2.本当に英語が話せないんだってば!

(マニラ〜スリガオ)


平成21年(2009年)10月24日 (第2日目)

朝、ステラさんに迎えに来ていただき、第3ターミナルに向かう。
国内線でも「小さな飛行機」は第3ターミナルの発着らしい・・・・
「小さい飛行機って何?」
「プロペラ機かなにかじゃないですか?」と言う。
彼女もよく知らないという・・・・
あらら・・・
基本的に旅行会社のガイドは空港内には入れないことになっているので、彼女は空港内がどうなっているのか知らないという。(笑)
「一人で頑張ってねぇ〜」とステラさんにからかわれ・・・・
トホホ・・・・である。(笑)
ちゃんと一人で乗れるか?
まるで小学生が「生まれて初めての一人旅」をするという感じである。(大笑)

第3ターミナルの中 第3ターミナルの中

空港内は思ったより綺麗であった。(笑)
この写真を撮るために、近くにいたガードマンに声をかけて許可を得る。
こういう時は必ず許可を得てから写真を撮ったほうがよい。
余計なトラブルを避けるために私は必ず許可をとることにしている。
と・・・彼が「お前の写真を撮ってやる」と言う。
私は、別に写真を撮ってもらいたくはないのだが・・・(笑)
折角なので撮ってもらったが・・・・問題はその後・・・
「日本人か?」と聞かれたので、そうだと答えたら、何やら照れくさそうにブツブツ言うのである。
それが聞き取れない!(笑)
何を言っているのだろうか?
何かをしてもらいたい様子なのだが・・・
じゃぁ、写真を撮ってくれということなのかと思って、写真を撮ってあげるといったら断られた。(大笑)
で・・・またもや、なにやら照れながら言うのである。
ん?チップが欲しいということなのだろうか?(笑)
こういう場合は・・・「私は日本人。英語?分からない。ごめんね!バイバイ!」
彼は唖然としていた・・・・(大笑)

さて・・・・飛行機に乗る前にタバコを吸わねば!(笑)
喫煙できる喫茶コーナーを見つけて中に入るが・・・・
誰でも考えることは同じである。
混雑していて座る場所がない。
ここでタバコを吸うには、何かを注文しないといけないことになっているのでコーヒーを注文したが、座る場所がない。
と・・・体重が100kgもあろうかという大男が自分のテーブルの椅子を指してくれたので相席させていただく。
相席でも何でもいい・・・タバコが吸えれば・・・(笑)
折角、相席となったのに、ここで黙って向かい合って座っているのもいかがなものだろうか?
私は自分から“外人”に話しかけるなんていうことはまずしない人間である。
英語が話せないんだから・・・(笑)
しかし、そうそう引っ込み思案でもよくないだろう・・・
ということで・・・英会話にチャレンジ!(笑)

フィリピン人は英語を話せる人が多いが、その発音は癖があって聞き取りづらい。
が・・・・このフィリピン人のオジサンの英語は綺麗な発音なのである。
この人はかなり学がある人ではなかろうか?
で・・・彼は今からイロイロというところへ行くという。
イロイロって、名前は聞いたことがあるが・・・・・
こういうときは、英語が話せるというより、それ以前の問題である。
その知識があるかどうかが大事。
日本語でも英語でも、その知識がなければ会話は成り立たない。
残念ながら私はイロイロという場所については何も知らない。
どういう場所なのか、教えてもらう。
「世界で一番きれいな海岸がある」と彼は言う。
世界で一番???
ちょっと、大げさな気がしないでもないが・・・・・(笑)
私は今からスリガオへ行くんだと話したら、スリガオにも奇麗な海岸があるという話は聞いたことがあると言われる。
で・・・・ここまでの雑談は順調だったのだが・・・・
ここから先、さらに突っ込んだ話になったらチンプンカンプン!
私の知らない英単語が続出!(大笑)
聞きとれてはいるが意味が分からない!
ボキャブラリーの欠如である!
まさか「あなたが何を言っているのかわからない」と言っては失礼だろう。(笑)
「ごめん!俺、英語がわからない!」と答える羽目に・・・・(笑)
すると、彼が「俺は日本語が全然わからないんだから、俺の日本語から比べたら、あなたの英語は十分通じているよ」と、褒めているのか何なのか、よくわからないことを言われた。(笑)

彼は先に店を出たので、あとは一人でコーヒー飲みながらタバコを吸って一休み・・・・
慣れない英会話で頭の中はオーバーヒート気味・・・・冷まさねば・・・(笑)
で・・・・店を出て搭乗前にトイレに行っておこうと思い、トイレに行ったら・・・・
さっきの彼にバッタリ会ってしまった。
さて・・・こういう場合、なんて言えばいいの?(笑)
日本語で、つい・・・「よっ!」と言ってしまった私は、やっぱり間抜けである・・・・・(大笑)

無事に搭乗口に辿り着き、読書をしながら出発を待つ。
まもなく搭乗開始となり、ゾロゾロとみんなが動き出したその時・・・・
いきなり、見知らぬ男性から声をかけられた。
「もしかして・・・ミスター・スズキではないですか?」と言う。
ん?もしや・・・ジュンさん?
ジュンさんは「スリガオノン・ヘリテージ・センター」のオーナーである。
古沢さんに「だれか日本人を寄こして欲しい」と要請したのがこの方である。
この「スリガオ海峡海戦記念式典」の発起者らしい。
ところで・・・「ヘリテージ」って何?(笑)
伝統とかっていう意味があるから・・・・日本流に言うと、郷土資料館か?(笑)

古沢さんの話では、ジュンさんは急用で今日はマニラに滞在して明日スリガオに戻ると聞いていた。
このため私がスリガオ空港に到着しても迎えには出られないという話だったが・・・
どうしてここにいるのかを尋ねたら、予定が変更になり、今日、帰ることができたという。
それよりも・・・
「話によると、あなたは英語が話せないということらしいが、ちゃんと英語が話せるじゃないか」と言われて真っ青・・・・(笑)
心の準備ができていないうちに、機関銃のように英語で話しかけられる。
「いや、あの・・・私は英語が話せないんですよ〜」
しかし・・・
「ちゃんとコミュニケーションが取れているんだから問題ない」の一言で片づけられる。(笑)

参ったなぁ〜
彼の話は半分くらいしか聞き取れないんですけど・・・・・
「チュクバ大学の○○教授を知ってる?」
「チュクバ・ユニバーシティ?」
「君は茨城県に住んでいるんだよね?」
「はい・・・」
「イバラキにはチュクバ大学ってあるでしょ?」
「はぁ・・・・あっ・・・・ツクバ(筑波)大学ね!」
「じゃ・・・○○教授って知ってるでしょ?」
「いや・・・知りません・・・・(笑)」
ここまでは、何とかなったが・・・・その先は、チンプンカンプンである。(大笑)

本当にこんな調子で、これから先、大丈夫かね?
「あのぁ〜本当に私は英語がダメなんですけど・・・・」
「いや、大丈夫・・・君は、ちゃんと英語を話しているよ」
「はぁ・・・・・」(汗)
「でも、私は英語が話せないんですけど・・・・」
「いや、私は君の言っていることは理解できてるよ」
そうでしょうけど・・・私の方があなたの話が理解できないのです・・・・トホホ・・・・(笑)

スリガオ行きの飛行機 スリガオ行きの飛行機

飛行機はやっぱりプロペラ機だった・・・・(笑)
スリガオには1日に1便しか飛んでいない・・・・
午前8時45分発。
スリガオには10時25分着予定である。
座席は、ジュンさんとは離れた席なので、機関銃のような英語を聞かされることなくしばし一人の時間を過ごせる。
で・・・慣れない英語を使ってオーバーヒート気味になっている頭を冷やすことにする。(笑)

この飛行機・・・・
機内食も飲み物も何も出ないのだが、なぜかスチュワーデスが乗っている。
しかも美人なのである!(笑)
フィリピン航空の国際線にもこんな美人は乗っていないぞ〜
こんな美人のスチューワーデスさんが乗っている飛行機なら・・・・何度でもスリガオに行ってもいいと思ったのでありました!(大笑)

スリガオへ向かう途中の景色


より大きな地図で スリガオ市役所 を表示

しかし、この飛行機・・・・わけがわからん・・・・
スリガオ空港に10時25分到着予定なのだが、機長のアナウンスによれば、ちょっと早く着いちゃうらしい。(笑)
遅れるって言うならわかるけど・・・・
早く着いちゃう?
しかも、到着予定時刻は10時だという。
25分も早く着いちゃうってどういうことよ?(笑)
台風の影響で追い風にでも乗っちゃったのか?

まもなく着陸! まもなく着陸!

  


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