8.ブリスベンに行く

(ボコナ小学校・ブリスベン)


平成22年(2010年)11月22日 【7日目】

今日は、ついにガダルカナル島とお別れする日である。
長いようで、あっという間であった。

朝食

飛行機は午後の便である。
ということで、午前中の予定は現地の学校「ボコナ小学校」を訪問・・・・

ボコナ小学校

この屋内運動場は、今回のこの遺族会がその昔、資金援助をして建設されたものだという。
小学生の割には体がかなり大きいなと思い、彼らに話しかけてみたら8年生だというから日本でいう中学生らしい。
ということは・・・・日本でいえば、小・中一貫教育ということになるのかな?
「8年生は小学生じゃないのか?」と言ったら、彼らがムキになって否定していたから(大笑)・・・・やっぱり“中学生”なのだろう。

こちらは、明らかに小学生だな・・・・(笑)
突然の訪問客に大騒ぎである。(大笑)

然の訪問であったが、先生方に出てきていただき、“お土産”のプレゼントの贈呈式。
その後、急遽、子どもたちによる歓迎の合唱・・・・
いきなり歌を歌えと先生に言われて子供たちも驚いたことだろう。(大笑)

次に向かったのは、初日にも訪れた「川口支隊の慰霊碑」
ここに最後にお参りしてお別れを告げる。

ホテルに戻って帰国の準備等、自由行動。

14:45分発のソロモン航空700便に乗るため空港へ。
12時半ごろ空港に到着。

搭乗手続きまで時間がある。
さすがに少し腹が減って来た。
空港内の隅っこの方に軽食を売っているらしい店が見えたが、みんなから離れて買いに行くわけにもいくまい。
チェックイン後、搭乗口あたりにも何か食べるものは売っているだろうと思い、我慢して読書をして時間を潰す。
と・・・いきなり後ろから肩を叩かれた!
振り向いたら、“ジョンさん”ではないか!
2人の“ジョンさん”(戦史研究家のジョンさんと元空軍情報部のジョンさん)が見送りに来てくれたのである。
心臓がとまるほど驚いた!
いやぁ〜わざわざのお見送り、感謝、感謝である。

まもなくしてチエックイン・・・・
搭乗口に到着したら、小さなお土産屋さんはあったが、食べ物は何も売っていなかった。
飲み物だけはあったので、コーラを買って飲むことで空腹を紛らわす。
やっぱり、さっき、無理しても何か買うべきだったなと後悔する。(涙)

機内食はサンドイッチ

ガダルカナル島のホニアラ空港からオーストラリアのブリスベンまで、約3時間半のフライト・・・

午後5時過ぎ、ブリスベン空港に到着。
日本との時差はプラス1時間である。
空港から市内のホテルに向かう頃にには外は真っ暗となり、ブリスベンがどんなところなのか全く分からなかった。(笑)

ホテルに到着。
チェックインの手続き・・・
現地ガイドが「どなたかクレジットカードを提出して下さい!どなたか!早く!」と騒いでいるが、誰も応じない・・・
信じられないのだが・・・・誰もが“聞こえないふり”なのである。
実質的な団体の責任者は誰なのか・・・・こういう時に困ってしまう。
会長も団長も高齢者。
便宜上の役職名ということなのだろう・・・いざというときの責任者は誰なのかわからない。
「リーダーシップ」を発揮する人が誰もいないのである。
指揮官不在の団体である。(汗)
「ガイドがクレジットカードって騒いでいますよ」と言ったのだが誰もが反応しない。
ガイドは、まだ大声で騒いでいるが、誰もが知らんぷりである。(唖然)
これじゃいつまでたってもチェックインが出来ないではないか・・・
仕方がないので、私が自分のクレジットカードを提出してデポジットの手続きをしたが・・・・
団体旅行なのにデポジットが必要なのか?
個人旅行なら、私は何度も経験しているので、デポジットはわかるが・・・
このツアー・・・日本の大手(アルファベット3文字)の旅行社の団体旅行なんだけど・・・
この遺族会の部外者の私が、個人的に、参加者全員のいざというときの“補償”を負わなくてはならないのか?
多少の疑問が残るが・・・・(これが後にモメることとなった)
誰かがやらねば先に進まないのだから仕方がない。(大汗)

とにかくチェックインして、ホテル内のレストランで夕食。

夕食

レストランは個室で食事というわけではなく、また貸し切りではない。
他にもオーストラリア人の客がいたのだが・・・
我が日本人団体は・・・・うるさい・・・(大汗)
とにかく声が大きい。
さすがに、他の客から睨まれたりしたが・・・・どうしようもない。
なんでもかんでも「よかばい!」の福岡県人である。
周囲の事なんか目には入らぬらしい。
無神経である。
普通の声で普通に話してくれればいいのだが・・・・(涙)

食事中、参加者から、今回のこの旅だけでサヨナラじゃなくて、日本に戻ってから一度みんなで集まりませんかという話が出た。
来年早々にでも、福岡県の温泉で集まって「写真交換会」でもやろうということになる。
大いに結構なことである。
私もできれば参加したいと思う。

夕食後、解散・・・・
会長に「酒でも飲みに行きましょう」と誘われ、2人で夜の街に出かけるが・・・
ホテルの周囲は閑散としている。
ようやく見つけた店も若者の溜まり場らしく音楽がうるさくて、とても会話ができる状態じゃない。
結局、ホテルの周囲をうろついただけで、ホテル内のバーラウンジで酒を飲むことにする。
水割りとおつまみを頼むが・・・・
どうもオーストラリア人の英語って聞き取りづらいんだよね。
本当は、私の語学力の無さによるものだろうけど・・・(大笑)
どうもこの若いバーテンは「さっきレストランで食事をしていた方々ですね」と言っているようである。
はい、はい、うるさくて迷惑をおかけしました・・・・だから憶えてるんでしょ?(大汗)

ガダルカナル到着直後から数日間は、私は飲酒をしなかった。
それは、マラリア予防の薬を飲むためで、飲む間隔は1週間に1錠・・・・
ガダルカナル到着当日に1錠飲んで、成田に到着後1錠飲む計算である。
薬の処方箋には飲酒は避けるように、また、グレープフルーツジュースは飲まないようにと書かれていたので順守したのだが・・・
他の参加者の中には薬を飲みながら平気でお酒を飲む人たちがいたのには驚いた。
「あなたはお酒が飲めないのですか?」などと言われたが、そうではない。
薬を飲むために我慢していただけである。
薬を飲んでから数日たっているから、もう飲んでも大丈夫だろうということで、昨日から飲酒を解禁した。

会長さんに御馳走になり感謝、感謝・・・・いい気分で部屋に戻って寝る。


   


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