騎兵第14連隊の思い出の地・包頭

(呼和浩特〜包頭)


平成19年10月15日・(第2日目)

寝台車で揺られること約11時間。
午前7時、内蒙古自治区・“呼和浩特(フフホト)”に到着。

呼和浩特駅 呼和浩特(フフホト)駅
呼和浩特駅 呼和浩特(フフホト)駅

ホームにはシャンデリアが・・・・
なんと贅沢な駅なのだろうか?
唖然〜

外に出て驚いた!
何だこの駅ビルは!
うちの町の駅よりでかいじゃないかぁ〜(笑)

呼和浩駅 呼和浩特(フフホト)駅

ここで、他の団員14名とはお別れして、騎兵第14連隊の比留間さん(87歳)のお供をして初日から別行動!
「あれ?何であんたらは別行動なんだい?」と事情を知らない人たちから言われたが・・・
「はっ!私は比留間さんの“当番兵”なもんですから・・・」と言ったが・・・この冗談は通じなかった。(笑)
皆さんは、ここからバスで市内観光、その後は夜に現地の自治政府の歓迎会に参加する。
我々2名は比留間さんが若かりし日本兵の頃、駐屯していた場所等の思い出の地を訪ねる旅に出る。
運転手付の車1台に乗りガイドを付けてもらい移動する。

まずは・・・・朝飯!
当初は皆さんと一緒に町のレストランで朝食を食べてから別行動という話だったが、駅を出たら「じゃぁ、気をつけて・・・」と放り出された。(笑)
比留間さんが「粥が食べたい」と言うので、適当な食堂を探して入り朝食を摂る。

朝食 朝食

かなり豪華な朝食となった。
左手前が粟(あわ)の粥。
その向こうの茶色いのが揚げパンです。

食後、車を飛ばして“包頭(パオトウ)”へ向かう。
約3時間後、“包頭”に到着。
これからどこへ行くのかは私は全く知らない。
全て比留間さん次第なのだが・・・
「あのぉ〜“竜泉寺”っていう場所はどこなんでしょうね?」
「ん?あんた、行った事ないの?行ってみる?」
昭和14年、騎兵第14連隊は、この“包頭”に駐屯していたが、部隊主力が城を出発した後、部隊が帰ってきたと勘違いしたのか、この“包頭”の西の城門を外を確認もせず迂闊にも開けたため中国軍に攻め込まれ大激戦となった。
この時に、城門内には一部の留守部隊と在留邦人が約1千名住んでいた。
この城を奪取するために、いち早く抑えたのが城門近くの“竜泉寺”と呼ばれた高地。
不思議なことに中国軍はこの高地を先に押さえるという行動をとらなかった。
そのため機転を利かした一部の日本軍部隊がここを確保して包頭の奪取に大いに貢献した。
ここを押さえられていたら・・・・果たして奪取できたかどうか・・・というくらいの重要拠点である。
話としては知ってはいたが、見たことはない。
「是非お願いします!」ということで、“竜泉寺”の高地に向かうことになり、最初から予定外の行動となる。
「それにしても・・・よく“竜泉寺”なんか知ってるねぇ〜」と驚かれる。

竜泉寺高地 竜泉高地
竜泉寺高地 竜泉寺高地

“竜泉寺高地”は一部が公園として整備されていて、一見、植物園の門というような門があり、その中の一番奥に何やら英雄の廟があるらしい。
この英雄が何の英雄なのか、尋ねても要領を得ない。
とにかく英雄の廟なので中には入れないとのこと。
英雄なのにお参りしちゃいけないのか?
不思議・・・・・
とにかくその廟の中に入る気はないので敷地内だけを見させてくれと頼み中に入れてもらう。

古い包頭の町 古い“包頭(パオトウ)”の町

“竜泉寺高地”から見る。
手前の平らなところが水が干上がっている川。
昔はこの町の周りを城壁が取り囲んでいたはずだが、今ではその城壁は無い。

“包頭”には今も古い家屋の残る町並みが存在している。
戦前は泥で作られた家、戦後はレンガで作られた家。
それらが混在している。
そのすぐ脇は近代的なコンクリートのビルが建つ。
何とも不思議な光景である。
その昔は城壁で囲まれていたが、その城壁は今は無い。
そのうち、この古い町並みも消えてしまうのだろうなぁ〜

“包頭(パオトウ)”というのはモンゴル語で「鹿のいる場所」という意味らしいのだが・・・
とても鹿がいるようには見えない。(笑)
昔、昔、大昔・・・・大草原に鹿の群れが溢れていたのだとか。

包頭城東門跡 竜泉寺高地から見た包頭城東門跡

ガイドさんの話では、向こうに見える橋は、その昔はあんなに立派ではなかったという。
細い小さな粗末な橋だったと言う。
その橋を渡った所(写真の橋の右側)に東門があった。
“包頭城”には5つの城門があり、東門はそのひとつ。
今はその痕跡は何も無く、ビルが建ち近代都市として整備されている。

騎兵第14連隊の兵営は、城門の外、“竜泉寺高地”のふもとにあったらしいのだが・・・今ではそれがどのあたりなのか全くわからない。
戦史の勉強には、現地に立つのが一番大切だと思う。
当時の状況を思い出し、地形をこの目で確認して、自分の足で立ってみる。
そうすると・・・・「なるほどねぇ〜」ということになる。
まぁ・・・マニアックな趣味だよな・・・これ・・・(笑)

轉龍蔵 『轉龍蔵』と呼ばれる泉

“竜泉寺”には、何やら地元では有名な水が出ている場所がある。
『轉龍蔵』と呼ばれる泉。
地元の人たちが水汲みに何人も来る。
この水を使ったお酒が有名なのだそうだが・・・
大丈夫かねぇ〜・・・この水・・・・(笑)

包頭城西門跡 包頭城西門跡

車の中から撮影。
今では城壁も無く城門もない。
大きな交差点が城門跡だという。

さて、ここから比留間さんが当初から予定していた“安北(アンポク)”という場所に向かって移動する。


  


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