野砲兵第4連隊

(通称号:淀4077部隊)

編成地 編成時期 終戦時の上級部隊 終戦時の所在地
大阪 明治17年 第15軍 タイ国(ナヨンナーク)

明治3年11月、大阪兵部省で砲兵隊を創設。
明治8年5月、砲兵第4大隊と改称し、のちに西南戦争に参加。
明治17年、砲兵第4連隊に改編。
(日清戦争)
明治27年11月動員、明治28年4月に大連湾に上陸し同地を警備。
同年12月に帰還。
(日露戦争)
明治37年3月、動員され第2軍の隷下に入り南山、得利寺、大石橋の戦闘、引続き遼陽、沙河、奉天会戦に参加した。
明治39年1月に帰還。
明治40年、野砲第4連隊と改称。
(支那事変)
昭和12年2月、満洲派遣下令、支那事変が勃発し7月に応急派兵が下令される。
北支満蒙を転戦し、12月に佳木斯に帰還。
昭和13年8月、張鼓峯事件に際して勃利に集結したが、事件解決のため佳木斯に帰営。
昭和15年7月、中支派遣。
第11軍の漢水作戦、予南作戦、江北作戦に参加。
昭和16年9月、第一次長沙作戦に参加。
11月に大本営直轄となり、上海に集結して南方作戦の準備に入る。
(太平洋戦争)
日米開戦では比島作戦に参加。
昭和17年3月、リンガエン湾に上陸、バターン作戦で第16師団、第65旅団、永野支隊と共にマリベレス、サマット山を中核とする敵陣地に対し、4月3日払暁からの軍砲兵隊の攻撃準備射撃に参加。
第一線の突撃を支援し、敵を南方へ圧迫したが、砲兵陣地推進は輓曳困難なため、敵からの押収自動車を利用して移動した。
引続きコレヒドール島攻略戦に参加。
5月5日から6日にかけて敵前上陸を支援する。
特に歩兵の第一線に挺身観測者を派遣して、第一線の要求に応じる密接射撃任務を遂行した。
同年6月に復員。
昭和18年9月、臨時動員され、スマトラの防衛にあたる。
昭和20年3月、第39軍に入り、タイ国北部へ移駐。
更に7月に第15軍に入りビルマでの作戦中に終戦を迎える。


鎮魂碑



『鎮魂』の碑

大阪護国神社





(平成20年6月15日)

主碑(裏)碑文

昭和57年4月吉日
信太山砲四会 協賛一般有志 建之

御霊所属部隊
野砲兵第4聨隊
中部第27部隊
野砲兵第104聨隊
野砲兵第34、第30聨隊
野砲兵第42、第44聨隊
野砲兵第21聨隊第3大隊
独立野戦高射砲第42聨隊
独立混成第2、第5、第83、第123旅団砲兵隊
船舶砲兵隊
4号砲兵情報班
満州第871部隊
其の他関聨諸部隊

部隊歴史の概要

野砲兵第4聨隊 明治3年大阪砲兵隊編成さる、明治7年佐賀の乱、9年萩の乱、10年西南戦役に出動、17年砲兵第4聨隊と改称す。
明治37年日露戦争に於いては満州に出動奮戦し第2軍司令官より感状を受く、明治40年野砲兵第4聨隊と改称し、大正8年大阪法円坂より信太山に兵営を移転した。
昭和12年7月より支那事変・引続き大東亜戦争に出動し、内蒙、満州、北・中・南支・比島・スマトラ・泰國等々各地に転戦奮戦したが昭和20年終戦により復員解散す。
野砲兵第104聨隊 昭和13年6月編成され南支各地に転戦し終戦のため復員、解散す。
野砲兵第34聨隊 昭和14年4月編成され中支各地に転戦し昭和18年6月野砲兵第30聨隊に改編し比島ミンダナオ島に転戦し終戦、復員、解散す。
中部第27部隊 昭和12年4月本隊出動後の野砲兵第4聨隊留守隊は昭和15年7月中部第27部隊と改称、昭和20年3月大阪師管区砲兵補充隊と改称し終戦により解散す。
その他関聨諸隊 昭和12年以降終戦迄の間、中部第27部隊に於いて編成せられた前記部隊の外、野砲兵第42、第44聨隊、独立混成第2、第5、第83、第123旅団砲兵隊、船舶砲兵、高射砲隊、四号砲兵情報班等々幾多の部隊が編成せられ、陸、海、全戦線に出動奮戦、又本土決戦部隊は各地に於いて決戦体制にあったが終戦の大命を拝し各部隊涙を呑んで復員、解散したのである。
以上

昭和57年4月吉日
信太山砲四会

(副碑・碑文より)

 レリーフ


比島攻略戦

第4師団の野砲兵第4連隊は、野砲3個大隊36門、10榴1個大隊12門の連隊。
中支に移動後、野砲2個大隊、10榴1個大隊に縮小され、かつ、野砲の一部は山砲に換えられた。
フィリピンに転進する時に各大隊とも3個中隊から2個中隊に縮小。
このため火砲は野砲16門、10榴8門をもつだけの部隊となった。
しかも、連隊、大隊、中隊とも段列を欠き、いずれも軽観測車1両だけしか持っていない極めて劣弱な装備となってしまった。
バターン半島における戦闘中には輓馬の使用が困難だったため、押収自動車を併用したのが実態だった。

(佐山二郎著 『大砲入門』 光人NF文庫 1999年発行)

(平成24年3月31日追記)


サマット山


サマット山(Mt.Samat)
(フィリピン共和国ルソン島・バターン半島)

山頂には大きな十字架(展望台)が建っています。



(平成16年5月7日訪問)
マリベレス山


マリベレス山(Nt.MARIVERES)
(フィリピン共和国ルソン島・バターン半島)

サマット山の南にあるギザギザの山。(サマット山頂から見る)




(平成16年5月7日)



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