レナチン川で慰霊祭

(レナチン川)


平成17年11月20日

野口兵団の慰霊碑のある場所から更に東に向かいます。
途中でマイクロバスからジプニーに乗り換え、悪路を山の中へ入っていきました。
とにかく、よく揺れます。
「みなさん!頭に気をつけてください!」と言いながら、しっかり自分の頭を天井にぶつけていました。
(とにかく座っていても飛び上がるくらいの悪路なので、頭を天井にぶつけてしまうのです。)

レナチン川 悪路の山道を通り抜け、開けたところに到着!
ここが”レナチン川”

右の車が、我々が乗ってきたジプニー。
左の白い車が我々の荷物を載せて一緒に走ってきた車です。

当初、川の手前で慰霊祭をする予定で車を降りて歩き出しましたが、急遽気が変わって、この後もう一度車に戻り、車で川を渡って、川の向こう側で慰霊祭をすることにしました。

レナチン川は、かなり幅のある広い川ですが、季節は乾季。
川の殆どが干上がっており、水が流れているのはわずかな部分。
そこで地元の子供たちであろうか?水浴びをしていました。
その子供たちに一度川から上がってもらって・・・・
その間に、我がジプニーがバシャバシャと川の中を渡って干上がった河原へ。
(つまり、水量が少なくて浅いんですよ。)
渡った先の石ころだらけの河原で慰霊祭を行いました。

レナチン川での慰霊祭 レナチン川での慰霊祭風景

向こうに見えるのが、わずかに水の流れているレナチン川

ここでの遺骨収集は無理だろうなぁ〜
なにせ、足元の石を見てみると全て角が取れていてツルツルの楕円形。
つまり、かなり上流から流れ転がって来た石とお見受けしました。
ということは・・・この川は雨季にはかなりの急流となるという事でしょ?
戦病死者達の御遺体は流されちゃうでしょうね〜
何十キロも下流まで押し流されているかも・・・・
骨を拾ってあげられないというのは、なんとも悲しい。


 


 トップページに戻る   旅日記に戻る