夜遊び・その1

男というのは困った生き物で、夜になると外に出たがります。(ん?俺だけかぁ?)
ここから先は女性には何の参考にもなりません。
あしからず・・・

夕食後、いつものように”自由行動”
今晩は3人の団員を連れてドンコイ通りを散策です。
ドンコイ通りは繁華街ですが危険も一杯です。特に男だけで歩いているとね。

ガム売りの少年
ブラブラ歩いていると、「ガムを買ってくれ!」と一人の少年がついてきた。
「いらない、いらない」と言うと、「ド〜シテェ〜」と日本語でしつこく付きまとう。
何でこのガキは日本語がうまいんだぁ?
「何歳?」
「8歳」
そのうち・・・
「オンナ?オンナ、キレイ、キレイ、コッチ、コッチ」と案内しようとする。
何で8歳の子供なんかに女性を紹介されなきゃならんのだ!
やっとのことで、しつこい”ポン引き君”を振り払ったのでありました。

カフェって何?
更にブラブラ歩いていると、”Cafe〜”といいう看板の出ている店が結構あります。
コーヒーでも飲むのかな?喫茶店?
違います。
店の前に来ると、いきなりドアが開いて・・・・ドドッと女性たちが飛び出してきました。
「オニイサン、オニイサン、ドウゾ、ドウゾ!」
なんだこりゃ?
手を捕まれて店の中に連れ込まれてしまいます。
こりゃ、イカン。まずは交渉だ。
私:「何のお店?お酒飲む店?」
女:「ビール?OK!OK!」
私:「ビール、ハウマッチ?」
女:「2ダラー(240円)」
私:「ハウアバウト、ガールズ?ドリンク、ハウマッチ?」(恐るべし、滅茶苦茶な英語。笑)
女:「4ダラー(480円)」

ちなみに・・・
私の宿泊しているホテルの部屋の冷蔵庫内の飲み物。
これの料金は缶ビール1本、10,000ドン(80円)です。
オレンジジュースなどソフトドリンクは8,000ドン(64円)です。

まぁ〜いいかなぁ〜どうしようかなぁ〜
4人の意見をまとめる暇もなく、すでに2人が店内に連れ込まれている!(笑)

店内は薄暗く、なぜかビリヤード台がある。
椅子に座ると勝手に女の子が膝の上に・・・・
ん?選ぶ権利・・・・ないの?
日本語なんて通じません。英語だけ。
ベタベタと迫ってきます。ついつい鼻の下がデレ〜ン(笑)
体中をまさぐってきます。
こりゃ、おかしい・・・・
店に入って30分も経っていないが・・・・
「帰りましょうか」と私。

「ヘイ!チェック!」
数百万ドンの請求。
額が大きすぎてわからない!(笑)
「ハウアバウト、ダラー?」
90ドル(10,800円)とのこと。
90ドル?
そんなアホな。
私は計算は弱いが感は良いほうです。(笑)

一人の団員は早々とお金をテーブルに出している。
「その金をひっこめろ!」と私。

我々4人は、それぞれ缶ビール1本だから・・・・8ドルです。
女性たち4人は、それぞれ2杯ずつカクテルを飲んだんだから・・・・32ドル。
合計で40ドル(4,800円)!
2倍以上も請求しやがった!
ぼったくりじゃぁ!
女:「OK、OK、40ダラー、OK!」

店を出ようとすると、チップをくれとせがまれた。
サービスしたんだからチップをくれと言う。
冗談じゃない。
最初の請求が正直だったのなら考えないでもないが・・・

しつこくせがむ手を振り切って店を出たのでありました。

日本人の感覚ならばぼったくられても”格安”な金額なんでしょうがね。
一人2,700円なんだから。
「まぁ、仕方がないか。」ということで払っちゃうんでしょうけど・・・
安易に払っちゃうから日本人は”カモ”になっちゃうんだよね。
一人1,200円で充分です。


      


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