記念植樹

(伊金霍洛旗)


平成19年10月17日・(第4日目・その1)

今日からは団体行動。
昨日までの別行動について、比留間さんから戦友会の会報に投稿するように言われる。
「へぇ?私が書くんですかぁ〜」
「帯川さんがさぁ〜会報作るのに、原稿が集まらなくて苦労してるんだよ。よろしく頼むよ」
どこでも同じだなぁ〜
私の戦車第2師団でも苦労しているんだよなぁ〜
しかし・・・こんなことになるなら、もう少し真剣に見ておくべきだった。
戦友会の方々は、この地にいたことがある人だからねぇ〜
間違ったことを会報に書くわけには行かない。
いやぁ〜参ったなぁ〜(笑)

8時15分、朝食を済ませ出発!
とはいうものの・・・どこへ行くの?
私のメインの用事は比留間さんとの旅行。
これが終わったら・・・もうどうでもいいやぁ〜
全然思考回路が働いていない。(笑)
バスに揺られて、9時過ぎ“小霍洛地区”の植林作業区に到着。
「では、ここで記念植樹をします!」
ゲゲッ!
記念植樹?
あれ・・・今日だっけ?
そんな行事はすっかり忘れていた。
日程表では記念植樹は昨日だったと思うけど・・・
今日に変更されてたの?
軍手などはホテルに置いてきちゃったよ〜(笑)
ヤバイ・・・
これでは「お前はいったい何しに来たんだ?」って言われちゃうなぁ〜
これが本来の目的のツアーなんだから・・・(笑)

私が植えた記念樹 私が植えた記念樹

仕方が無い・・従兄に軍手を借りて、シャベルを振るって砂漠に穴を掘る。
今回の植樹は1500本とのこと。
既に現地の人が植えていて、我々が記念植樹をするために36本ほどを植えずに用意していたという。
植えるのは「樟子松」
それにしても・・・しんどい・・・
砂漠だから穴を掘るのは楽なはずなのだが・・・
息が切れて・・・クタクタ。
運動不足なんだよなぁ〜役に立たない男だよなぁ〜(笑)
来年はガダルカナルに遺骨収集に行くというのに、こんな調子で遺骨収集が出来るだろうか?
穴ひとつ満足に掘れないようでは・・・やばいぞ・・・(笑)

水遣り 水遣り

植えた後は給水車からドドッ!っと、たっぷりと水をやる。
そのため、植えた周りには水がたまるように砂で土手を作ってやる。
水はあっという間に砂に吸い込まれていく。
記念の看板 記念の看板

植樹したところに、記念の看板を立てて・・・完了!
営林局の役人などがワーワーキャーキャー大騒ぎをしながら看板を立てる。
大げさなんだよなぁ〜(笑)
過去の植林地区の視察

植樹の後は近辺の植林状況の視察。
一面砂漠だった場所が松林に・・・
伯父が行ったボランティア事業15年の成果であるが・・・
私はそのことに理解をしないわけではないが、植林に興味は無い。
どうせボランティアで植林してやったって、50年も経てば、「この植林事業は中国人民がおこなったもので日本は関係ない」なんて言いかねない。
中国人はそういう連中だと私は思っている。
この植林事業が、日本の中国侵略の謝罪の一つだなんて思われてはいないだろうな?
そっちのほうが心配だ。

私と比留間さんとで別行動をとっていた日、他の団体は視察や観光をしていたが・・・・
その時に、15年前に自分達が植樹をした場所に行ってみたところ、そこには巨大で豪華な役所のビルと、巨大な銅像が建っていたという。
つまり・・・我々が植樹した木を切り倒して造成して建てられたらしいのだ。
直接携わった関係者達は・・・・唖然・・・・
そうだろぉ?ほらねぇ〜
我々がボランティアで植林をしてやっても、こいつらは無神経なんだよ。
そんな豪華なビルや銅像を建てる金があるなら人民軍を総動員して砂漠に木を植えろって!
おれたち日本人の手を借りるなって!(笑)


  


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