそぉ〜
こう言っては失礼だが・・・こんな田舎の市長が国際線をどうこうできるっていうのか?(笑)

朝食会なんてどうでもいいから・・・とにかく、空港へ行かねば!
「そんなに急がなくても大丈夫ですよ」とミス・ロズリンに言われたが・・・・
いや、とにかく空港に行かねば不安で仕方がないのである。
早く、空港に連れて行ってくれぇ〜!
万が一、乗り遅れたら最悪なことになるんだから・・・・(笑)


  


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