北条時宗　ほうじょう・ときむね

建長３年５月１５日（１２５１年６月５日）〜弘安７年４月４日（１２８４年４月２０日）

父親は北条時頼。母は北条重時の娘。
相模太郎と称する。
弘長３年（１２６３年）父時頼が死去し、翌年執権の北条長時が死去したため、とりあえず一門の北条政村が執権となり、時宗はは連署となる。
文永５年（１２６８年）元から国書が届き、その対応を迫られるなか、執権北条政村が引退、第８代執権に就任する。
文永９年（１２７２年）名越なごえ教時ら北条一門の反時宗派を討ち取る。
文永・弘安の２回にわたり元軍の襲撃を受け、防戦の指揮にあたり、その後も警備体制の強化をはかった。
弘安５年（１２８２年）鎌倉に円覚寺を建立し、中国からの渡来僧、無学祖元むがくそげんを住寺に招いた。
弘安７年（１２８４年）３４歳で没す。

仏日庵・北条時宗公御廟所 （神奈川県鎌倉市・円覚寺） （平成１８年９月２３日）

御廟所

遺骨を埋葬し、石碑を建てその上に御木像を祀る御堂を建てたものが御廟所で、これが正式のお墓で国に特に業績のあった人にのみ許されたもので、時宗公は学問の神様とまで崇められた方で降摩矢と共にお守りが古くから多くの方に愛されております。
廟内中央には北條時宗公、向かって左へ北條貞時公、北條��時公の御木像が祀ってあり、向かって右側には鎌倉観音霊場３３番札所の十一面観世音菩薩像と北條家歴代のお位牌が祀られております。
正面上には皇后の宮御歌が掲げられております。
これは明治天皇の御后の昭憲皇太后のお作で時宗公の御活躍を称えて作られたものです。

（説明板より）

円覚寺えんがくじ・山門 （神奈川県鎌倉市山ノ内４０９） 拝観志納金：大人３００円 （平成１８年９月２３日）

円覚寺は、瑞鹿山ずいろくさん円覚興聖禅寺えんがくこうしょうぜんじと号し、臨済宗円覚寺派の大本山である。
弘安５年（１２８２）鎌倉幕府８代執権北條時宗公が開基となり、中国の名僧無学祖元（仏光禅師円満常照国師）を開山第一世にむかえて開堂した。
創建の趣旨は、国家を鎮護し仏法を紹隆すると共に、文永弘安の度重なる蒙古の襲来で戦没した敵味方の霊をなぐさめる為であった。

（拝観券の説明文より）

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