(成田~マニラ~クラーク博物館・リリーヒルの慰霊碑・アンヘレス)
平成26年(2014年)6月26日(1日目) |
先々週、マレーシアから戻って来て・・・・
帰国早々、今度は・・・・フィリピン!
いやはや、友人達の呆れる顔が目に浮かぶ。(苦笑)
今回は、ツアーではなく、以前から計画していた個人旅行での訪比である。
主目的は、例のクラーク博物館の館長に会うこと。(笑)
ご高齢なので、あと何回会えるかわからない・・・・
会えるときに会っておこうと思ったのである。
このことを先月、靖国神社で催行した我が戦友会の永代神楽祭で話したところ・・・
機動歩兵第2連隊の栁本大隊長のご子息から、同行させてもらえないかとの打診を受けた。
栁本大隊は、このクラーク地区で戦い壊滅したが、大隊長は無事に生還されている。
大隊長は、我が戦友会の会員だったが平成3年に交通事故で突然この世を去られた。
ご子息としては、お父さんが戦っていた場所を訪ねてみたいと思っていたそうで、ようやく定年退職となり時間も出来たので・・・とのこと。
いや、それは是非、一緒に行きましょう!
亡くなられたお父様も喜んでくれるのではあるまいか?
話はとんとん拍子に進み、2人でフィリピンに行く事となった。
問題はお父様の足跡である。
この地区は日本軍の一大航空基地・・・・
陸軍の飛行機が間違って海軍の飛行場に着陸してしまったというエピソードが残るくらい、いくつもの飛行場があった場所である。
米軍がフィリピンに上陸し、反攻してきた時に、この地域はもちろん戦場となったが・・・・
なにせ陸海軍の航空関係者ばかりしかいなかった場所である。
陸戦には疎く、まともな陸上兵力は我が機動歩兵第2連隊の本部と栁大隊くらいしかいなかったのである。
事前の調査をしようにも、栁大隊に関する資料は皆無に等しい・・・・
大隊長自身が戦後に記した手記しかない。
ご子息から、その手記をいただき、これを元に足跡を調べるが、これがなかなか難しいのである。(涙)
「略図」はフリーハンドで描かれた本当の“略図”であるから、距離も位置関係も必ずしも正確ではない。
ネットでグーグルのマップとにらめっこしながら・・・・
現在はどのあたりに位置するのかを探し出す。
大変は大変だが、結構、こういう作業は楽しい。
なにせ、間違った場所をご案内するわけにはいかないし・・・・
事前に現地調査に行く余裕もないから、ぶっつけ本番ということになる。
ご子息に満足していただけるような案内をせねば・・・・
神経を使うが、でも、楽しい!(喜)
今回は、いつも利用するANA便が満席のため席が取れなかったので、やむなくJAL便を利用することにする。
JALでフィリピンに行くのは何年ぶりのことだろう・・・・(汗)
夕方、成田空港で“ヤナギモトさん”と待ち合わせし、無事に合流。
“ヤナギモトさん”は国内線は仕事でよく利用していたそうだが、国際線は初めてとのことなので、緊張しまくっていた・・・(大笑)
午後6時10分成田発、JAL745便でマニラに向かう。
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機内食 |
午後9時50分、マニラに到着・・・・
マニラ空港には3つのターミナルがある。
第1ターミナルは、各国の航空会社が乗り入れている昔からあるターミナルで、古くてオンボロである。(苦笑)
第2ターミナルはフィリピン航空専用の綺麗なターミナルである。
フィリピン航空を利用してマニラに入る場合は、このターミナルに到着する。
このターミナルの便利なところは、第1ターミナルと違って出国審査を終えて先に進むと、すぐに搭乗口に到着するというところ。
歩く距離が短くて便利なのである。
歩行に多少の不安があるご遺族をご案内して訪比したときは、このターミナルを使用するフィリピン航空にした。
が・・・成田発だと、早朝便になり、私の場合は成田空港周辺に前泊しなくてはならない。
帰国時も遅い時間なので、後泊しなくてはならず、結局、余計に2泊しなくてはならないので、最近ではフィリピン航空の利用はやむを得ない場合を除いて避けるようにしている。
第3ターミナルは、一番新しいターミナルだが、乗り入れ航空会社がANAくらいしかない、寂しいターミナル。
おかげでターミナル内はガラガラで、静かでいい・・・(笑)
今回はJALなので、古くてオンボロの第1ターミナルに到着である。(大笑)
迎えには、いつものように“ステラさん”に来てもらった。
ホテルに向かう途中、いつものように市内の両替商のところに立ち寄り両替をする。
ホテルはいつもの私の定宿を指定。
慣れているところが一番落ち着く・・・・
いつものようにチェックインの手続きを済ませたらコーヒーラウンジでコーヒーを飲みながらオシャベリ・・・・
今回の旅は、いつもの旅行社を使って、マニラ滞在部分だけをお願いした。
クラーク地区に関しては、以前お会いしたことのある、現地で旅行社を経営している日本人女性の“タケウチさん”にお願いした。
初めての利用で少々不安だが・・・・(汗)
折角知り合ったのだから、彼女にも何らかのメリットが出るようなことをしてあげようと思ったのである。
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ホテルの部屋 |
夕食は、機内食のみである。
さすがに少々腹が減ってきたが、我慢して寝る!(苦笑)
平成26年(2014年)6月27日(2日目) |
今日はクラークに向かう日である。
ホテルのチェックアウトは“ステラさん”がわざわざ来てくれてやってくれた。
もう10年以上の付き合いであるが、毎度のことながら助かる。
感謝、感謝である。
ホテルにはクラークから迎えの車が来ることになっているが、どういう人物が来るかは全く知らされていない。
現地旅行社の“タケウチさん”の携帯に電話をしたがつながらない・・・(大汗)
おい、おい、本当に迎えは来るんだろうな?(大汗)
しばらくして、私のことを探しているフィリピン人がいると、ホテルの従業員に声をかけられた。
その人物が運転手だった・・・(唖然)
私は表玄関の外に立って車寄せに車が入ってくるのだろうと待っていたのだが・・・・
彼は別の場所に車を止めて徒歩で裏口からロビーに入って来たそうだ。
あのね・・・そういう「お迎え」ってあるの?(唖然)
“ステラさん”は、我々が確実に出かけるのを確認するまで残っていてくれた。
他の旅行社に手配したことだから彼女には我々を心配する義務はないのだが・・・
最悪の場合は、彼女を頼れるので、心強かった・・・
大助かりである。
ドライバー君は英語しか話せないので、なかなか会話が大変であるが・・・・(苦笑)
まぁ、片言英語を駆使した楽しいドライブをして、真直ぐ本日宿泊予定のホテルへ・・・・
が・・・・ホテルで待ち合わせ予定の“タケウチさん”がいない!!(唖然)
ドライバーに尋ねたら、「これから来るんじゃないでしょうか?」と言う・・・・
あらら・・・・
仕方がないので、勝手にチェックインの手続きをして先に部屋に入る。
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ホテルの部屋 |
部屋はかなり広い!
このホテル、現在改装中のホテルで、フロントもロビーもレストランも閉鎖中である。(汗)
玄関脇の机ひとつの“フロント”でチェックインした。(笑)
というわけで・・・・このホテルは現在、宿泊代が半額なのだそうである!(大喜)
それで、この広い部屋だからねぇ~・・・・満足である!
部屋で“タケウチさん”が来るまで待機する。
まもなく“タケウチさん”がホテルにやってきた・・・
彼女の話によれば、ドライバーに途中で電話をしてくれるよう言っておいたのに、ホテルに着いてから電話をしてきたそうで・・・(唖然)
まぁ、フィリピンではよくある話かも・・・・
携帯電話がつながらなかったのは、数日前に携帯電話をバックごと盗まれたという。(唖然)
そういう場合は、私が日本を出る前にメールで新しい番号を教えてくれないと・・・・(大汗)
万が一待ち合わせがうまく行かない場合があるかもというのは考えなかったのだろうか?(唖然)
日本人とはいえ、現地在住者となると、フィリピン人に似ちゃうのかな?(大笑)
クラーク博物館の館長さんと昼食を一緒に食べる約束をしていたので、急いで博物館に向かう。
館長さんをピックアップして近くのレストランで食事をする予定・・・・
館長さんは私の親父と同世代だが、かなり足が弱っていて、ほとんどヨチヨチ歩きに近い・・・
が・・・・気力は我が親父よりスゴイ・・・(大笑)
初対面の時は本当に怖かったが・・・今では気さくないいお婆ちゃんである。(喜)
博物館から出てきて・・・「おお!ミスタァ~スズキィ~!!」と大喜び。
こんなに喜んでくれるんだから来たくもなるというものである。(笑)
私は“ハグ”なんてしたことがないので・・・いきなり抱きつかれて、こっちはシドロモドロである。(大笑)
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レストラン |
レストランには観光局の“ガイ局長”もお呼びして、一緒に食事をする。
“ガイ局長”には、以前、観光リーフレットの和訳を頼まれていたので、英語が苦手な私が訳した文章をプロの翻訳家の“フルサワさん”にチェックしてもらい・・・・(汗)
散々手間をかけて作った「和訳原本」を渡す。
英文を意訳してスムーズな日本文にするか、フィリピン人が書いたものという雰囲気を出して、直訳に近い日本文にするかで迷ったが・・・
結局、少し、たどたどしい感じの雰囲気の日本文にした。(笑)
“フルサワさん”にはボランティアでやっていただき恐縮至極である。(喜)
“フルサワさん”には以前、スリガオの平和式典で現地との橋渡しでもお世話になった。
いやぁ~本当に助かった・・・感謝、感謝である。
この原本をコピーしてもらい、英文の観光リーフレットを読むのが苦手という日本人観光客に配ってもらうことになっている。
う~ん・・・ちゃんと、やってくれるかどうかは知らないけど・・・(大汗)
博物館館長が「あなたにお願いしたいことがあったのを伝えるのを忘れていた」と言う。
何かと思ったら、日本茶のティーパックを日本から持ってきてもらいたかったと言う・・・・
ん?それ・・・以前に聞いてますけど・・・(笑)
ジャジャジャァ~ン!・・・・ちゃんと持ってきましたよ!!お土産で~す!(大笑)
「おお!良く覚えていてくれたわねぇ~」と館長さんは大喜び・・・・
お茶程度でこんなに喜んでいただけるんだから安いものである。
で・・・・
前回お会いした時に「あなたのバイオグラフィーについて書いた物を持ってきてくれ」と言われた。
その“バイオグラフィー”の意味が私にはわからないのですが・・・(大汗)
履歴書みたいなものかな?自己紹介文?
辞書を片手に、これは独力で英文で書き上げたので、それを手渡したら・・・・
「あら・・・本当に書いてきたの?それじゃ、本気で探さないとね・・・」と館長さん・・・
私の英語力はかなり貧弱だが・・・(汗)
確かにそう言われたと思っていたのですが・・・
え?・・・あれは冗談だったのか?(大汗)
いつも、こんなお婆ちゃんと食事していたのでは申し訳ない、もっと若い女性と食事をしたほうがいい、ついては、あなたの“バイオグラフィー”を書いた物を読ませてもらい、あなたの経歴や学歴に見合う女性を探してあげるので、次回、必ず持ってきてくれ・・・・って言ったよね?(大汗)
あれ?・・・・私の聴き違い?・・・・(大汗)
私としては、若い女性とデートするより、館長さんの喜ぶ顔を見たくて来てるわけで・・・
紹介してくれなくても別に構わないのですが・・・・(大笑)
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昼食 |
館長さんが、このレストランの日本人オーナーにアポを取っていた。
同じ日本人同士なら話もし易いだろうという、英語が苦手な私を気遣ってのことらしい。
で・・・・オーナーの“アリタケさん”が「それで・・・私に何の用でしょうか?」と言う。
「へぇ?別に用事があるわけじゃないのですが・・・・」(大汗)
町の名士である館長さんから「会って欲しい」と言われたので、忙しい中わざわざ時間を作ってくれたそうで、申し訳なし・・・
「館長さんから、オーナーを紹介するからと言われただけでして・・・・」と恐縮・・・・
いやぁ~参った・・・・(大汗)
食事を終え、館長を博物館へ送り届け、我々は“ガイ局長”の事務所を“見学”に行く。
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マバラカットの観光局長の事務所 |
ここで、これからの町の開発計画や、その模型などを見せてもらう。
「で・・・ガイ!俺の家はどの辺に建ててくれるんだ?」とカタコト英語でジョークを言ったら、通じた・・・・大笑い・・・・
この周辺の建物は、日本軍が駐屯していた時に兵舎として使われた建物が残っている。
陸軍が使ったのか海軍が使ったのかは知らないが・・・・
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戦後、かなり手を入れられているそうだが、基本的な部分は当時のままだという。
時刻は午後3時・・・・
続いて、クラーク博物館に徒歩で向かう・・・
館長は先に戻っているので、改めて“表敬訪問”する。
ここに展示されている日本軍の遺品を“ヤナギモトさん”にお見せしたくて案内した・・・・
お父さんの部隊のものもあるのではなかろうかと思うのである。
以前、私が作って提供した英文の説明板がちゃんと置かれていたので安心した。(喜)
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展示品 |
館内を見学させていただき、ここで館長さんと再会を約してお別れ・・・・
次に向かいたいのは「リリーヒルの慰霊碑」なのだが・・・・
“足”がない!
つまり、車がないのである!(大汗)
”タケウチさん”は、懇意にしている“ガイ局長”の車を運転手付きでタダで借りようと思っていたそうなのだが・・・(唖然)
なんと!彼の車は現在修理中とのこと・・・・
あらら・・・どうする?
ここクラークフィールドは、その昔、米軍の空軍基地があった場所である。
1991年にフィリピンに返還され、現在は「クラーク経済特別区」となっている。
博物館が建っているこの特区内に「リリーヒルの慰霊碑」があるので、歩いて行けない事もないだろうが・・・・(汗)
敷地が広大すぎる・・・・(大汗)
結局、レストランのオーナーが特別に車を“提供”してくれた。(大喜)
通常は、そういうことはしないそうなのだが、私が博物館長から信頼されている親しい“お客様”なので、特別に車を提供してくれたのだろうと“タケウチさん”が驚いていた。(笑)
レストランのスタッフの女性がオーナーから借りた車を運転してホテルの近くまで送ってくれるとのこと。
その途中、「リリーヒルの慰霊碑」に立ち寄ってもらい、お参りをすることにした。
博物館から徒歩でレストランに戻り、彼女が仕事を終えるまで待つ・・・(笑)
時刻は4時45分・・・・
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リリーヒルの慰霊碑 |
この慰霊碑の銘板には、栁本大隊長・栁本少佐のお名前も刻まれている。
前回、一人で訪れたときに、ここに栁本さんの息子さんを連れて来られたいいなぁ~・・・と思ったのだが・・・
まさか本当に一緒に訪れることが出来たとは!(驚)
お線香をあげて参拝・・・・
ご好意で車に乗せてもらっているので、あまり長居しているわけにもいかぬ・・・・
運転手役の彼女にも都合というものがあろう。
お線香をあげて、記念写真を撮って・・・ホテルの近くまで送ってもらう。
で・・・お礼にチップを渡そうとしたが、受け取ってくれない。
オーナーからチップを受け取るなと厳命されたそうだ。
だから受け取るわけにはいかないと固辞する。
チップを欲しがらないフィリピン人に会ったのは初めてである。(苦笑)
美人で、モデル級のスタイルで、しかも真面目・・・あらら・・・完璧じゃない?・・・驚いた・・・(笑)
結局、御礼だけを言って、オーナーにもよろしく伝えてくれるよう頼み別れる。
“ヤナギモトさん”は、今回の旅の直前に風邪をひいてしまったそうで、かなり咳き込んでいた。
急いで病院へ行って薬を処方してもらったそうであるが、ついに熱が出てきてしまったそうで・・・・
いやはや、こりゃ参った・・・
時刻は5時半・・・・
夕食にはまだ時間が早いので、ホテルで休んでもらうことにした。
少しでも体を休めておいたほうがいいだろう。
明日も人に会う予定があるのだから・・・・
で・・・私は、“タケウチさん”と二人でコーヒーを飲みに出かけ、カフェでおしゃべり・・・(笑)
どうもコーヒーを飲んで一服しないと、調子が出ないのである。
なんというか・・・シャキッとしないのである。(苦笑)
このカフェは繁華街の中にある。
ここは・・・いわゆる“色街”か?(汗)
ミニスカートを履いた女の子がやたらと歩いている。
これから出勤するホステスか?
う~ん・・・いい目の保養である・・・(大笑)
観光客も結構見かける・・・
一番多いのが白人だった。
その他には中国人か韓国人か、明らかに日本人ではない“東洋人”男性が目立つ・・・・
アンヘレスという町は“女遊び”で有名なところらしいが、私は初めて来た。
以前、遊び目的の日本人はマニラより、この町に行くという話しを聞いたことがあるが・・・・
私はフィリピンに来るようになって15年ほど経つが、いつも山の中か戦跡巡りばかり・・・・
こういうところには来たことがないので珍しくて仕方がない・・・・(大笑)
夕食はホテルの近くのレストランでとることにした。
時刻は午後7時半・・・・
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夕食 |
食事を終えて・・・さて・・・どうしますか?
“ヤナギモトさん”はお酒が飲めない・・・
しかも風邪をひいて体調不良ということで、真っ直ぐホテルに戻り休むという。
で・・・仕方がないので、私は“夜の社会見学”をすることにした。(大笑)
“タケウチさん”に某パブに連れて行ってもらう。
お店はかなり広く、まぁ~きらびやかなステージでたくさんの女性が踊っている。
というか・・・デレデレと腰を振っている程度だが・・・(苦笑)
気に入った子がいれば、自分の席に呼んで、さらに気に入ればホテルに連れて行くのだそうだ。
ほ~う・・・そういうシステムですか・・・(笑)
「私のことは気にしなくていいですから。こういうことは慣れていますから・・・」と“タケウチさん”は、やたらと気を遣ってくれる。
女性ガイドと一緒に来ては、女の子を“買う”のに気が引けていると思っているのだろう。(大汗)
しかし、私の目的は、女の子ではない・・・・(大笑)
お目当てはマジックショー!
私はマジックショーをナマで見たことがないのである。
そのマジックショーが女の子のダンスの合間に行われるというので、この店を選んだのである。(笑)
このマジックショーがなかなか始まらない・・・(涙)
しばらくの間、客の様子を観察して楽しむことにした。
白人の客が多い・・・・英語が通じるからか、楽しそうに会話をしている。
次に多かったのは、韓国人の団体客である。
吹き抜けの二階席からステージにカネをばら撒く・・・(唖然)
それをキャーキャー言いながら必死に掴み取る女の子たち・・・・
悪趣味だよなぁ~(唖然)
品が無いよなぁ~(汗)
”タケウチさん”の話では、昔は日本人の団体が、よくこれをやったらしい。
1000ペソ(約2千円)を小額紙幣の20ペソ(約40円)に換えれば、20ペソ紙幣50枚となる。
これが2000ペソならば、100枚となる・・・・
両替したこの小額紙幣の束をばら撒くのだという・・・(唖然)
馬鹿じゃなかろうか?
それに群がる女も女だが・・・これじゃ、いくら美人でスタイルが良くても・・・見ていて冷めるよなぁ~(大汗)
そのうち韓国人団体客が、ガイドと店のスタッフを相手に何やら大声で騒ぎ始めた。(大汗)
どうも女の子がなかなか決まらないご様子である。(笑)
値段が高いとか何とかって、うるさいことを言っているんだろう・・・
横柄で、我がままで、しかもケチという韓国人のことである。
言葉がわからなくても想像はつく・・・(苦笑)
どいつでもいいから、さっさと女の子を決めて店から出て行ってくれねぇかなぁ~
鬱陶しんだよね・・・・(怒)
そこに、更に鬱陶しい連中が店に入ってきた。(汗)
日本人の少人数のグループ・・・・それも数組・・・・
あ~やっと出没してきましたか・・・日本人・・・・
これまた鬱陶しい・・・・見苦しい・・・(大汗)
このお店には「マッサージ」を担当する女の子がいる。
声をかけられたが、”売り”に来たのかと思ったので断ってしまった。
“タケウチさん”に聞いたら、今のがマッサージをしてくれる子だという。
あら・・・かなりの美人さんだったのに断っちゃった・・・正直言って・・・後悔・・・(大笑)
“タケウチさん”が店のオーナーとおしゃべりしている間に、次にやってきたマッサージ嬢にマッサージを頼む。
マッサージと言っても肩を揉む程度だけだったのだが・・・(大笑)
で・・・・飲み物を御馳走してあげて、カタコト英語でおしゃべりをしていたら・・・
「え!いつの間に・・・」と”タケウチさん”に呆れられた・・・(大笑)
私は、それほどカチカチの真面目男ではありませぬ。(大笑)
マッサージの女の子も”お持ち帰り”ができるそうで・・・・
売り込んできたが丁寧にお断りする。(笑)
私の目的は慰霊と戦跡訪問である・・・・ということを説明してもわかってくれないだろうけど・・・(笑)
“女遊び”でやってきた他の日本人観光客とは違うのです!
ここは一線を画したい・・・・
慣れない場所では、私はお酒は極力飲まないことにしている。
帰り道でトラブルに遭ったときに酔っていては対処ができなくなる。
まともな判断ができないとマズイ・・・ということで・・・・
コーヒーやコーラを飲む。(大笑)
ようやく、待ちに待ったマジックショー!!(大喜)
青年が一人、ステージに立ち、ショーの始まりである!
なかなかの腕前である。
へぇ~・・・ほぉ~・・・・おお!・・・・である。
大いに楽しませてもらった。
ショーの後、このマジシャンは女の子を従えて店の中を挨拶回りをした。
同行する女の子はチップを受け取る係らしい・・・
見ていると、あまりチップを渡す人がいない・・・(唖然)
彼はチップで生活費を稼いでいるのだろうに・・・
観るだけ観て、チップを払ってあげないというのは、いかがなものだろう?
私のところにも来たので、マジックショーが素晴らしかったことを褒めてあげて、チップを弾む。(笑)
カネをステージにばら撒いた韓国人には、こういうスマートなことはできまい・・・(大笑)
いろいろと“目の保養”もさせていただき・・・・”夜の社会見学”は終了!(大笑)
ホテルに戻り、マッサージを頼んで・・・・寝る!(笑)
マッサージをしてもらって、ウトウトして・・・そのまま寝るのが一番である!(大笑)
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