第23野戦防疫給水部 戦歿者慰霊碑 (京都市・京都霊山護国神社) (平成16年4月2日) |
碑文
茲ニ大東亜戰争ニ参加シタル第23野戰防疫部ノ隊員ニューギニア野上軍医少佐以下138名パラオ河原軍医中尉以下26名ノ戰歿者及ビ内地帰還後死亡サレタ高渕軍医少尉以下26名ノ英霊ヲ合祀シ永遠ニソノ功績ヲ称エマス
元部隊長陸軍々医大佐 従五位勲三等 西村盛暢
昭和45年6月
第23野戦防疫給水部生存者一同建之
防疫給水部
防疫給水部は師団に属するものと軍直轄のものとがある。
防疫給水部というのは、文字通り防疫と給水を任務とする野戦部隊で、日華事変の頃から、水の悪い大陸に派遣されていた。
石井四郎中将が考案した石井式濾水器(秘密兵器)で、汚い水を浄化し、大量の飲料水を各部隊に配給するのだから、水の悪い大陸などでは、神様のようにありがたがられたという。
ペストやコレラ、チフスといった危険な病気などなく、水質良好な水がどこででも多量に手に入る日本内地では、全く必要のない部隊なので、内地の師団にはこのような部隊はない。
防疫給水部は軍医が部隊長で、防疫部門は多くの軍医将校以下、衛生部員であるが、給水部門は水を運ぶのが任務であるから、兵科の将校以下がこれにあたった。
参考文献:関亮著「軍医サンよもやま物語」
(平成17年7月23日追記)
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