ヨハネ・パウロ2世像 平成19年3月27日

ヨハネ・パウロ2世 John Paul II

1920年5月18日〜2005年4月2日

(ローマ教皇在位:1978年10月16日〜2005年4月2日)

長崎県長崎市・浦上天主堂でお会いしました。


ポーランド出身のローマ教皇。
455年ぶりの非イタリア人教皇で、史上初のスラブ系教皇。
1981年2月23日〜26日、東京、広島、長崎を訪れた。
外遊では地球30周分の距離を移動し、129の国と地域を訪問し、『空とぶ星座』と呼ばれた。


教皇ヨハネ・パウロ2世像



「教皇ヨハネ・パウロ2世」像

(長崎市・大浦天主堂)





(平成19年3月27日)

教皇ヨハネ・パウロ2世

私は、栄光と悲劇の跡をとどめている歴史の町、ここ長崎を訪れ、栄光を勝ち取り悲劇を乗り越えた人々の子孫であり後継者である皆さんにお話できることを神に感謝します。
私は大きな愛情と、この地方教会の素晴らしいカトリックの伝統に対する深い尊敬の念をもって、皆さんにご挨拶の言葉をのべます。
(25日の説教の冒頭のお言葉)

教皇は浦上の司教座聖堂において、1981年2月25日司祭叙階のミサを司式され、翌26日に修道女達にお話をなされた。

(碑文より)

浦上天主堂




大浦天主堂






(平成19年3月27日)

浦上天主堂の歴史と由来

浦上は、戦国時代の末ごろから、キリシタンの村であった。
その後 徳川幕府のキリシタン弾圧、近くは1868年(明治元年)浦上村民総流配が決定され、名古屋以西の21藩に浦上信徒3,414人が流配された。
1873年(明治6年)キリシタン弾圧は停止され信徒たちは帰村したが、なによりも欲しかったのは、「神の家」魂のよりどころである天主堂であった。

1880年(明治13年)
信徒たちは旧庄屋屋敷を買収して仮天主堂とした。
1895年(明治28年)
長い弾圧と流配の打撃から生活の再建も充分でなかったので、この年になってようやく天主堂の建立に着工。
主任司祭フレノ師(フランス人)設計監督し、信徒たちは材料運搬などの労力奉仕のほか、それぞれ分に応じた献金をした。
設計は石と煉瓦造りの壮大なロマネスク様式であったが、資金難から工事はとだえがちで、1911年(明治44年)フレノ神父は過労にたおれた。
後任のラゲ神父(ベルギー人)が工事を続行したが、早く完成するため屋根を木造瓦ぶきに設計変更した。
1914年(大正3年)
20年の歳月を経て 赤煉瓦造りの天主堂が完成し、3月17日浦上信徒発見の記念日に、コンパス司教によって献堂式をあげた。
床面積1,162u(352坪)東洋一の大天主堂であった。
1925年(大正14年)
双塔ができて、2個の聖鐘がつるされた。
着工から30年目であった。
1945年(昭和20年)
8月9日原爆被災により破壊焼失した。
信徒も12,000人のうち、8,500人が爆死したと推定されている。
1959年(昭和34年)
原爆被災前の天主堂をモデルににした鉄筋コンクリート造りの現在の天主堂が落成し、11月1日ローマ教皇庁公使フルステンベルグ大司教によって聖別された。
床面積1,679u(509坪)。
(設計施工 株式会社鉄川工務店)
1962年(昭和37年)
1月1日大司教座聖堂(カテドラル)に指定された。
1980年(昭和55年)
完成21年経過したこの天主堂はあちこち補修の必要にせまられていた。
ときあたかもローマ教皇様の訪日がきまりつつあり、有史以来初めてのこの慶事を記念して、歴史性の高い原爆被災前の天主堂のように外装は赤煉瓦造り、窓は全部ステンドグラスするなど内装も立派に整備して10月完工した。
(設計施工 株式会社大林組)
なお浦上は現在信徒数8,500人、日本で一番、信徒数の多い小教区である。

(説明板より)

ヨハネ・パウロ2世 平成19年3月26日

長崎県長崎市・大浦天主堂でお会いしました。

教皇ヨハネ・パウロ二世



「教皇ヨハネ・パウロ二世」像

(長崎市・大浦天主堂)





(平成19年3月26日)

碑文

こゝは日本の新しい教会の信仰と殉教と宣教の原点です。

修道女たちになされた御訓話の一節

教皇は1981年2月26日午後、日本カトリック教会再復興の地、大浦天主堂をご訪問になられた

大浦天主堂



大浦天主堂
(長崎県長崎市)





(平成19年3月26日)

国宝大浦天主堂のご案内

当天主堂はジラール・フューレ両神父(パリ外国宣教会)の設計のもとに1864年12月29日に竣工された。
正式な名称は日本26聖殉教者聖堂であり地名をとって通称大浦天主堂といわれる
ゴチック建築式の西洋建築物として昭和8年に文部省より国宝に指定されている。

(説明板より)


サン・ピエトロ大聖堂

バチカン市国・サン・ピエトロ大聖堂(平成18年12月9日訪問:旅日記参照)


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