ラクダは楽じゃない・・・・

(伊金霍洛旗〜響沙湾)


平成19年10月18日・(第5日目・その1)

今日は“包頭(パオトウ)”に向かい、ここから飛行機で“北京”に移動する。
途中、“響沙湾”という砂漠を観光。
ここは「観光用の砂漠」のようだ。
読んで字の如く・・・・ここの砂は踏むと鳴くらしい。
いわゆる「鳴き砂」か?
だから・・・「響沙」という名が付けられたのか?

響沙湾 響沙湾

水の干上がった川の向こうに大砂漠が見える。
ここでバスを降りて観光。
「ロープーウェィで川の向こうに渡って観光しましょう!」とガイドさん。
「お〜!行こう!行こう!」
ところが・・・
「風が強いので帽子を飛ばされないように注意してください!」とのこと。
ん?
何かおかしいぞ・・・

リフト リフト

ゲゲッ!
これは「ロープーウェィ」ではない!
「リフト」ではないか!
しかも・・・高い!
実は私は高所恐怖症なのである。
しかし・・・ここまで来ては逃げ出すことも出来ない!
オシッコをチビリそうな恐怖感を味わいながらリフトで移動。(笑)
ここ連日、早朝は吐息が白くなるほど寒かったが、日中はポカポカ陽気。
ところが、ここは全く違う。
寒〜い!
どう考えても氷点下以下である!
しまったぁ〜薄着をしてしまったぁ〜
団員達も大騒ぎ。
しかも・・・風が強い!
高所恐怖症に風と寒さが加わり、もうガタガタ震えるしかない!(笑)

案内図 案内図

観光用ラクダ 観光用ラクダ
ラクダ・・・ ラクダ・・・

向こう岸に着くと・・・そこには観光用のラクダが何十頭と待っていた。
「乗ろう!乗ろう!」
しかし、他の団員は寒さのせいか誰も乗ろうとしない。
私と親戚の小父さんと石材店の神永さんの3人でラクダに乗って砂漠観光に向かう。
30分40元(約600円)なり。
1時間コースもあったが、集合時間に間に合わなくなりそうなので30分コースで我慢する。

ここには何故か日本語の案内板が建っていた。
「係員の指示に従って乗ってください」と書いてある。
しかし・・・係員は中国語しか話さない。
指示に従ってくださいって言われてもねぇ〜
何を言われているのか分からないんですけど・・・(笑)

ラクダの上から撮影 ラクダの上から撮影
我が勇姿? 我が勇姿?

先頭が私、2番騎が親戚の小父さん、3番騎が石材店の神永さん。

ラクダに乗って直ぐに後悔・・・
とにかく寒いのである。
♪月のぉ〜砂漠をぉ〜はぁるぅ〜ばぁるとぉ〜♪と歌いたいのだが、それどころじゃない!
寒くて「うぅ〜うぅ〜」としか声が出ない!(笑)
失敗したぁ〜
こんな思いが30分も続くのかぁ!(笑)
地獄じゃ!地獄じゃ!

後からやって来た従姉達 後からやって来た従姉達

後から従姉2人がラクダに乗って追いかけてきた。
ムフフ・・・愚か者め・・・寒かろう?
ただただ寒さに耐えて黙々とラクダに乗るという愚かな観光。(笑)
結局、ラクダに乗ったのは我が一族関係者のみ。
茨城県人・・・恐るべし。(笑)

砂漠の斜面 砂漠の斜面

他の団員はリフトで帰っていったが・・・
ガイドの話では、砂漠の斜面を歩いて河川敷に降りて、途中からリフトに乗っても帰れるという。
ん?
砂漠の斜面滑りでもするかぁ〜
またもや親戚の小父さんと神永さんと3人で別行動!
行くぞ!
我々の精神年齢は・・・幼い。(笑)

砂漠の斜面滑り! 砂漠の斜面滑り!

砂がパウダー状なので、ここを登ろうとすると足がくるぶしまで潜ってしまうという。
降りるときも同様とのこと。
そのまま降りようとしたら、靴の中も砂だらけになる。
そこで、降り口のところで布の袋を10元(約150円)で貸してくれるというのだが・・・
「お〜い!おじさん、これ借りていいの?使っちゃうよ〜」
得意の日本語でまくしたてたら・・・
おじさんはジェスチャーで「どうぞ、どうぞ」という。
しかし、金をくれとは何故か言わない。
あれ?いいのかな?
え〜い、タダで借りちゃえ!(笑)
おじさんは、変な言葉でわめいている私を見て唖然としている様子。

この袋を足に履き、足首を紐で結んで・・・砂漠の坂を駆け下りる!
ヒェ〜・・・ヒャッホォ〜(笑)
いい歳した「オヤジ」3人が駆け下りるので、若い中国人のアベックに笑われた!(笑)
とにかく、おかげで体が少しは温まったぞ! (笑)


  


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